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ブアカーオ
ノンオー
パノムルンレック
セーンチャイ
ペンエーク
ジョムトーン
シンダム

スペシャルDVD 1~56
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スペシャルDVD 116~179

スペシャルDVD180〜196

179--ルンピニー創立記念2014 & ノンオー、サムエーが芸術的KO。

パコーンはすべての技術がトップクラス。さらに気持ちの強さ(チャイスー)はムエタイ最高峰。  
  スーパーバンタム級タイトルマッチはMVPパンパヤックをプラサンチャイが撃破!
ムエタイ最高峰のテクニシャン、もはやベテランのノンオーが見事なコンビネーションでKO。復活してきた。
こちらも最高峰のサムエー。ハイキック、ひざの連打で、96ピナンジムのトップ、バンピーノーイをKO。

■2014.12.9ルンピニー創立記念2014
ルンピニーライト級タイトルマッチ
パコーン vs パーンペット
パコーンが9月にサッゲダーオから奪ったルンピニーライト級王座を今後はパーンペットが狙う。序盤は様子見でプレッシャーをかけていたパコーンが3R一気に前に出る。パーンペットも膝で押し返そうと踏ん張るがパコーンのパワー、地力は相当な物の様だ。組みからの崩しも見事!一流との差を見せつけられたパーンペット、50-48の大差をつけたジャッジもいた。 (M,K)

■2014.12.9ルンピニースーパーフェザー級
ルンピニー スーパーフェザー級
ムアンタイ vs ペンエーク
ペンエークはパッタルーン県出身で14歳で現在のプーケットにあるシンパトンジムに移籍しルンピニー外人王者ダミアン・アラモス等と一緒に汗を流していた。過去にはルンピニー、オームノーイ、BBTVのスーパーフェザー級のベルトも獲得し‘11年度のタイスポーツマスコミ協会選出MVPにも選ばれたが、この頃がピークだったのか!?対するは至近距離からの肘を得意とする新鋭ムアンタイ。組みを得意とする者同士の対戦だが現状ではムアンタイの勢いが勝る。最後まで攻め続けるペンエークだがもっとスキを狙う様な奇襲攻撃が欲しい。正直な攻めばかりでは登り盛りの若手には分が悪い。そしてペンエークは膝のケガを理由に引退してしまったという。もったいない、、(M,K)

■2014.12.9ルンピニー創立記念2014
ルンピニーバンタム級タイトルマッチ
プラサンチャイ vs パンパヤック
9月の対戦で自分が持っていた王座を奪われたパンパヤックが同じ相手に再度タイトル奪取を狙う。自信の程が表情から伺えるパンパヤックがとてつもない速さの左ミドルと左テンカオでプラジャンチャイの前進を阻む。組みでも分が悪いプラジャンチャイは4R早くもパンチで勝負をかける。しかしパンパヤックが冷静に捌き逆に左ミドルを数十発と打ち込んでいく。49-47の完勝で再度王座に就いたクレバーなパンパヤック、これで線の細さを克服出来れば怖いものなしだ!!(M,K)

■2014.11.25 プロムエタイ協会ライト級タイトルマッチ
ノンオー vs ギャットペット
アランチャイ、ペットパノムルン、ウィシャウポー等を破り連勝中の新鋭ギャットペットが空位のプロムエタイ協会の王座をノーンオーと争う。しかし動きにキレを戻しつつあるノーンオーのミドルキックが抜群のタイミングで放たれる。そして3Rノーンオーがボディーパンチで効かせガードを固めるギャットペットの死角をついて右アッパー一撃!!ギャットペットの野望を打ち抜いた。こいつはまだまだやってくれるだろう!(M,K)

■2014.11.25 プロムエタイ協会フェザー級タイトルマッチ
サームエー vs バンピーノーイ
96ピナンジムの現在の看板選手バンプリーノーイはどうしてもメジャータイトルが欲しい所。ペッガーン、ソーンコム、ET等に連勝しサームエーとのプロムエタイ協会王座決定戦のチャンスを掴んだ。浮き沈みの激しいサームエーの首を刈る気満々だったが、、3Rから徐々に距離を詰めていく慎重な動きのバンプリーノーイ、しかしサームエーがパンチから放ったローでバランスを崩してしまった所を一気に攻め込まれる。顔面に膝を喰らったバンプリノーイはKO負けを喰らい失意の表情でリングを降りる。現実は非情だ。サームエーの一瞬のスキを見逃さない速攻攻撃、ノーンオーに続きベテランの意地を見せた。(M,K)

178--スーパーファイト2014 vol.10(121min.)
絶好調ペットモラコット、最高峰セーンチャイ、激闘王セクサンを連破 & ムエマラソン2014に翔センチャイジム参戦。ノンオーが復活の優勝。etc.

絶好調のペットモラコットが破壊力のある組膝で攻める。ムエタイからはなれていたセーンチャイは大苦戦。後半はセーンチャイのスタミナ切れが目立つ。
     
絶好調ペットモラコットはセーンチャイに続き、ファイター セクサンを攻略。注目の試合、 シンダム vsペッブンチュー

日本の翔 センチャイジムがノンオーと激突!

ノンオーの高い技術は健在。ムエマラソン優勝で今後も面白くしてくれそうだ。

■2014.10.9 ラジャダムナン スーパーフェザー級
セーンチャイ vs ペットモラコット
ペットモラコットが 遂に帝王セーンチャイに挑む。派手な動きで場内を沸かせるセーンチャイがペットモラコットの動きを見切りピンポイントで攻撃を返していく。まだ余裕の表情だ。そして3R一気に距離を詰めてくるペットモラコットをテクニックで捌いていたのだが、、試合は攻め続けた19歳のペットモラコットが体力、しつこさ、そして体格差でセーンチャイから勝利をもぎ取ると同時に一流の仲間入りを果たした。しかしまだまだ課題は多い。テクニックに磨きをかけ更なる上を目指して欲しい!(M,K)

■2014.11.25 ルンピニー スーパーフェザー級
ペットウトン vs クワンカーオ
派手な攻めで面白い天才型ペットウトーンと堅実な攻めでポイント重視待ちのスタイルで面白みに欠けるクワンカーオの対戦。序盤はペットウトーンの攻撃を受け返していたクワンカーオだが3Rスキを見て飛び膝を見舞い一気に攻めていく。4R更に組みで試合を自分のモノに印象付ける。ペットウトーンも最後まで膝で逆転をはかるので試合は盛り上がったが。ラジャのスーパーフェザー級王者となりペットモラコットにも勝ち越すなどエース的存在になり得る所だがもう一つ観客を魅了する何かが欲しい!(M,K)

■2014.11.25 ルンピニー フライ級
タナデート vs サタンムアンレック
サタンムアンレックは’11年に日本のWINDY SUPER FIGHTのリングで大田原 兄(ユウ・ウォー・ワンチャイ)と対戦し相手を肘で大流血させフルマークの完勝、賞金100万円を持ち帰ったイケイケファイター型の面白い選手だ。しかしこの試合はタナデットが前に出てきてがっちり組み膝を狙う。そこにサタンムアンレックは下がりながらも前蹴りでストンピングしてからのパンチ・ミドルキックを当てる。ムエカオ対策として非常に上手い作戦だ!!後半鼻血を出して苦しいサタンムアンレックだがここからの消耗戦で地力を見せつけ勝利。元気の良さがこの男の真骨頂だ!!やってくれる!(M,K)

■2014.11.25 ルンピニー スーパーフェザー級
ペットモラコット vs セクサン
序盤からセクサンに距離を詰めさせまいと徹底的に突き放す作戦のペットモラコット。セクサンは攻めをオーソドックスファイターの天敵である左ミドルに阻まれる為にいつもの思い切りの良さだ出せない。4Rセクサンのパンチとペットモラコットの膝の対決となるがセクサンのパンチは空を切るばかりだ。更に長身ペットモラコットのカウンターの左ミドルでセクサンの体がよじれる。冷静な試合運びで雪辱を果たしたペットモラコット、セーンチャイ戦で一皮むけたか!?貫禄が出てきた。(M,K)

■TOYOTAムエマラソン2014一回戦
ペッブンチュー vs シンダム
前進するペットブンチューにシンダムは下がりながら右ミドル、膝を突き上げるがお構いなしに組みに来るペットブンチュー。テクニックでは分が悪いが膝だけで決勝へ進んだペットブンチュー、相手は天敵ノーンオーだ!(M,K)

■TOYOTAムエマラソン2014一回戦
ノンオー vs 翔 センチャイジム(日本)
このメンツに唯一の外国人エントリーの日本の翔セーンチャイジム、このチャンスをモノにして欲しいが。軽やかなステップから飛び込んで来る様に放たれるタイミング抜群のノーンオーの右ミドルに翔は出鼻を挫かれる。攻め込みたい翔を終始右ミドル一本で封じたノーンオー、見た目には分りにくいがこれは非常に高度なテクニックだ。「右ミドルのマタドール!」(M,K)

■TOYOTAムエマラソン2014 決勝戦
ノンオー vs ペッブンチュー
決勝は過去パンチでKOするなど圧倒的に分が良いノーンオーがシンダム戦同様右ミドルをキャッチしに来るペットブンチューに左ミドルをカウンターで決めていく。更に組みからの崩し、流石の一言である!ノーンオーの華麗な動きに捕まえることが出来ない不器用なペットブンチュー。涼しい顔で完勝のノーンオーが優勝を果たした。(M,K)

177--スーパーファイト2014 vol.9(80min.)
ペットウトン、新世代スター スーパーレックをTKO &最高峰セーンチャイ、グローブ無し初参戦KO 他

スーパーレックがセオリーどおり、ロープに押し付けてのハイキックKO。カイムックカオは大の字。 ペットウトンはタフなシントンノーイを悶絶KO

最高にかみあう、ファイター タノンチャイ、フェームー センマニーの対戦。またしてもセンマニー敗北!

スーパーバンクのワイクーは変わっている。

ともに前試合KO勝利した絶好調の二人が激突。若手のスター スーパーレックが切られ、無念の大流血TKO負け!!再戦が楽しみだ。

ムエタイ最高峰のテクニシャン セーンチャイがなんとグローブ無しに参戦!セーンチャイはグローブなしでも強かった。どこから攻撃がくるか、予測不能なセーンチャイ。グローブ無しでは怖さも倍増される。

■2014.10.9 ラジャダムナン スーパーフェザー級
スーパーレック vs カイムックカオ

■2014.10.8 ラジャダムナン スーパーフェザー級
シントンノーイ vs ペットウトーン

■2014.10.8 ラジャダムナン フェザー級
センマニー vs タノンチャイ

■2014.10.8 ラジャダムナン スーパーフェザー級
スーパーバンク vs タクシンレック

■2014.10.28 ルンピニー スーパーフェザー級
スーパーレック vs ペットウトーン

■タイファイト 2014年9月大会 ムエカッチューア
セーンチャイ vs ディクソン(スコットランド)

176--スーパーファイト2014 vol.8(84min.)
WBCムエタイでブアカーオが肘で魅せた!他

超ファイター セクサンとミドル最高峰ゴーンサックの注目の決戦。
大型ムエカオ二人の対戦はしばらく続きそうだ。
パコーンからダウンを奪い勝利したノンオーには恐れ入る。やはり、その技術は、未だムエタイ最高峰だ。
若手スター スーパーレックは、落ち目のポンサネーには荷が重かった。秒殺ハイキックKO。
ブアカーオが膝、肘の見事なコンビネ−ションでKO!

■2014.9.20 ラジャダムナン スーパーフェザー級
セクサン vs ゴーンサック

■2014.9.10 ラジャダムナン ライト級
ノンオー vs チャムアックトーン

■2014.9.10 ラジャダムナン スーパーライト級
ペッブンチュー vs ヨードウィチャー

■2014.9.10 ラジャダムナン フェザー級
スーパーレック vs ポンサネー

■2014.8.14 ルンピニー ライト級タイトルマッチ
ノンオー vs パコーン

■WBCムエタイ
ブアカーオ vs アブドゥール トゥーレ

■2014.6.29 WINDY スーパーファイト 30kg級トーナメント
吉良大弥(魁 塾)vs 山田泰介(橋本道場)

175--スーパーファイト2014 vol.7(112min.)
大激闘ワンチャローン、倒し倒され大逆転KO!&4階級タイトルマッチ。
日本ムエタイ新世代、タイ遠征前トレーニングvol.3

この大逆転試合は必見。ワンチャローンはダウンを奪われるも、逆転KOで勝利。大激闘だ。
 
 
タイで戦うまだ10代の日本ムエタイ新世代の選手達。首相撲の特訓、技術指導は見るべきものがある。

■2014.9.5 ルンピニー スーパーフライ級
ワンチャローン vs チャイシリー

■2014.9.5 ルンピニー ライト級タイトルマッチ
パコーン vs サゲッダーオ

■2014.9.5 ルンピニー フェザー級タイトルマッチ
スーパーバンク vs タクシンレック

■2014.9.5 ルンピニー スーパーライト級タイトルマッチ
センサターン vs シンダム

■2014.9.5 ルンピニー バンタムト級タイトルマッチ
パンパヤック vs プラサンチャイ

■日本ムエタイ新世代、タイ遠征前合同合宿 in キングムエ(名古屋)vol.3
福田海斗、福田真斗、石井一成、伊藤勇真、首相撲トレーニング

174--スーパーファイト2014 vol.6(76min.)

