●ムエマッド

アヌワット



ボーヴィ


ゴンピポップ


●フィームー


セーンチャイ



アタチャイ


ルートシラー



ヨードブアガム

ムエタイ選手のタイプ

このコラムでは、知っていると面白い、ムエタイ選手のタイプについて説明しましょう。ムエタイ選手はその戦い方のスタイルによって、専門の言葉で言われる事があります。

●ムエマッド ---パンチが得意な選手。
アヌワット、ポンサワン、ボーヴィ、ポンサネー、ゴンピポップなど。

●ムエフィームー--テクニシャン、アウトボクサーの事。
セーンチャイ、アタチャイ、ルーシラー、ノンオー、ヨードブアガムなど。

●ムエカウ  ---膝蹴りを得意とする選手。
ノッパラット、シンダム、ウティデート、ペッブーンチュー、ナムサックノーイ、セーンチャイノーイ、サゲッダーオ、ルンルアンレックなど。

●ムエテッ  ---蹴り(テッ)が得意な選手。
サムゴー、ブアカーオ、サームエー、ノンオー、ノンビー、ジョームトーンなど。

●ムエソーク --肘(ソーク)が得意な選手。
ペットナムエーク、サームエー、ナムサックノーイ、ワンロップ(ウィラサクレック)など

もちろん、パンチも肘も両方得意な選手や、蹴りが強いテクニシャンなどもいます。

面白いところでは 、海(タレー)で溺れているようにバタバタとしたヘタクソな選手は、「ムエタレー」と言われます。また、「ムエゴー」とは技術がなく、前に出る事しか能がない選手はこのように言われています。ムエタイは芸術性を重んじる格闘技なので、下手な選手には手厳しいようですね。

さて、ここが興味深いのですが、スタイルによって相性があるようで、違うタイプの選手が戦った時、次のような面白い三角関係がみうけられる事があります。

1--ムエマッド(パンチャー)はフィームー(テクニシャン)に苦戦する。
2--フィームー(テクニシャン)はムエカウ(膝の選手)に苦戦する。
3--ムエカウ(膝の選手)はムエマッド(パンチャー)に苦戦する。


「KOマシーン」アヌワットは、ノッパラット、シンダムをKOしていますが、アタチャイに翻弄され、ノンビーにはKOされています。ボーヴィはノッパラットをKO、ポンサネーはウティデートをKOしています

セーンチャイは自他ともに認めるNO.1フィームーですが、ノッパラットには負け越しているのです。アタチャイはセーンチャイノーイの組膝に屈しました。


また、ジムによって、どんな選手を作るかも違っていたりします。
伝統的にパンチが強い選手を作っていたジムでは、サムランサック、デン、などを輩出したムアンスリン ジムが有名でしたが、現在はなくなってしまいました。

最近では、ルークバンヤイ、ペッティンディー、ゲオサムリットなどが、パンチの強い選手を輩出しているようです。組み膝が強い選手を育てるジムとしては、ルークプラパート、ギャットガムトン ジム、96ピナンジムなどが有名です。


ところで、K−1MAXで活躍中のブアカーオは、蹴りと首相撲を得意とする選手なので、首相撲がなく、パンチのポイントが高いMAXルールで、どのように戦うかが注目されます。


フィームー vs ムエマッド
アタチャイ-アヌワット(スペシャル2番)
セーンチャイ-ゴンピポップ(スペシャル4番)
ノンオー-アヌワット (スペシャル24番)


ムエマッド vs ムエカウ
アヌワット-シンダム
ボーヴィ-ノッパラット(スペシャル27番)

ムエカウ vs フィームー
ノッパラット-セーンチャイ(スペシャル11番)
ウティデート vs セーンチャイ(スペシャル35,38番)
アタチャイ vs セーンチャイノーイ(スペシャル32番)




●ムエテッ

ブアカーオ


サムゴー


ノンビー


ノンオー

●ムエカウ

ノッパラット


シンダム

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