今年二度目のKO負けを喫したサムエー。スーパーバンタム級では長年最強を誇ったが、ジムを変わった影響か、フェザー級にあげた影響か、信じられない光景だ。
新世代スターではセンマニーに比べ、地味な存在だったスーパーレックだが、ここにきて抜け出した。
セクサンは長身ムエカオ相手も問題にしない。

超ファイターとパランポンの注目の一戦。

 

■2014.8.14 ラジャダムナン フェザー級
タクシンレック vs サムエー

■2014.8.14 ラジャダムナン フェザー級
タノンチャイ vs スーパーレック

■2014.8.13 ラジャダムナン スーパーフェザー級
セクサン vs ペットモラコット

■2014.8.13 ルンピニー スーパーフェザー級
ソンコム vs コチャサーン

■2014.8.28 ラジャダムナン ライトフライ級
パランポン vs サタンムアンレック

■2014.6.29 WINDYスーパーファイト 45kg級トーナメント
阿部晴翔(DRAGONジム) vs 大附E稀(OISHI-GYM)

■2014.6.29 WINDYスーパーファイト 20kg級トーナメント
片岡雷斗(FLATUP) vs 渡邉郁哉(TORNADO)

173--スーパーファイト2014 vol.5(107min.)

MVPパンパヤックの見事なハイキック
 
テクニシャンはファイターを得意とするが。。
タノンチャイがセンマニーを血まみれで攻略
ポンサネー vs ポーゲーウは、はちゃめちゃな乱打戦。膝のポーゲーウがパンチでダウンを奪う展開。
 

■2014.8.8 ルンピニーバンタム級
スアキム vs パンパヤック

■2014.7.16 ルンピニーフェザー級
パンパヤック vs コチャサーン

■2014.7.16 ルンピニー ライト級
パコーン vs ノンオー

■2014.7.16 ルンピニー スーパーフェザー級
ペッタウィー vs スーパーバンク

■2014.6.25 ラジャダムナン フェザー級
センマニー vs タノンチャイ

■2014.7.8 ルンピニースーパーフェザー級
ポンサネー vs ポーゲーウ

■2014.6.29 WINDYスーパーファイト 35kg級トーナメント
奥脇竜哉(はまっこムエタイジム) vs 吉成名高(チューティンムエタイジム)

■2014.6.29 WINDYスーパーファイト 40kg級トーナメント
星野梨衣智(LEGENDジム)vs 安本晴翔(橋本道場)

172--スーパーファイト2014 vol.4
最高峰サムエー、衝撃のKO負け!& ブアカーオに最強の刺客 ケムを完全KOしたナビーと激突、他(106min.)

最高峰サムエーが衝撃のKO負け。時代はかわる。
あのケムを完全KOした、注目のナビー。ハイキックは脅威。
ブアカーオはムエタイの誇りを守るも、完全アウェーにも関わらずナビーの実力が光る。
フィームーとファイターの激闘。セクサンの飛び膝は、会場を盛り上げる。
ゴーンサックはSフェザー最強か。
クワンカーオの見事なハイキックが連続で炸裂。

■2014.6.11 ルンピニーフェザー級
サムエー ガイヤーンハーダオ vs ペッタウィー ソーキティチャイ

■2014.6.2 ラジャダムナン スーパーフェザー級
セクサン vs スーパーバンク

■2014.7.8 ルンピニー スーパーフェザー級
ペットモラコット vs ゴーンサック

■2014.7.8 ルンピニー スーパーフェザー級
カイムックカオ vs クワンカーオ

■2014.7.8 ルンピニー スーパーライト級
ペッブンチュー vs センサターン

■2014.5月 スリン県興行
ブアカーオ vs ビクトー ナビー(オーストラリア)

■2014 WINDY 25kg トーナメント 決勝戦
杉山 空(HEAT)vs 内田 耀介(龍拳曾)

■2014 WINDY 50kg トーナメント 決勝戦
佐高 仁(DRAGON湯沢) vs 茂木 俊介(WSR三ノ輪)


171--スーパーファイト2014 vol.3
MVP激突!ゴーンサック vs ペンエーク、日本新世代 タイ遠征前合同合宿vol.2 &ラジャダムナンマッチ、90年代のスーパースター「最高の名人」カルハート(94min.)


MVP対決は首相撲でゴーンサックが圧倒。

ペッブンチューが怪物に勝ち越し
スーパーレックの下からの強烈な肘でパランティップのアゴが外れる。
様々なムエタイ特有の技術を特訓。
見るだけで勉強になる映像です。必見。
日本脅威の16歳 福田海斗がラジャでが逆転KO。

タイファイトではヨーセンがグローブなしで暴れる。

 
90年代、3本の指にはいるスーパースター 「ヨードシアン」カルハート。童顔ながら、その試合は残忍そのもの。

■2014.6.6 ルンピニー スーパーフェザー級
ゴーンサック シッブンミー vs ペンエーク シッヌムノーイ
ともにヨードムエ(最優秀選手)を受賞した二人の試合。スーパーフェザー級最高峰の試合だ。しかしペンエークに関しては、MVP獲得後の最高峰セーンチャイ戦で、子供のように扱われ完敗。そのショックでその後はいいところがなく、練習もあまりやっていないと聞く。ゴーンサックはブリーラムの名門 シッブンミージムの選手らしく、真面目な正確で、ここ数年、トップで戦い続けている。得意の左ミドルと左ストレートで攻めるサウスポーのゴーンサックに対し、オーソドックスで長身のペンエークはときおり見せるハイキックがゴーンサックをとらえだし、ついにはこめかみにヒット。ゴーンサックがぐらつく。離れては分が悪いゴーンサックは後半の首相撲で練習不足のペンエークを圧倒する。首をおられ倒されるシーンなどは、一流のムエタイ選手ではみせてはいけないシーンだろう。

■2014.6.11 ラジャダムナン スーパーライト級タイトルマッチ
ペッブンチュー vs ヨードウィチャー
昨年16歳でMVPを獲得した怪物ヨードウィチャーが、絶好調になってきた重戦車ペッブンチューと「ルンピニー」でラジャダムナンタイトルマッチ。これは、デモの影響でラジャダムナンスタジアムがクローズされたせいだ。ヨードウィチャーは離れてパンチ、肘でペッブンチューを攻め、挑発するが、絶好調のペッブンチューは受けて立ち、同じように打ち返す。その後、首相撲ではペッブンチューがヨードウィチャーを押していく。初対戦ではヨードウィチャーの勢いがすごく、首相撲で敗れたペッブンチューだが、まったく逆の展開。これでヨードウィチャーに二連勝のペッブンチュー。ペッブンチューは天敵のフィームー ノンオーが下り坂のため、またタイトルをコレクションしそうだ。

■2014.6.11 ルンピニー フェザー級
スーパーレック vs パランティップ
ヨードウィチャー、センマニーとならぶムエタイ黄金世代のスター、それが、ギャットムー9の新星スーパーレックだ。同ジムのスター選手 シンダムそそっくりなスタイルだが、実力はシンダムを超えるのは時間の問題ではないだろうか。実力の高いパランティップが相手だが、2Rに下からの肘打ちでパランティップのアゴを外し、TKO。スーパーレックの今後の対戦相手はだれになるのか、楽しみだ。

■日本ムエタイ新世代、タイ遠征前合同合宿 in キングムエ(名古屋)vol.2
福田海斗、福田真斗、石井一成、ミット打ち
黄金世代のトップファイターが本場タイ遠征前の合同合宿。試合をひかえる福田海斗(16歳/キングムエ)、石井一成((16歳/エクシンディコンジム ジャパン)の試合前ミット打ちでは、すでに完成された技術に驚くが、さらに、指導する佐藤孝也氏の教え方が印象的だ。タイのムエタイジムはジムやトレーナーによって教える技術はさまざまだが、佐藤氏は数多くのジムのテクニックを研究し、そのすべてを選手に徹底的に教えている。タイの選手がポイントアウトに使う、うしろに下がりながらのミドル連打や首相撲の中での肘の狙い方など、日本の試合では使わない技術を入念にしおしえていく。このミット打ちをみるだけでもうろんな技術が学べ、必見だ。

■2014.5.5 ラジャダムナンスタジアム 117P
福田海斗(キングムエ/エクシンディコンジム) vs パーンペット シットクルーパック
その期待の福田海斗がラジャダムナンに登場。本戦開始前やメインあとのいわゆる「お客様」の扱いではなく、二試合の登場だ。すでにタイで何度も試合をおこなう福田海斗にはタイの賭け師もついていて、攻撃ごとにオーイオーイのかけ声が響く。これは凄い事だ。

■タイファイト2014 4月大会 ムエカッチュア
ヨーセングライ フェアテックス
ムエタイ重量級のトップファイターヨーセングライが再びグローブ無しに登場。

■ルックバック ムエタイ 1991 「ヨード シアン 最高の名人」カルハート
カルハート ソースパーワン vs チャイノーイ ムアンスリン
カルハートは90年代のムエタイ史上に残る 選手でルンピニーのフライ、Jr.バンタム、Jr.フェザー級王者にして“ヨード・シアン(最高の名人)”のあだ名が示す通りスーパーテクニシャン。頭の 良さと相手を一発で仕留める名人芸も最高峰だ。あの天才児アタチャイが戦い方を参考にしたと聞けばその凄さが分かるだろう。しかしそのカルハート、何度目 かのJr.フェザー級王座を若手のミーチョーク(チョークディーの叔父)から奪還した直後に対戦相手に薬物投与したというショッキングな疑いをかけられ王 座剥奪2年間の出場停止処分を受け、自ら経営のシットカルハージムも閉鎖された。しかし何故か5か月で謹慎(ギャングといざこざを起こしたという噂もあっ たり)が解け復帰戦をドークマイパー相手に楽々勝利する。正にムエタイ界の謎の部分であった。その当時ルンピニーフライ級王者だったカルハートを4R左ハ イキックでKO、カルハートが白目を剥いて失神するという悪夢を演出したチャーイノーイ(この試合はワンソンチャイVCDvol.18収録)だったが、そ の後直ぐにジャルンサップに王座を奪われてしまう。 カルハート屈辱のKO負けからの再戦であるー序盤から涼しい顔をして冷静にかつ冷血に肘を淡々と打ち 込んでいくカルハート。2Rもはや左目の見えないチャーイノーイをもてあそぶかの様に肘を打ち込み続け、ドクターストップ勝ちで雪辱を果たす。まるでお岩 さんの様な顔になってしまったチャーイノーイ。対照的にノーダメージ笑顔で写真撮影に応じるカルハート。童顔にしてその笑顔の裏に隠された残虐性がこの男 の本当の怖さだったのでは無いだろうか。(K.M)

170--スーパーファイト2014 vol.2
2014MVP パンパヤック、ワンチャローンをリベンジKO!
日本ムエタイ新世代 タイ遠征前合同合宿vol.1 &ルンピニーマッチ

天才児センマニーは、フィームーながら攻めまくるムエタイでは損なタイプ。センマニーには勝ち続けてほしいが、、

今年のパンパヤックは超ファイターのワンチャローンと再戦。

今回は肘で見事にリベンジKO。さすがヨードムエだ。

二年前まで最強をセンチャイと争ったサゲッダーオ。前回敗れたヨードパノムルンに意地の勝利。最終ラウンドでは珍しく、感情をあらわにする。
子供からムエタイをはじめた黄金世代が1いよいよデビューしてきた。そしてすでにルンピニー、ラジャダムナンで試合をおこなう。
イッキュウサンがダウンを奪われる。

サイヨークは肘で豪快に KO。相手は完全に脳がゆれてなんどもひっくり返る。

■2014.6.2 ルンピニースーパーバンタム級
セーンマニー vs タクシンレック

■2014.6.6 ルンピニー スーパーフライ級
ワンチャローン vs パンパヤック

■2014.6.6 ルンピニーライト級
ヨードパノムルン vs サゲッダーオ

■日本ムエタイ新世代、タイ遠征前合同合宿 in キングムエ(名古屋)
福田海斗、福田真斗、石井一成ほか
2014.4.16 ルンピニースタジアム 106P
福田真斗 vs ヨードワンヘン・ペットパンナライ

■タイファイト2014 4月大会 ムエカッチュア
イッキュウサン

■タイファイト2014 4月大会
サイヨーク

169--熱狂新ルンピニー 武闘派激突 パコーン vs セクサン二連戦
2014MVP パンパヤック & ルックバック ムエタイ 1991
「33秒の殺し屋」ワンジャンノーイ他(96min.)

ムエタイを代表する激闘メーカー二人の試合は、予想通りの大激闘になった。

一ヶ月後のルンピニーで当然のように再戦。
一戦目はセクサンに敗れたパコーン。凄まじい闘志で打ち合い、ついにセクサンがダウン!!パコーンの鼻も折れていた。
2014MVPのパンパヤックは超ファイターのワンチャローンに敗れるも、次戦のポンクリットには勝利。 帰ってきた最高峰サゲッダーオ。しかし。。
日本選手にも絶大な人気を誇ったKOパンチャーのワンジャンノーイ。トップファスターをKOで沈めたドラマチックな選手だ。

■2014.4.1 ソンクラー県興行
パコーン vs セクサン

■2014.5.2 ルンピニー スーパーフェザー級
パコーン vs セクサン

■2014.4.8 ルンピニースーパーフライ級
ワンチャローン vs パンパヤック

■2014.5.2 ルンピニーバンタム級
パンパヤック vs ポンクリット

■2014.5.2 ルンピニーライト級
サゲッダーオ vs ヨードパノムルン

■ルックバックムエタイ 1991
ワンジャンノーイ vs ペッダム

168--天才児センマニーに最高峰サムエーの壁。ダウン奪われ完敗。
タイファイト2014 グローブ無しの殴り合いで、ヨーセングライが大暴れ&
スッサコーン vs ヴァヒド ロシャニ、他(116min.)

最高峰サムエーと初対戦に挑んだ天才児センマニーだったが、予想に反してサムエーの圧勝。ダウンをとられたセンマニーが驚いた表情を見せる。

ベテラン シンダムが若手に完勝

若きスター スーパーレックとテクニシャンスーパーバンクの注目の一戦。
ムエタイ重量級のトップスター ヨーセングライはグローブ無しでも強かった。相手選手が気の毒。ボロ雑巾にされる。

ムエロークで初来日のボーヴィとわたりあった、アマムエタイ世界王者のヴァヒドだが、スッサコーンに翻弄される。まみれになりながらも挑発する。

 

■2014.3.31 ソンクラー県興行
センマニー ソーティアンポー vs サムエー ガイヤーンハーダオ

■2014.3.31 ソンクラー県興行
スーパーバンク vs スーパーレック ギャットムー9

■タイファイト2014 2月大会 ムエカッチュア
イッキュウサン

■タイファイト2014 2月大会 ムエカッチュア
ヨーセングライ フェアテックス

■タイファイト2014 2月大会 ムエカッチュア
スッサコーン vs ヴァヒド ロシャニ(イラン 大成塾)

■タイファイト2014 2月大会 ムエカッチュア
ファーモンコン

167--ニュールンピニーグランドオープン興行 vol.2
最高峰激突!パコーン、シンダムからダウンを奪い大逆転勝利!怪物ヨードウィチャー、ついに敗れる。ルックバックムエタイ 史上最強の外国人ラモンデッカー他(94min.)

最高峰が初顔合わせ、シンダム vs パコーン。パコーンの気持ちの強さが改めて証明された。
ムエタイ界のNO.1とNO.2のテクニシャンの戦いだが、やはりノンオーはセンチャイに勝てない。 怪物ヨードウィチャーをとめたのは調子をもどしてきたペッブンチュー
  新鋭のテクニシャン ペットパノムルンがムエカオのトップファイター シントンノーイを翻弄する。
タイNO.1プロモーターソンチャイ氏のプライドをズタズタにしたラモン デッカー。ワンソンチャイVCDの中で、本人が告白している。

■2014.2.28 ニュールンピニーグランドオープン記念興行
シンダム ギャットムー9 vs パコーン PKセンチャイ

■2014.2.28 ニュールンピニーグランドオープン記念興行
センチャイ PKセンチャイ vs ノンオー ガイヤーンハーダオ

■2014.2.28 ニュールンピニーグランドオープン記念興行
ヨードウィチャー ポーブンジット vs ペッブンチュー

■2014.2.28 ニュールンピニーグランドオープン記念興行
ペットパノムルン ギャットムー9 vs シントンノーイ

■2014.2.28 ニュールンピニーグランドオープン記念興行
ペットモラコット vs クワンカーオ

■ルックバック ムエタイ 1991
ラモン デッカー vs コーバーン

166--ニュールンピニースタジアム グランドオープン興行
フェザー級最強トーナメント/サムエー、スーパーバンク、スーパーレック、センマニー、他(98min.)

新ルンピニーがグランドオープン。フェザー級最強トーナメントがおこなわれた。派手な演出は、旧ルンピニーでは考えられない。。
サムエーはフェザー級ではSバンタムほどの強さをみせれない。センマニーと双璧の新世代スター スーパーレックもその評価を落とさない敗退だった。
天才児、昨年MVPのセーンマニーがトーナメントを制する。
最高峰ゴーンサックは膝から肘の見事なコンビネーションでKO勝利。格の違いを見せる。 新旧ムエカオが激闘。

■2014.2.28 ニュールンピニーグランドオープン記念興行
フェザー級最強トーナメント一回戦
スーパーバンク サックチャイチョーク vs サムエー ガイヤーンハーダオ

■2014.2.28 ニュールンピニーグランドオープン記念興行
フェザー級最強トーナメント一回戦
スーパーレック ギャットムー9 vs センマニー ソーティアンポー

■2014.2.28 ニュールンピニーグランドオープン記念興行
フェザー級最強トーナメント決勝戦
スーパーバンク vs センマニー

■ルンピニーライト級
ゴーンサック シッブンミー vs デッパノム

■ルンピニースーパーフェザー級
ペットモラコット vs シントンノーイ

165--MAX MUAYTHAI 仙台
ブアカーオ vs 佐藤嘉洋 他 (97min.)

     
     
     
     

■MAX MUAYTHAI 仙台
ブアカーオ vs 佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー)

■MAX MUAYTHAI 仙台
HIROYA(TRY HARD GYM) vs サパーンペット

■MAX MUAYTHAI 仙台
エークプラチャー vs 牧野智昭(フォルティス渋谷)

■MAX MUAYTHAI 仙台
ディラン・サルバドール vs 大和侑也(大和ジム)

■MAX MUAYTHAI 仙台
未奈(秀晃道場) vs プーラッホン

■ルンピニー スーパーバンタム級
トーン vs デッサクダー

164--2014ムエタイ最優秀選手 パンパヤック
90年代の巨星ナムカブアン、ワンジャンノーイ
マラソン2013 セーンチャイ&ノンオー(93min.)

ムエタイMVPは18際のサウスポーのフィームー パンパヤックが獲得。日本で活躍したコンパヤックの実弟だ。 大注目の試合。ペットパノムルンをノンオーが止めた!
90年代最強の巨星ナムカブアン。強すぎてムエタイのルールをかえた男だ。「龍のスネ」メーティーを壮絶に倒す。すさまじい肘に、メーティーの首がとんだ。
多くのファンをもつ、こちらも90年代のスター ワンジャンノーイ。観衆を酔わしたKOパンチャーだ。

ホーストの師匠 ヒポリットの見事なKO試合。伝説だ。

TOYOTAムエマラソンで、セーンチャイ、ノンオーのムエタイを代表する天才テクニシャンが、外人相手にシンラパ(芸術)を見せる

■ルンピニーバンタム級
パンパヤック vs チャンクリスト

■ルンピニーライト級
ノンオー ガイヤーンハーダオ vs ペットパノムルンン ギャットムー9

■ルックバックムエタイ 1994 ルンピニーの巨星1
ナムカブアン ノンギーパフェット vs メーティー・ジェーティーピタック
1994年3月22日ルンピニースタジアム
顔も男前な両者は1ヶ月前の2月21日ラジャで対戦。その時はナムカブアンが体格に物をいわせメーティーを押し込んで判定勝ち。再戦となったこのカードだったが。。2R開始間も無くナムカブアンがメーティーをロープ際に押し込んで右ヒジを豪快に振りかざし見事メーティーの頭部を強打。会場にどよめきが起こる!腰が砕け意識もうろうのメーティーは必死にロープに掴み、もちこたえようとするがナムカブアンの鬼の様な追撃にダウン。そしてラストはナムカブアンが飛び膝を決めTKO勝ち。タイナーばかりが
取り上げられるナムカブアンだが戦慄のヒジ打ちから必殺の膝蹴りと恐ろしい強さを
見せる。この後もはやルンピSには敵無しとなったナムカブアンは前回の対戦で完敗を 屈したラジャダムナンJr.ライト級王者のローバートと再戦し、見事ルンピニーvsラジャダムナンのエース対決を制したパワーファイターに変身したナムカブアンは必見だ!(K.M)

■ルックバック ムエタイ ルンピニーの巨星2
ワンジャンノーイ 紹介VTR
90年代ムエタイを好きな人なら誰もが好きだったに違いない名選手がこのワンジャンノーイだ!ムエタイ界には珍しくスマートで華麗なパンチテクニックを持ちKOの山を築き上げ続けた。「33秒の殺し屋」「シーバス(ウィスキー)ボーイ(試合後好んで
飲んでいた事から)」などと呼ばれ、現役時代はその端正な顔付きからプレイボーイとしても知られていた。1967年生まれのワンジャンノーイは93年のMVPにも選ばれ、ルンピSJr.フェザーのベルトは実に5回腰に巻いている。このハイライトシーンを見てもいかにそうそうたる相手に勝利してきたか分かるだろう。ゴントラニー、ジャルンサップ、チャッチャイ、サマート、パノムトゥワンレック、ランスワン、圧巻はチャーリー、ナムカブアン、レームボーをKOしている試合、更に「リモコンパンチ野郎」ことスーパーレックのパンチにヒジを合わせ追い込んでいくシーンだ。相手の攻撃に下がるスーパーレックは見た事が無い。今までのムエタイの歴史の中でもこの選手ほどパンチが上手かった人は居ないのではないだろうか。(K.M)

■ルックバック ムエタイ ルンピニーを震撼させた外国人
イワン・ヒポリットvsポームペット・ナラートリーグン
1995年11月18日ルンピニー160p
WMTC(現WMC)初代世界ミドル級王座決定戦
アーネスト ホーストの師匠であり現ボスジム会長のヒポリットのルンピニーでの伝説の試合。今までは契約の関係でラジャダムナンのリングに上がっていた為、日本には馴染みが薄い(94年と95年にK−1、K−3で日本に来日)。しかし実力(キックボクサーとしての)は非常に高く、ヴィチャーン、ジョムホード、シティサック、プラセリート、モンコンデート、ポータイ、フェーンター、チャンプア等ラジャダムナンの重量級王者等を次々にKOしている!対する「ブラック・スーパーマン」ことポームペットは1年前までライト級だったのだが、、この腹の出た姿に現地では「ジョージ・フォアマンJr.」などと評された。しかし当時敵無しだったオロノー・ポー・ムアンウボンに地方興行で涼しい顔して完勝する程のテクニシャンであった。2R左アッパーで早くもダウンを奪うヒポリット。そのパンチの威力は脅威だ!更にパンチと膝のコンビで攻めて行くがポームペットも意地で前に出てくる。3R逆に前に出てくるポームペットにヒポリットは年齢もあって(当時31歳)スタミナ切れを起こし掛けたが、ヒポリットが勝負を決めに行く。右ヒジから放った必殺のパンチコンビネーションでポームペットはロープまで吹っ飛んだ!そのまま起き上がれずヒポリットが初代王者に就いた。当時、日本ではデッカーばかりが取り出たされ過小評価されていたヒポリットだったがミドル級でKOを至上目的としたキックボクシングをやらせたら最強だったのではないだろうか。遠い距離からのアッパー、返しのフック、ストレートという見事なパンチテクニックを是非見て頂きたい。(K.M)

■TOYOTAムエマラソン2013
ノンオー ガイヤーンハーダオ

■ムエマラソン2013
セーンチャイ PKセンチャイムエタイジム

 

163--スーパーファイト 2014 vol.1
久々に怪物登場、ダブルタイトルマッチ、右ミドルvs左ミドル最高峰対決&ムエマラソン2013 サムエーが外国人と初対戦(90min.)

ルンピニーとプロムエタイ協会、両方のライト級タイトルをかけた試合。パコーンはパンチで勝負にでるが。

ブリーラムの二大ジム。シッブンミーとギャットムー9のエース対決!!

この試合は右ミドルと左ミドルの頂点どおしの対決だ。 相手をさがすのに一苦労の怪物ヨードウィチャー。チャムアックトーンも退ける。
クワンカーオは二回連続でポンサネーをKO。 今回は完全に倒した。 サムエーが外国人と対戦したTOYOTAムエマラソン
ひとまわり以上大きい外国人を相手にサムエーの左ミドルが炸裂する。 ケムはこのような企画には常連の選手となっている。

■ルンピニー&プロムエタイ協会 ライト級タイトルマッチ
ペッブンチュー vs パコーン PKセンチャイジム

■ルンピニーライト級
ペットパノムルン ギャットムー9 vs ゴーンサック シッブンミー

■ルンピニーライト級
ヨードウィチャー ポーブンジット vs チャムアックトーン


■ルンピニースーパーフェザー級
ポンサネー vs クワンカーオ

■ムエマラソン2013
サムエー ガイヤーンハーダオ

■ムエマラソン2013
ケム シッソービノーン

162--ルンピニー創立記念2013 vol.2伝統のルンピニー最後のビックマッチ!
&ルンピニーフェザー級王者 スーパーバンクミット打ち(77min.)

最高峰サムエーがタイトルマッチでスーパーバンクに敗れた。最後のルンピニー創立記念でのハイライトはこの試合か。
注目の若手ペットパノムルンはヨードトゥアントーンを相手にせず。
チャムアックトーンがノンオーに二連勝。
 
ワンチャイもMVPジム ギャトムー9だ。
ディーゼルレックの攻撃が炸裂。
ペットアスウィンに逆転KO
注目のフェザー級王者 フィームー スーパーバンクのミット打ち

■ルンピニー創立記念興行2013
ルンピニー フェザー級タイトルマッチ
スーパーバンク サックチャイチョーク vs サムエー・ガイヤーンハーダオ
創立記念興行で最も注目された初対戦のマッチメーク。サムエーはスーパーバンタム級では圧倒的な強さだが、フェザー級になると、とたんに苦戦する。この試合、スーパーバンクのデフェンスの能力が勝敗をわけた。サムエーの強烈な左ミドルを徹底的のキャッチし、こかしにいくスーパーバンク。サムエーもディフェンスはよいが、自分より大きな階級になると相手のパワーをさばききれないようだ。(Y.T)

■ルンピニー創立記念興行2013 ルンピニー スーパーフェザー級
ペットパノムルン ギャットムー9 vs ヨードトゥアントーン
ムエタイ新世代四天王のひとり、フィームー ペットパノムルンにとって、ヨードトゥアントーンは相手じゃないようだ。組みにしか勝機を見いだせないヨードトゥワントーンは、必死に組みにいくが、ペットパノムルンは見事に組ませない。すばらしいディフェンスだ。最後は必死にパンチで攻めるよードトゥワントーンをあざ笑うかのように足払いをみせる。ペットパノムルンの次戦はいよいよノンオーだ。(Y.T)

■ルンピニー創立記念興行2013
ルンピニー スーパーライト級タイトルマッチ
ノンオー ガイヤーンハーダオ vs チャムアックトーン

ノンオーが 若手ムエカオのチャムアックトーンとの二連戦め。最近のノンオーが圧倒的強さが感じられなくなた最大の要因は練習不足による首相撲の弱さだろう。かつてのノンオーは組んでも超人的なバランスのよさで、ムエタイNO.1の首相撲の強さを誇っていた。それも、テクニシャンとしての首相撲技術でだ(パワーではない)。ジムをうつってからのノンオーは首相撲もしなくなったため、組まれると体力負けしてしまい、技術でかわせなくなっている。大型ムエカオのチャムアックトーンに二連敗したのは、当然といえる。(Y.T)

■ルンピニー創立記念興行2013
ルンピニーライトフライ級

ワンチャイ ランボーイサン vs デートカート
デートカートは下がりながら相手の攻撃をさばき、隙をついてひじ、ミドルをうっていく。この技術は是非、みにつけたいものだ。そしてこのような選手に勝つには、首相撲だという事をワンチャイが証明している。首相撲は、努力(練習量)で身に付く技術なので、誰にでも勝つチャンスはあるという事だ。(Y.T)

■ルンピニーライト級
ディーゼルレック ウッドゥームアン vs ペットアスウィン
パワーファイターのディーゼルレックとフィームーペットアスウィンの試合。ペットアスウィンはテクニックでディーゼルレックの重い攻撃をかわすが、後半、つかまってしまう。ディーゼルレックのよさがよくでた試合でおもしろい。ディーゼルレックが技術はそれほどでもないが、一発一発を思い切り打ち込む、最近では珍しいタイプだ。最後のKOシーンは豪快の一言。

■サックチャイチョークジム トレーニング
ルンピニーフェザー級王者 スーパーバンク ミット打ち

161--ルンピニー創立記念2013 伝統のルンピニー最後のビックマッチ!
&ルックバックムエタイ [狂人」チャーンデート vs 「密林のサイ」ヌアトラニー(73min.)

この10年、ムエタイのトップである続けたセーンチャイがメインに登場。相撲なら大横綱といったところだ。連戦の疲れからキレのないセーンチャイだった。

大関クラスのゴーンサックとパコーンの対戦。トップファイターどうしの見応えある試合だ。

好試合になると思われたが、スーパーレックの強さが目立つ展開に。早々に見事な肘でダウンを奪う。
ペットモラコットはウィセウポーとの接戦を制する。

90年代のトップファイター、「狂人」チャーンデートと「密林のサイ」ヌアトラニーの凄まじい激闘。ヌアトラニーは魔裟斗のトレーナーとしても有名だ。

■ルンピニー創立記念興行2013
ルンピニー ライト級タイトルマッチ
ペッブンチュー・FAグループ vs セーンチャイ・PKセンチャイジム
ルンピニー最後の創立記念興行だがこのカードは何度もおこなわれており、新鮮味はない。とくに今回はセーンチャイが年間14試合もこなしていたため、コンディションもわるく、当然のようにペッブンチューがペースをつかむ。(Y.T)

■ルンピニー創立記念興行2013
タイ国プロムエタイ協会 ライト級タイトルマッチ
ゴーンサック・シッブンミー vs パコーン・ PKセンチャイジム

ここのところ、いまいち勝ちに恵まれないサウスポーのトップ ゴーンサック。パコーンは逆に勢いがある。その差がそのまま試合にもでてしまった。

■ルンピニー創立記念興行2013
タイ国プロムエタイ協会 フェザー級タイトルマッチ
スーパーレック・ギャットムー9 vs タノンチャイ・トーセンティアンノーイ

ムエタイ新世代の四天王のひとりスーパーレックと、こちらも若手のファイター タノンチャイの非常に注目された試合。しかし、予想に反し、試合は一方的な展開に。序盤、すばらしいタイミングで放った肘で、スーパーレックがダウンを奪う、意外な展開。さらに、パワーでもタノンチャイを圧倒してしまう。スーパーレックおそるべし。

■ルンピニー創立記念興行2013
ルンピニー スーパーフェザー級タイトルマッチ

ペットモラコットウォーサンプラパイ vs ウィセウポー
長身ムエカオ ペットモラコットは懐が深く、自分より小さい相手には、絶対的な自信があるようだ。ウィセウポーは中に入って組みで勝負したいが、やはり、こちらでも、やられてしまう。

■ルックバック ムエタイ1996
チャーンデートソーパンタレー vs ヌアトラニーウォータウィギャット
「’96年7月6日(土)ルンピS(140p)☆象ビール・リーグ戦☆」
チャーンデートは73年生168cm元ルンピニーライト級王者で通称“狂人;クレイジーファイター”(相手の攻撃を受ければ受ける程エキサイトして攻め返す事から)!
日本ではジョン・ウェインや内田ノボル(ヘビー級!!)などと対戦。山木ジムでの
トレーナーとして来日。片やマサトのトレーナーで有名なヌアトラニーは71年生172cmコーンゲーン県出身。当時エースだったナムカブアンのライバルとして活躍したが残念ながら未冠。しかしオーローノーとの試合ではルンピニー年間最高試合賞も受賞。あだ名は“レーッドン(密林のサイ)”。この試合チャーンデートの動きが良過ぎる!序盤からスウィッチしないハイスピードな左ミドルと膝蹴りでヌアトラニーのボディーをエグる。闇雲に前に出るヌアトラニーに更に次々とヒザを突き刺すチャーンデート
が余裕の判定勝ち。なんとこの試合でヌアトラニーは小腸断裂、内臓破裂で試合後入院、緊急手術を受ける事に。この試合の一ヵ月後に日本でシュートボクシング「S−cup」にて吉鷹 弘選手と対戦予定だったが当然キャンセル、変わりにチャーンデートに白羽の矢が立ったが当時パスポートを持っておらず、同ジム選手で既に海外試合の経験があったレームボーが来日(吉鷹選手の判定勝ち)。 (K.M)

160--スーパーファイト vol.10
決戦!天才センマニー vs スーパーバンク、セクサンがMVPペンエークを失神KO、激闘パコーン vs ジョムトーン他さよならルンピニースペシャル ルンピニー計量&試合前控え室(パコーン、シントンノーイ、スーパーバンク他)


セクサンがMVPのペンエークを失神KO。

ひさびさにムエタイのリングにあがったジョムトーン、さすがにパンチは凄い!パコーンをぐらつかせるが、パコーンのチャイスーはそれを上回る。
天才セーンマニーと注目のスーパーバンクのテクニシャン対決の行方は!?
試合当日の朝七時におこなわれるルンピニー計量。
試合のバンテージはトレーナーによって違うので参考になる。
試合前のお祈りはムエタイならでは。

■ラジャダムナンスーパーバンタム級
センマニー vs スーパーバンク
天才児セーンマニーは攻撃型テクニシャン。対するフェザー級王者スーパーバンクもテクニシャンだが、先に相手に攻撃させるタイプだ。お互いテクニシャンのため、フェイントをかけあい、互いのバランスが乱れるのをまつ。まともに攻撃してもあたらないので裏の裏を読み合う、紙一重の勝負。非常に勉強になる試合だ。(Y.T)

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
パコーン vs ジョムトーン
ここ最近はボクシングをやっている、ラジャのトップスターのジョムトーンだが、ひさびさのムエタイの試合がパコーンではやはり厳しかった。しかしボクシングをやっているせいか、序盤、パンチでパコーンをおいつめ、ぐらつかせる。パコーンがパンチのh打ち合いで下がったのは見た事がない。パンチでは分が悪いと判断したパコーンは首相撲に持ち込む。こうなると、ボクシング中心のトレーニングをしているジョムトーンは不利だ。あっというまに体力を奪われ、後退してしまう。(Y.T)

■ラジャダムナン フェザー級
タノンチャイ vs ラムナンムーン
ラムナンムーンはサウスポーのタノンチャイに対し、左にまわって右ストレートを打つという、サウスポー対策をする。これは実はなかなか真似できないものだ。さすが、テクニシャンのラムナンムーンである。手数を多くし上下に攻撃を散らして攻めるが、タノンチャイのパワーが、勝りだす。

■ルンピニースーパーフェザー級
セクサン vs ペンエーク
ペンエークはムエタイMVPにもなったが、セーンチャイにこてんぱんにされてから、いまいち復活できない。技術では当然ペンエークがうえだが、セクサンのタフさと荒々しいセクサンの攻めにつかまり、豪快にKOされてしまう。

■さよならルンピニースペシャル
2013.10.8 ペットスパーパン興行 ルンピニー計量&試合前控え室
(シントンノーイ、パコーン、スーパーバンク 他)
長い歴史に幕をとじたルンピニースタジアムの計量シーンと試合前控え室の様子。ルンピニーの計量は試合当日、朝7時からおこなわれる。選手は6時くらいにあつまり、体重がおちない選手は裏の広場をサウナスーツをきて走り調整する。計量が終わった選手はルンピニースタジアム近くの安宿で、試合まで仮眠をとる。試合前のバックヤードは、控え室など区切られておらず、対戦相手も入り乱れて準備をおこなう。会場にはいる前にお祈りをささげるシーンはムエタイならではだ。 (N.N)

159--WINDY スポーツキャンプ トレーニング vol.2
サタンムアンレック&キッズムエタイ戦士スーパーリング他(50min)

このジムのマススパーは、かなり激しい。
キッズがかなり気合いのはいったスパー。出血してしまう。
足払いの練習のため、首相撲はレガースありだ。これも珍しい。
補強運動もきっちりおこなわれる。
 
ベテランテクニシャンのトーンだが、スーパーレックの勢いについていけない。
 
暴れ馬セクサンの肘が炸裂!!!
■WINDY SPORTS CAMP トレーニング vol.2
ルンピニー王者 サタンムアンレック、クワンカーオ、キッズムエタイスパーリング、首相撲トレーニング
素足でマススパーをやるのは、かなり上級者向きの練習だ。日本ではあまり見ない練習だが、これが出来るようになると、むやみに力いっぱい蹴らないで蹴った時に自分が痛くならない所を蹴ったりカットされないように、フェイントを入れるなり考えて攻撃をするようになるのでやってみるのもいいかもしれない。現在注目のサタンムアンレックはすさまじい連続攻撃が魅力だが、そのスタイルはスパーでも確認できる。キッズもかなり熱の入ったスパーをみせ、出血するほど。まわりのギャラリーが声援を送るのはタイならでは。そして、きっちり補強運動、さらにはストレッチをおこなう。毎日同じ事をやっているのにみんな笑顔で楽しそうにやっているのは見習いたい。いい選手をおくりだしているジムは、やはり密度の濃い練習をしているのだ。(Y.T)

■ラジャダムナンスーパーバンタム級
スーパーレック ギャットムー9 vs トーン
スーパーレックはちょっと前まで軽い階級で戦っていたと思えない力強い攻撃を仕掛けていく。トーンはうまい選手だが、相手の攻撃をいなす事が出来ない。トーンは甘く見ていた訳ではないと思うが、まだまだ技でコントロール出来ると思っていたが若さと勢いに圧倒された感じだ。それにしてもスーパーレック。10代ながらあっというまにトップファイターにのしあがった。数年間ムエタイを背負う選手になりそうだ。(Y.T)

■ラジャダムナン ライト級
チャムアックトーン vs ヨードクンポン
ヨードクンポンは積極的に攻撃を仕掛けパンチも多彩なので、日本に来てもウケそうな選手だ。しかしタイではこのスタイルは会場での人気は出ると思うが、判定で勝つのは難しい。(Y.T)

■ルンピニーフェザー級
セクサン vs カイムックカオ
セクサンは勢いだけで攻撃をしているようだが、色々なジャブを打っている。連打やボディーに打っている。このような攻撃は即効性の効かす攻撃ではないが、重要な攻撃だ。二試合連続KOのセクサン。この暴れっぷりをはやく日本で見たいところだ。(Y.T)

 

158---さよなら ルンピニー スペシャル ムエタイの歴史がかわった日
巨星堕つ ! アタチャイ ポーサムランチャイ vs ナムカブアン ノンキーパフェット

5年間無敗。あまりに強すぎたナムカブアン。得意技のタイナーは禁止技とされ、天才児アタチャイとの一戦に挑む。

アタチャイの凄みが堪能できる。アタチャイファンにもたまらない一戦だ。
ナムカブアンがダウン。衝撃的なシーンだ。 アタチャイはなんとナムカブアンに噛み付いた。 得意技を禁止にされたナムカブアンがついに敗れた。
     
■さよなら ルンピニースペシャル ムエタイの歴史がかわった日
1998年8月7日 ルンピニースタジアム
アタチャイ ポーサムランチャイ vs ナムカブアン ノンキーパフェット

アタチャイは97年に連勝を続け、同年9月にはリティチャイに勝利しルンピSJr.フェザー級のベルトを奪取。その後もメーティーに負けた以外(再戦では勝利)は連勝、
MVPを受賞する。対するナムカブアンは強すぎたゆえに得意技タイナーを禁止された程の絶対王者として90年代ルンピニー、いやムエタイの顔であった!しかし97年はチャチュンサオ県インターナショナルスタジアム(現在閉鎖)でサックモンコンに1RKO負けを屈し、5年以上保持したルンピSJrライト級のベルトを剥奪されてしまう。その後王座決定戦ではゲーン・シンナコンクーイ(GS杯リーグ戦優勝)に勝利し王者に返り咲くものの8月のカーポンレック戦では完敗、、この試合久々の登場となったナムカブアンを考慮して129−132pのハンディマッチに(ナムカブアンがハンディを貰ったのはこれが初めて)。試合前は10−9でアタチャイ有利。試合はアタチャイの華麗なステップワーク・リズム感に前に出れないナムカブアンが戸惑いを見せる。そして4R試合は動く、、、強引に組みに行くナムカブアンを捌きまくる天才的な動きを見せる
アタチャイが左ストレートを当てる。その直後に出した左ミドルをキャッチしに来たナムカブアンにすかさず左ストレートをヒットさせダウンを奪う。会場大騒ぎ、衝撃的なシーンだ。あのタイナーを使わせたら完璧だったナムカブアンの姿はもうここには無い。その後、組んで来たナムカブアンの胸をアタチャイが噛む?という前代未聞のハプニングもあったが、ナムカブアンの完敗である。そして2ヵ月後の再戦でも雪辱は果たせず、、政権はナムカブアンからアタチャイへ移り、一つの歴史が幕を下ろした試合と言えよう。「500年に一人の天才児!」と謳われたアタチャイの伝説はここから始まった。必見!(K.M)

■ルンピニースタジアム フェザー級
サムエー vs クワンカーオ
たくさんの技をこなせるのもよいが、一つの抜きん出た技術を武器にするのもアリだ。それを証明してくれるのが、サムエーの左ミドル。サムエーはこれ一本で試合を組み立てる。相手はサムエーの左ミドルを恐れ、意識がそこに集中するため、そこを左肘や左テンカオでついてくる。相手があわてると、そこに、強烈な左ミドルがとぶ。ほとんどの選手はこのパターンを破れないのだ。 (T.K)

■ルンピニースタジアム ライト級
ノンオー vs チャムアックトーン
言わずと知れた、フィームーを代表するノンオー。売り出し中の大型ムエカオのチャムアックトーンは手足が長く、ムエタイには有利な体型だ。序盤はノンオーのテクニックがさえ、チャムアックトーンは翻弄されるが、いかんせんノンオーは最近練習をしていない。後半スタミナがついていかず、チャムアックトーンの首相撲をかわせず、失速。ノンオーの全盛からすれば寂しいかぎりだ。

■ルンピニースタジアム ミニフライ級
トゥカタトーン vs ニュールークラーク
この二人は日本でみたい選手たちだ。軽量級とは思えない大迫力の試合。最近の軽量級はイケイケのファイターも多く、そのまま体重があがってこれば面白くなりそうだ。  (T.K)

■ラジャダムナンスタジアム スーパーフェザー級
パコーン vs ノンオー
天才フィームーとよばれたノンオーだが、昨年来、身体が重い。明らかに練習不足だが、そのテクニックの貯金で戦い抜いている。しかし、相手が好調のパコーンとなると、さすがにきつい。パコーンも最高峰クラス。お互い小さなフェイントをおりまぜ、相手のミスを探しあう心理戦は見応えがある。このクラスになると一つのミスが命取りだ。一瞬バランスを崩すと、すかさず攻められ、流れも変わってしまう。(T.K)

157---スーパーファイト2013 vol.9
注目フィームー スーパーバンク スパーリング、
LOOK BACK MUAYTHAI 至宝トンチャイ、プージャをTKO !
(81min)

トップスター パコーンに、若きスター候補ペットパノムルンが挑む。

スーパーバンクとタノンチャイの注目の一戦。
スーパーバンクはテクニシャン、タノンチャイはファイタータイプだ。
スーパーバンクと同じ、サックチャイチョークジムのラムナンムーン。こちらのテクニシャンだ。
MVPジムサックチャイチョークとスージーバーミキヨジムが合同練習。タイヤをひくトレーニングが新鮮。お互いのジムのエース、スーパーバンクとウィセウポーがスパーリング。
鉄人トンチャイ トーシラチャイ全盛の試合。後のトップファイターの一人、プージャをパンチとローで戦闘不能にし、TKO。必見だ。

■ルンピニー スーパーフェザー級
パコーン vs ペットパノムルン
ワンソンチャイのトップ選手 パコーンは、テクニシャンではないが身体が頑丈で気持ちが強く、なんでもこなす、相手にするには嫌な選手。若手テクニシャンで、センマニーと並びサーマート二世といわれるペットパノムルン。ペットパノムルンのポテンシャルの高さからパコーンを超えるのではと思われたが、さすがパコーンという結果に。首相撲でペットパノムルンを凌駕したパコーンはさすがの一言。最も日本にきてほしい選手の一人だ。(T.K)

■ルンピニー スーパーフェザー級
シントンノーイ vs ウィセウポー
スーパータフネス おなじみムエカオのシントンノーイに若手のウィセウポーが挑む。ウィセウポーはパコーンににたタイプでなんでもこなすが、身体も強い。若くて売り出し中のウィセウポーが勝ったかにみえたが。。(T.K)

■ルンピニー バンタム級
ラムナンムーン vs タクシンレック
テクニシャン vs ムエカオ(膝の選手)の典型的なマッチメーク。ムエカオはテクニシャンを首相撲で捕まえ、スタミナを奪えるかが勝負のポイントだ。(T.K)

■ルンピニー フェザー級タイトルマッチ
スーパーバンク vs タノンチャイ

■MVPサックチャイチョークジム トレーニングvol.3
スパーリング /スーパーバンク vs ウィセウポー

■ルックバック ムエタイ 2002
トンチャイ トーシラチャイ vs プージャ ソースワンニー
2002年1月14日ラジャダムナン<116−118p>:トンチャイは72年生まれで当時30歳ながら’01年は絶好調、12月には前回負けたサイヤーンノーイに見事雪辱すると共にラジャダムナンJr.バンタム級タイトルも獲得。98年に続き’01年のタイ国スポーツ委員会選出のMVP受賞するなど大活躍。対する当時頭角を現し始めていたプージャーは前回ポンサネーに判定負け。この試合、トンチャイ得意のパンチ→ローのコンビネーションが冴えに冴える!それも左右を目まぐるしく使い分け、右アッパーも効果的だ!その多彩なコンビを喰らい続けプージャーは2R早くも足にきてしまう、、そして5Rもはや手が出ないプージャーを見かねレフリーが試合ストップ。パンチからのローを使わせたら右に出る者は居ない。そう思わせる程の完璧なスタイルだ!(K.M)


156---WINDYスポーツキャンプ トレーニング サタンムアンレック
大流血TKO! ポンサネー vs クワンカーオ 他(60min)

現在、いい練習をしているジムとして、名前のあがるWINDYジム。
子供がたくさん在籍し、その中から育ってきたのが、ルンピニータイトルを獲得したサタンムアンレックだ。
 
クワンカーオはワイクーのMVPを受賞した。
サタンムアンレックがペッティンディーのサムディーを圧倒
 
クワンカーオがポンサネーを血祭りにあげる。

■WINDY SPORTS CAMP トレーニング
ルンピニー王者 サタンムアンレック 他
現在、話題のジムのひとつがWINDY スポーツキャンプだ。元ソチラダジムの場所でトレーニングをおこなうが、このジムの特徴は子供が多い事。というかほとんどが子供だ。その中から育ってきたのが、現ルンピニー王者サタンムアンレック。このジムのシャドーは長い。さらにトリッキーな技をシャドーで長時間おこなう。とび膝やとび肘、回転肘をシャドーで何度もくりかえすのは、他のジムではみた事がない。これは必見だ。サタンムアンレックはシャドー、サンドバッグ、ミットとどれもキレのある動きで、フルパワーで練習している。ワイクー年間最優秀賞を受賞したクワンカーオも登場。

■ルンピニー ライトフライ級
サームディー vs サタンムアンレック
ルンピニー軽量級は動きが激しくて非常に面白い。ペッティンディーのサムディーと、動きがとにかく速くて攻め続けるサタンムアンレックの試合はすさまじい手数の打ち合いに。肘、膝が乱れ飛ぶ、必見の試合だ!(T.K)

■ルンピニー スーパーフェザー級
ポンサネー vs クワンカーオ
現在、注目されるジムの一つ、WINDYスポーツキャンプのトップファイター クワンカーオはワイクーの最優秀賞を獲得している。ポンサネーは数年前はKOを連発し、日本でも一気に人気がでた。とにかくパンチとローのマシンガンのようなコンビネーションで攻めまくる、ムエタイではめずらしいスタイル。しかしこの試合ではクワンカーオに切られまくれ、血だるまに。日本では即座にストップをかけられる出血量だ。しかし試合は続行。クワンカーオまで返り血にそまる。4Rにはさらに傷口は広がり、死ぬんじゃないかというレベル。さすがにストップがかかった。(T.K)

155---SUPER FIGHT2013 vol.8
ルックバックムエ ナムカブアン vs サムゴー、 他(87min)

どうしてもセーンチャイに勝てないゴーンサック
 
スーパーレックは意地で帝王サムエーを切り裂いた。今後が楽しみな十代だ。
天才ペットパノムルンは絶好調のペットモラコットを翻弄する。
組もうとするペットモラコットを投げまくるペットパノムルン。

見応え十分なフィームー対決、天才児セーンマニーとラムナンムーン。しかし、セーンマニーが二連勝だ。

90年代後半、一世を風靡した怪物ナムカブアンと戦慄の左ミドル バットマンサムゴー

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
セーンチャイ vs ゴーンサック
連続してセーンチャイと対戦する事になったゴーンサックだが、ヨードウィチャーとの試合が流れてのもので、相手がセーンチャイなのはさすがに酷だ。セーンチャイにとってみれば、ゴーンサックのような奇麗なスタイルは先にやる事がわかってしまうのだろう。ゴーンサックは相性的に今後も勝てるきがしない。(T.K)

■ラジャダムナン スーパーバンタム級
サームエー vs スーパーレック ギャットムー9
スーパーバンタム級では最強に位置するサムエーと、ムエタイ新世代四天王の一人、ギャットムー9のスーパーレックが再戦。スーパーレックはメキメキレベルアップしているので、サムエーとの今回の激突では、世代交代も期待された。左ミドルはゴーンサックとならびムエタイ最高峰のサムエー。たいするスーパーレックも先輩である、右ミドルのスペシャリスト シンダムと同様に、すばらしい右ミドルを放つ。4Rにはスーパーレックは得意な首相撲に持ち込もうとする。しかし、サムエーは展開を読んでいるようで、見事なさばきをみせ、サムエーがリード!5R、気の強いスーパーレックは一矢報いようと必死に攻撃をくりだし、ついにはサムエーを肘でカットする!このへんは、次世代のスターを予感させる。(T.K)

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
ペットパノムルン ギャットムー9 vs ペットモラコット
天才といわれる新世代四天王の一人 ペットパノムルンと、ペッティンディーの長身ムエカオ ペットモラコット。ペットモラコットは自分より小さい相手には、圧倒的な圧力で首相撲を制するが、同じ体格のしかもテクニシャンのペットパノムルンに、翻弄されてします。ペットパノムルンのポテンシャルに興奮を覚える試合だ!(T.K)

■ラジャダムナン スーパーバンタム級
セーンマニー vs ラムナンムーン サックチャイチョーク
天才児セーンマニーが同じく若手テクニシャンのラムナンムーンと再戦い。同じテクニシャンでもセーンマニーは前に出る選手。ラムナンムーンはセンマニーの攻撃に返していくが、セーンマニーのハイペースな攻撃に押されていく。

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
スーパーバンク サックチャイチョーク vs ペットウトーン
注目のフィームー スーパーバンクはすばらしいボディーバランスだ。そのため、連続して攻撃をだしても崩れず、すぐさま防御にもうつれる。ペットウトンは思うように攻めれず、前に出ると足払いでこかされてしまう。離れては分が悪いペットウトンはなんとか組みにいく。ペットウトンの組みが効果的のようで、流れがかわっていく。(T.K)

■ラジャダムナン フェザー級
タノンチャイ vs ペッタウィー
ファイターで注目のタノンチャイ¥がワンソンチャイではおなじみのペッタウィーと激突。ペッタウィーもやられたらやりかえすので、すさまじい打ち合いに!(T.K)

■ルックバック ムエタイ 1996
ナムカブアン vs サームゴー
1996年10月18日(金)ルンピニースタジアム
ナムカブアンは90年代後半最も有名なムエタイ王者で誰もが認めるスーパースター、兄はデッカーとの対戦でも有名なあのナンポン。黒鮫チャーリーからルン ピニーJr.ライト級のタイトルを奪い5年以上も死守、ルンピニーのエースとして君臨、そして顔も男前だ!ニックネームのジョームタイナー(タイナー王) が示す様にナムカブアンの得意技はタイナー(相手の蹴り足を掴んで反撃)。しかしこの技95年末より禁止(蹴り足を掴んでから2歩以上進めない)された。 これはナムカブアンが強すぎて禁止にされたのでは?などと噂をする者も居た程だ。この両者前年にもルンピニーのチャリティーマッチで対戦しナムカブアンが 判定勝ちを収めている。そして1年後のこの再戦、ナムカブアンはJr.ライト、サムゴーはJr.フェザーの王者同士の対決となった。試合はほとんど組まず に両者ミドルキックの駆け引きに出る。そこでもナムカブアンは上手さを見せ、更に5R組みでも優位に試合を運び、またもナムカブアンが勝利。ナムカブアン の待ちのプレッシャーでサムゴーがいつもの様に攻め込めない。思い切りの良さが全く消されてしまっている。 ナムカブアンがもう一つのあだ名ジョームユット・ピュア(純粋な戦術家)通り、頭の良さを見せた。(K.M)

 

154---ディーゼルノーイ二世ヨードウィチャー、サーマート二世センマニー
ルックバックムエ 史上最強ディーゼルノーイ ミット打ち、サムゴー vs メーティー、 他(62min)

ディーゼルノーイ二世といわれる17歳の怪物ヨードウィチャー。MVP獲得後も負け無しで、最高峰シンダムも返り討ちに。ヤバすぎる。

サーマート二世といわれる16歳の天才テクニシャン センマニーが見事にKO勝利.フィームーながら攻めまくるセンマニーは凄い!

爆撃機ポンサネーが凄まじい打ち合いからハイキックKO。久しぶりにポンサネーらしい面白い試合だ。

外国人ルンピニー王者ダミアンは試合ごとに上手くなっている!!

史上最強といわれるディーゼルノーイのミット打ち。トレーナーがかわいそうになる。
「龍のスネ」メーティーと「バットマン」サムゴーの激闘。

■ラジャダムナン ライト級
ヨードウィチャー ポーブンジット vs シンダム ギャットムー9
セーンマニーとともにMVPを獲得した17歳の怪物ヨードウィチャー。ディーゼルノーイ二世といわれるとおり、同じ道を歩んでいる。ムエタイのトップス リーといえば、セーンチャイ、シンダム、ノンオー。この試合は好調のシンダムにハンディを与えての、二戦目だ。一戦目で圧倒されたシンダムは長身のヨード ウィチャーに対し、ローキックで攻める作戦!これが当たったのか、3Rまでシンダムがリードし、会場も盛り上がる。シンダムサイドは大興奮だ。しかし!! ヨードウィチャーはそれまで体力を温存していたかのような反撃を始める。圧倒的な圧力であのシンダムを飲み込んでいくヨードウィチャー。おそろしい事に、 前よりもさらに強くなっている!あっという間にヨードウィチャーが逆転し、5Rにくぁもう勝負あり。シンダムがフラフラになる信じられない光景だ。ヨード ウィチャーがセーンチャイを再度敗るようだと、これで引退の危機だ。勝って引退してしまうと、稼げなくなるヨードウィチャー。次のセーンチャイ戦ははたし てどうなってしまうのか!?(TK)

■ルンピニーバンタム級
セーンマニー ソーティアンポー vs モンコンチャイ
今年のMVP、16歳の天才 セーンマニーは、テクニシャンでありながら、セーンチャイやルーシラーと違い、自分からプレッシャーをかけ攻めまくる。ここがセーンマニーが最高の人気を 誇り、新時代のスーパースターを予感させるところだ。この試合でも、モンコンチャイにうたれると、もっと打ってこいと相手を挑発する気の強さも見せる。そ して、最後は膝を突き刺し、鮮烈にKO。このあと同じく注目のテクニシャン ラムナンムーンとの対戦だが、さらに上の階級には、パノムルンレック、サムエー、ペットモラコットとスターが控えている。もはや相手がいなくなった、怪物 ヨードウィチャーとは違い、セーンマニーの今後はかなり楽しめそうだ。(TK)

■ルンピニー スーパーライト級
ダミアン vs ファーモンコン
外国人ルンピニー王者ダミアンは、トンチャイ シットンサックにはあっけなくKOされたものの、その後、タイ人選手相手に勝ち続け、シンスリヤーにはKO勝ちしたばかり。このファーモンコン戦も自信がみなぎっている。技術的にもどんどん上手くなっており、ますます楽しみになってきた。ダミアンのもつルンピニースーパーライト級タイトルに挑戦する日本人選手はいないものか。(T.K)

■ルンピニー フェザー級
ポンサネー vs サックスリヤー
数年前、KO勝ちを量産し、一世を風靡した爆撃機ポンサネー。最近はパッとせず、ルンピニーのトップ戦線からはとうにはなれているが、この試合はすごかった。ファイター ポンサネーの真骨頂である激しい打ち合いの末、劇的な逆転ハイキックKO!!とにかく面白い試合だ。(TK)

■ルックバックムエタイ
ムエタイ史上最強 「天を突く膝」ディーゼルノーイ ミット打ち
ディーゼルノーイ チョータナスカン。80年代183cmの長身から繰り出す「天を突く膝」で18歳でムエタイ最強に上り詰めたのが、ムエタイ史上最強と いわれるディーゼルノーイ。そのミット打ちですさまじい破壊力の膝をみてほしい。ヨードウィチャーは長身からの膝に加え、これまた破壊的な肘という武器も ある。ヨードウィチャーのミット打ち(スペシャルDVD136)と比べてみるのも面白い。あまりの強さに相手がいなくなり、引退せざるをえなかった状況 は、現在のヨードウィチャーにもつうじる。ヨードウィチャーはディーゼルノーイのような運命をたどるのか!? (TK)

■ルックバックムエタイ
メーティー vs サムゴー
1994年5月31日ルンピニースタジアム120P
’02年衝撃の小林戦で日本にもファンの多いサムゴーはブリラム県出身の75年生れ当時19歳、通称「アイ・カンカーウ(バットマン)」。対するメーティーは ラチャブリー県出身72年生まれの当時22歳で通称「ケーン・マンゴーン(竜のスネ)」。この時ルンピニーフェザー級王者(あのターギャットを4Rヒジで切り裂いてタイトル奪取)。この試合は両者持ち寄りの賞金マッチで10−9の掛け率?に乗じてメーティーが勝てば90万バーツ、サムゴーが勝てば100万バーツを物にする総額190万バーツマッチ。試合はワンジャンノーイ、カルハートを撃破して波に乗るサムゴーがメーティーのテクニックを体力で押し捲る。顔に似合わず血の気の多いメーティーはこれにキレぎみに対抗。しかしこの序盤の強気な攻めが災いして後半スタミナ切れを起こすメーティー、、、テクニックでは上を行くメーティーを無尽蔵のスタミナで押し切ったサムゴーが賞金をゲット。当時トップクラスだった両者の左ミドル合戦は興奮間違いなし。サムゴーファンも必見だ!(K.M)


153--スター軍団ペッティンディー トレーニング vol.2(59min)
クリンチワーク& 体幹トレーニング
サムエー、ノンオー、ガンワンレック、ペットモラコット、サムディー、ルンペット

 
 
 

■ペッティンディームエタイアカデミー トレーニング vol.2
ガンワンレック、ノンオー、サムエー、ペットモラコット、サムディー、ルンペット
スター軍団ペッティンディーアカデミーのトレーニング後半。ミット打ちに登場するのは、昨年、凶弾に倒れてから奇跡の復帰をはたした大ベテラン ガンワンレック。そして首相撲のメンツはそうそうたるもの。最近練習をあまりしないノンオーは若手に胸を貸す。ペットモラコットは試合好調なのが練習をみてもわかる。スーパーバンタム最強のサムエーは首相撲練習をいやがるも、ガンワンレックにリングにあがらされr、ルンペットに胸をかす。そして、最後は全員でムエタイジムでは非常にめずらしい、体幹トレーニング。気になるのは、やる気の無い、ノンオー。96ピナンジムから、このジムにきてから調子をおとし、最近、復調の兆しをみせているが・・

■ラジャダムナン フェザー級
ペットモラコット vs パランティップ
典型的なムエカオ ペッティンディージムのペットモラコットと、テクニシャン パランティップが激突。パランティップはあのアタチャイがいた、ノーシープン所属だ。ペットモラコットがはやばやとパランティップをつかまえ、4Rにはなにもできなくなったパランティップに対し、レフリーが試合をとめ、TKO。ペットモラコットのような手足の長い長身はムエタイでは非常に有利な体系。古くは史上最強ディーゼルノーイ、パノントワレック、最近では怪物ヨードウィチャーもこの体型だ。

■プロムエタイ協会ライトフライ級タイトルマッチ
ルンナライ ギャットムー9 vs サムディー
ブリーラム県のムエタイ虎の穴、ギャットムー9ジムの新人ルンナライ。ペッシラーからリングネームが変更された。ペッティンディーのサムディーが勝利をおさめるが、注目すべきはルンナライ。美しい右ミドルが印象的だが、たまに見せる、小刻みなフェイントで一瞬タイミングをずらすミドルは、同じジムの天才ペットパノムルンゆずりか。身につけたいテクニックだ。

152--SUPER FIGHT2013 vol.7
ルックバックムエ2001 アヌワットKOファイト(70min)

 
 
 
 

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
セーンチャイ vs ゴーンサック

■ラジャダムナン ミニフライ級
デートカートvs サタンムアンレック
デートカートは軽量級ばなれすた力強い攻撃を見せる。サタンムアンレックも気持ちの強い選手で下がらないため、得意の肘を出していき、すさまじい攻防に。だんだんデートカートのローがききはじめ、攻撃をだし続けるサタンムアンレックだが、デートカートのペースになっていく。(T.K)

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
パコーン vs ペンエーク
絶好調のパコーン。ジャブ、インローから攻撃をだしていく。ペンエークの攻撃も全部みえているようで、余裕の展開。4Rには勝負あった。(T.K)

■ムエタイレジェンド スーパーファイト
ポンシリ vs ランスワン
80年代後半のレジェンド ランスワンと「ランボー」ポンシリが、登場して賞金マッチ。両選手ともなかなかのグッドシェイプだ。ポンシリは昔の「肉をきらせて骨をたつ」ファイトスタイルからして、壊れているのでは、と思われたが、なかなかいい動き。しかもフィームーになっている。激しい打ち合いになりポンシリが何度かランスワンをぐらつかせる。後半はさすがに両者スタミナがきれて手数がへる。ポンシリ有利と思われたが、なかよくドロー。(T.K)

■ルックバックムエタイ 2001
アヌワット vs ワンピチャイ
2001年3月28日ラジャダムナン(118p)。
この試合の前にはヌンウボンをパンチでボコボコニしてTKO勝ちしたりと勢いに乗るアヌワット。対するワンピチャイはかつてのリングネームをシッティチャ イ・ペットバーンパンと言い、幼い頃から“ビチャンノーイ2世”と呼ばれ現地マスコミ・関係者から才能を買われていた逸材。95年には2年半王座を死守し ていた安定王者トンチャイ・トー・シラーチャイからルンピSフライ級のベルトを完勝で奪取、その凄さが分かってもらえるだろう。試合はワンピチャイがテクニック でアヌワットの前進をいなしていく展開だが、アヌワットの圧力が予想以上に強い。3Rオーソドックスのアヌワットに左ミドルを上手く当て始めこのまま完封 するのか?と思われた矢先、ワンピチャイの左ミドルに右ストレートを合わせるアヌワット。その一発で完全失神KOされたワンピチャイはタンカーで運ばれ た。賞金60万バーツを獲得したアヌワット、やはり恐ろしいまでの破壊力だ!!!(K.M)

■ルックバックムエタイ 2001
ボーヴィ vs ワンピチット
2001年8月8日ラジャダムナンスタジアム
“ランボー”ことボーヴィーの’01年の試合が登場。84年生まれで当時17歳、この試合の一ヶ月前トンチャイに敗れるまで連勝(3月にはチョムプートー ンを4RTKOで破りラジャSフライ級王者に就く)、ラジャで大人気だった!序盤からその強打をガンガン振り回すボーヴィーにワンピチットは必死に組みに 行く。しかしそのあまりの強打に体ごと持って行かれるワンピチットは2R早くも流血。ボーヴィは容赦無くパンチ・ヒジの雨あられを浴びせる。3R、あまり の流血に返り血を浴びたボーヴィも血まみれ。ワンピチットの出血が酷い。4R逆にヒザを多用。意識を下に向けた所にタイミング良いヒジをヒットさせワンピ チットの傷口を広げたボーヴィがTKO勝ち。この試合の翌月またしてもトンチャイに判定負けするがトンチャイvsボーヴィー戦は当時ラジャに巨大看板を掲 げる程、非常に話題を呼んだカードであった。ギャンブラーからも支持を得ていたボーヴィの熱血ファイト、必見だ!(K.M)

151--2013MVPジム サックチャイチョークトレーニング vol.2
注目のフィームー対決 セーンマニー vs ラムナンムーン 他(52min)

MVPジム サックチャイチョークの首相撲トレーニング
ふざけていたラムナンムーンが負傷。練習での怪我は成長をさまたげる要因だ。ふざけて練習する事がよくないいい例だ。
最後はグランドでダッシュを繰り返しおこなう。
タフなムエカオ シントンノーイとサックチャイチョーク トップのスーパーバンクの激闘。
天才フィームーセンマニーと、サックチャイチョークのこちらもフィームーのラムナンムーンが注目の激突。お互いテクニシャンで、見ていて楽しい試合だ。

■サックチャイチョークジム トレーニング vol.2

■ラジャダムナン スーパーフライ級
セーンマニー vs ラムナンムーン サックチャイチョーク
攻撃的テクニシャン、天才児セーンマニーは序盤からプレッシャーをかけていく。ラムナンムーンもテクニシャンのため、負けじとテクニックで応戦。打ち合いのい中に細かいフェイントをいれたりする所は、最高に楽しめるシーンだ。ラムナンムーンはローキックを多様しrていく。ラムナンムーンがセーンマニーのキックをカットして、そのまま前蹴りで突き放すテクニックは便利な技術だ。スペシャルDVD148でのトレーニング映像では、ミットの中で、この技術を反復練習している。是非身につけたいテクニックだ。(T.K)

■ラジャダムナン フェザー級
スーパーバンク サックチャイチョーク vs シントンノーイ
典型的なパワーファイター、タフなムエカオ シントンノーイとテクニシャン スーパーバンクが激突!シントンノーイの何となく距離をつめていく技術はさすがだ。スーパーバンクはテクニシャンだが、えぐい肘を多く出していく。シントンノーイは首相撲で勝機を見いだしたいが、この土俵でもスーパーバンクに翻弄されてしまう。(T.K)

150--ウッドゥームアン トレーニング vol.2
怪物ヨードウィチャー vs ワンチャルーム
外国人ルンピニー王者ダミアン、KOでタイトル防衛(59min)

スコールの中、黙々とトレーニングはおこなわれる。リングの周りをまわりながらの連続ミドルは相当疲れるだろう。

このジムのミット打は、次々とミット持ちがかわるため選手はかなりきつい。首相撲も長時間おこなわれる。
怪物ヨードウィチャーはおなじく若手大型ムエカオのウッドゥームアンのsワンチャルームに苦戦。
ダミアンはKOでタイトル防衛!日本人との試合が見たい!

■ウッドゥームアンジム トレーニング vol.2
リング上では若手選手らが全力でミットを打ち込む。その気合いの入った練習は見ていて非常に頼もしい。また、別の選手はベリープロテクターをつけたトレーナー相手に組みからのヒザを当てていく実戦的な練習を行っている。そしてリング周囲を回りながらの左右ミドル連打、更に連打、と体をいじめていく。ラストは首相撲へ、、苦しくても楽しみながら行うのが秘訣か!?と思わせる様にトレーナーを交えて楽しんで行っているのが印象深い。(K.M)

■ルンピニー ライト級
ヨードウィチャー vs ワンチャルーム ウッドゥームアン
共に大型でムエカウという共通項の多い二人だが最近は完全にヨードヴィチャーに話題を持って行かれた感のあるワンチャルームは93年生まれの20歳。イサーンのチャイヤプーム県出身で180cm(プロフィール上では)。14歳でペットシラージムに来たという。ここでヨードヴィチャーに勝って名を上げたい所だが、、やはり組みではヨードヴィチャーが上回る。片手を相手の首に絡める様に回し自分へと引き込みロックするしつこい組みを見せ、空きの手で時折ヒジを放っていく。スタイルが出来上がっている。もはやこの男の勢いは誰も止められないのか?(K.M)

■ルンピニースーパーライト級タイトルマッチ
ダミアン クワイトンジム vs シンスリヤー
ダミアンの持つルンピニースーパーライト級タイトルマッチだ。1Rから左ヒジ→右ハイキックをヒットさせるなど上手い。前回のトンチャイ戦のKO負けを払拭するかの様に自らヒジをバンバン放っていく。そして2R開始早々打ち合いからの左フック一発で試合を決める。タイトルマッチにしては相手の実力が。。しかし見事な一撃だ!(K.M)


149--スター軍団ペッティンディー トレーニング
サムエー、ノンオー、ペットモラコット、サムディーミット打ち
最強サムエーに新世代スタースーパーレックが挑む!他(52min)

スター選手をかき集めたペッティンディー。このジムは本来のトンブリー地区ではなく、ルンピニースタジアム内にあり、近代的だ。
ベテランのガンワンレック。昨年拳銃で撃たれたが、カムバック!鉄人だ。
スーパーバンタム級世界最強サムエーのミット打ち。その速さに度肝を抜かれる。驚速ミドル連射は必見!
サムエーのサンドバッグもサムエーらしさがでていて面白い!
崩しの技術はセーンチャイをしのぐ最高峰ノンオー
売り出し中のペットモラコットとサムディー。共に、ルンピニーとプロムエタイのタイトルをとっている。
最強サムエーに新世代スター、まだ十代のスーパーレックが挑んだ注目の一戦。ギャットムー9ジム所属だ。
ペットモラコットとサックチャイチョークのヨークウィタヤーが激突!!

■スター軍団 ペッティンディームエタイアカデミー トレーニング
スーパーバンタム級最強サムエー、ムエタイMVPノンオー、ルンピニー王者ペットモラコット&サムディー ミット打ち 他

ルンピニースタジアムにペッティンディーが作ったジムが、このペッティンディー ムエタイアカデミーだ。いわゆるムエタイジムのイメージとはかけはなれた、フィットネスジムのような奇麗なジムにスーパースターをかき集め、まさにスター軍団を作った。スーパーバンタム級世界最強といわれるサムエーのミット、サンドバッグは見物だ。ミット打ちでのミドル連射のスピードは驚愕。さすがの一言。サンドバッグではサムエーが得意とする左のコンビネーションを何度も反復練習する。ルンピニーフェザー級王者ペットモラコットは、絶好調。ミット打ちでもキレのある動きをみせる。そして、ノンオーといえば、崩しの技術ではセーンチャイをも上回るスーパースター。練習嫌いとはいえミット打ちでは、まずまずの動きを見せる。ノンオーが本調子にもどれば、怪物ヨードウィチャーとの対戦もあるだろう。また、売り出し中のサムディーのミットも収録。(N.N)

■ルンピニースーパーバンタム級
サムエー vs スーパーレック
やはり左ミドルで攻め立てるサームエーにスーパーレックはガッチリとガードを固める。逆にサームエーが攻撃する際に生じる一瞬のスキを狙いタイミング良く右ミドルをぶち込んでいき、距離が詰まれば縦ヒジで威嚇するスーパーレック。サームエーは攻め急いでしまい足ガードが間に合わない。そのスーパーレックの集中力は素晴らしい。しかし判定はサームエーだ!?常に前に出て攻め続けた姿勢が支持されたか?逆にやや逃げというか、待ち過ぎる時のあるスーパーレックはここが課題か?(K.M.)

■ルンピニーフェザー級
ペットモラコット vs ヨークウィタヤー
ルンピニーフェザー級王者のペットモラコット、その長身から繰り出されるヒザ、ミドルはインパクトがある。同DVD収録のトレーニング映像からは「本当にこいつがルンピニー王者?」と思ってしまうほど子供の様な愛くるしい笑顔でサームエーにちょっかいを出していたのだが。。試合となると強い。この試合、体格で劣るヨークヴィッタヤーが必死に攻め続けたが惜しくも判定はペットモラコットへ。自己のスタイルの確立と技の精度を上げれば面白い存在になりそうだ!
(K.M.)

148--2013最優秀ムエタイジム
サックチャイチョーク ジム トレーニングetc.
(72min)

最優秀ジムに選ばれた、サックチャイチョーク。ジムを改装中のため、近所のISUZUジムを間借りしてトレーニング。

スーパーバンタム級最強のサムエー戦前のヨークウィタヤー。一時間1Rのミット打ち。

 
サックチャイチョークNO.2はフィームー ラムナンムーン。センマニーとともに今年注目のフィームーだ。
サックチャイチョーク トップのフィームー スーパーバンクは昨年MVPのペンエークとルンピニータイトル戦。見事にタイトル奪取!!
■最優秀ムエタイジム サックチャイチョークジム トレーニング
ラムナンムーン、ヨークウィタヤー、シンスリヤー

ムエタイ最優秀ジムに選ばれたサックチャイチョークジム。ジムはスワンナプーム国際空港から10分くらいのところだが、改装中ため、近くのISUZUジムでトレーニング。サックチャイチョークジムといえば、スーパーバンクとラムナンムーンのテクニシャン二人が印象的。どんなミット打ちかと思いきや、ひたすら反復練習をおこなうミットで、特別な感じはしない。やはり、反復練習で身体に技術をしみ込ませるという基本的な練習は、タイのジムでも非常に重要とされているという事だ。しかしこのジムのミット打ちは長い!!ラウンドがなく、サムエーとの試合を控えるヨークウィタヤーは1時間のミット打ちを行う。この日ラムナンムーンがミット打ちでなんども反復練習していた技術は、天才セーンマニー戦で、何度も使われていて、反復練習がいかに大事かという事が、思い知らされる。(N.N)

■ルンピニーフェザー級タイトルマッチ
ペンエーク vs スーパーバンク サックチャイチョーク
右ミドルで攻めてくるペンエークに、上背で劣るスーパーバンクは不用意に距離を詰めない。3R前進してくるペンエークを足払いでコカし、上手さを見せるスーパーバンク。逆に何度も倒されるペンエークは印象が悪い。小技を駆使してペンエークのメンタル部分を操作するかの頭脳的戦いを見せるスーパーバンク。判定は2−1のスプリットデジションであったが、新王者誕生である!(K.M.)

■ルンピニーバンタム級
チャッチャイノーイ vs ラムナンムーン サックチャイチョーク
前回全く良い所無くセーンマニーに負けたチャッチャイノーイ、またしても
若手の餌食となってしまうのか?テクニックでは上を行くチャッチャイノーイだが若くてイキの良いラムナムムーンのパワフルな攻撃に後退せざるを得ない。更にKO出来るパンチにも反応出来ず。4R必死に反撃を試みて場内盛り上がるのだが。かつてのチャッチャイノーイの強さを知る者には悲しい現実だ。片や勝利のラムナムムーンの次戦はセーンマニーだ、どうなるか!?(K.M.)

147--スーパーファイト2013 vol.6 他(70min)
ルックバックムエタイ '89 ミドルキックの代名詞 ノックウィー vs 殺しのキス センティアンノーイ

サゲッダーオは元気の無いまま。パコーンにいいとこなく敗れる。 ペッブンチューも二年前の勢いはない。
  兄とならび、天才といわれるペットパノムルン。見事なハイキックでダウンを奪う。
バンタム級世界最強、ボクシングで亀田兄を苦しめたパノムルンレックがムエタイに復帰。  

ムエタイミドルキックの代名詞ノックウィーと殺しのキス センティアンノーイの戦い。

■ルンピニーライト級
サゲッダーオ vs パコーン
最近のパコーンはいい練習ができているのか調子がいい。かたや、最近調子が最悪の、ムエカオのトップファイター サゲッダーオ。 タイ人はスランプになっても試合をしながら調子を上げていけなくてはならない。この辺も強くなる方法なのだろうか。(T.K.)

■ルンピニースーパーフェザー級
ゴーンサック シッブンミー vs ペッブンチュー
組んでもヒザを当てるだけの工夫の無いペットブンチューにゴーンサックはハイスピードの左ミドル→左ストレートの高速コンビで試合の主導権を握る。ペットブンチューの右脇腹から背中にかけて真っ赤に晴れ上がる。3R不用意に左ミドルをキャッチしたペットブンチューはゴーンサックのパンチ連打を浴びてしまう、そのまま組みに付き合わないゴーンサックが左ミドルで圧勝。ペットブンチューは落ち目だ! (K.M.)

■タイ国プロムエタイ協会Sフェザー級タイトルマッチ
ペットパノムルン vs カイムックカオ
ルンピニーvsラジャダムナンのテクニシャン対決。両者のソリッドなミドルキックがハイレベルに交差する。3Rエンジンが掛かり始めるペットパノムルンに、カイムックカーオも負けじと前に出るが、、、一瞬の隙をつかれペットパノムルンの軌道の読み難らい左ハイが見度にヒット!ダウンを屈するカイムックカーオはゴングに救われる。もはや逆転KOしか勝ち目の無いカイムックカーオはパンチで攻めていくが。ペットパノムルンの見事な一撃、必見だ!(K.M.)

■ルンピニーバンタム級
パノムルンレック vs クワンペット
亀田との国際式タイトルマッチで日本でも有名になった。パノムルンレックはやはりムエタイが似合う。両者1Rから激しく攻め合い、そのヒジの打ち合いは実にスリリングだ!ベテランのパノムルンレックに臆する事無く豪快に攻めて行くクワンペット、その技一つ一つがパワフルで力強い!4Rにパノムルンレックの組みヒザにポイントを取られてしまったが、こいつ面白い存在だ!(K.M.)

■ルックバックムエタイ '98
ノックウィー デーヴィー vs センティアンノーイ
「最強のミドルキック」ノッグヴィーは日本にも何度か来日、全盛期をとうに過ぎた頃にはK−1でジェロム・レ・バンナと体重差40kgで対戦するという離れ技もやって見せた。弟にはサーントス、パイデェーンが居て、日本でも馴染みが深いチャンプア、
スアダーウ等はジムメイトだった。対する「殺しのキッス」ことセーンティアンノーイは日本ではMAにてラモン・デッカーと対戦(判定勝ち)。序盤からノックヴィーのミドルをすいすいとスウェーしまくるセーンティアンノーイが逆に左ミドルを叩き込む。もはや右ミドルしか撃てないノックヴィーにセーンティアンノーイは全ての技を駆使して攻め込み、完勝。そのテクニックが非常に素晴らしい!セーンティアンノーイが4Rの終わりにノックウィーに、そのニックネームの由来であるキスをしにいく。気持ち悪い。 (K.M.)

 

146--最強ジム ブリーラム県 ギャットムー9 トレーニング(28min)
最高峰シンダム、天才兄弟パノムルンレック&ペットパノムルン、新世代スタースーパーレック

ジムから車で20分 選手名の由来にもなっているパノムルン クメール遺跡 選手が出家して近所の人からの祝福の行列
パノムルンレックが付き添いだ。 現在最強ジムと言っていいだろう。まさにムエタイ虎の穴。 最高峰シンダムのミットはやはりすさまじい
最近トップ戦線にからんできたペットパノムルン。サムエーを敗った。 いよいよパノムルンレックがムエタイにかえってきた。ボクシングで亀田兄を苦しめたのが記憶に新しい。ムエタイスーパーフライ級では世界最強だっただろう。
新世代でセーンマニーと双璧のスーパーレック。セーンマニーには勝っている。 首相撲ではシンダムがペットパノムルンを投げる。しびれるシーンだ。

現在のルンピニーはトップスターをかき集めたペッティンディーと、イサン地方ブリーラム県のギャットムー9ジムが激突しているように思える。ギャットムー9は最高峰シンダムを筆頭に、ムエタイスーパーフライ級最強といわれた後、ボクシングでも世界的選手となったパノムルンレック(亀田興毅をおいつめた)、その弟でこちらも天才といわれるペットパノムルン。そしてシンダム二世といわれるスーパーレック(セーンマニーとの若手スター対決を制している)。さらにはルンナライと、近所の子供をそだてあげたにしては、スターばかりで、まさに最強のジムといってよいだろう。パノムルン クメール遺跡からほど近い、ド田舎のこのちっぽけなジムで、なぜこれほどスーパースターが輩出されるのか、これはひとえにこのジムの選手たちのとてつもない練習量と真面目さにあるのではないだろうか。(N.N)

145--KO続出!サムエー、ペットモラコット、スーパーレック。
ブリーラムダービー!ゴーンサックvsペットパノムルン
ルックバックムエ 「ランバー」ソムデート M16(41min
)


サムエーは強烈な左ローでペットウトンを粉砕
スーパーレックは肘でモンダムを失神KO
絶好調のルンピニーフェザー級王者ペットモラコットは、ポーゲーウを膝でサンドバッグにしてなぶり殺す。
同じブリーラム県の強豪ジム、シッブンミーのゴーンサックとギャットムー9のペットパノムルンが激突!ペットパノムルンは今、注目のファイターだ。
おばかさんのニックネームでしられる、日本でも大人気のランバー。この試合でも野性的なファイトが炸裂しKO。勝利の喜びを派手なパフォーマンスであらわす。

■ルンピニースーパーバンタム級
サムエー vs ペットウトン
サウスポーのサムエーに対し、ペットウトンもサウスポーに構える。サムエーはいつもような左ミドルではなく、ローキックを多用する作戦。それがすぐに効きだす。ペットウトーンはローをきかされてオーソドックスの構えにかえる。しかしサムエーはさらにローキックでたたみかける。ペットウトンはもはや立ていられない状態、。サムエーは前蹴りで吹き飛ばし、ペットウトンは立ち上がれなかった。最高峰サムエー相手に少しでも効いている所を見せると、サムエーはそこを見逃さず、せめまくる。さすがだ。(T.K)

■ルンピニースーパーフェザー級タイトルマッチ
ゴーンサック シッブンミー vs ペットパノムルン
あのサムエーを敗り、体重をあげてきた注目のペットパノムルンは自信にみちあふれている。ミドルも走りまくっている。対するゴーンサックも左の攻撃はサムエーと双璧。さらに、そのディフェンス技術も注目だ。足を高くあげてカットし、そのまま前蹴りでペットパノムルンの二次攻撃を防ぐ技術などは、日本選手も盗んでほしい。

■ルンピニーフェザー級タイトルマッチ
ペットモラコット vs ポーゲーウ
絶好調のフェザー級王者 長身ムエカオのペットモラコットに挑むのはサムエーと好勝負をくりひろげたポーゲーウ。中に入りたいポーゲーウだが、逆にジャブと前蹴りでコントロールされる。3R以降は、今度は捕まえてまさにサンドバック状態。肘、ひざの乱れうちでポーゲーウはリンチされているような状態。ペットモラコットが壮絶にKOした。ペットモラコット強い!!(T.K)

■ルンピニーバンタム級タイトルマッチ
モンダム vs スーパーレック
シンダム二世スーパーレックはセーンマニーをも敗っている新世代ムエカオの注目選手。つねにアゴをひいてガードがかたく、大先輩のシンダムを彷彿させるすばらしいディフェンス。日本選手も参考になるはずだ。攻撃も右ミドル中心だが技はすくないが、フェイントやタイミングをずらし、攻撃をあてていく。サムエーの左、シンダム、スーパーレックの右のように、いろいろな技を使った攻めでなくても、少ない武器を極めるというのも頂点に上り詰める方法だろう。最後はカウンターの肘で見事にモンダムをKO!。(T.K.)

■ルックバックムエタイ
「ランバー」ソムデート M16
ソムデート・シットオーvsサマンデート・ルークミンクワン
(’94年5月31日ルンピニー<109p>)
“ラーンバー(馬鹿)”の愛称で知られるソムデートとかつての名選手セェーンテェアンノーイと同じルークミンクワンジムのサマンデートの対戦。ガードを固めて前進するサマンデートに左縦ヒジ(タット・マーラー)からの右アッパー連打で早くもダウンを奪う。辛くもゴングに救われるが、2R余裕のソムデートはパンチ、ローの雨あられを浴びせ2度のダウンを奪いレフリーストップ勝ち!勝利後リング上で踊り・歌う元気でお馬鹿なソムデート。まさに94年のムエタイ界No.1注目ファイターだった!(K.M)

144--スーパーファイト2013 vol.4
連勝のMVPセーンマニー&首相撲トレーニング
2012MVPペンエーク、パコーンを敗り復活か!(60min)

MVP獲得後も負けないセーンマニー。
セーンマニーの首相撲トレーニング
 
2012年MVPペンエークが最高峰パコーンを敗り、復活か!?しかし判定は微妙だった。
十代のフィームースーパーバンクがシントンノーイを敗り、トップ戦線にあがってきた!!
新旧交代の名試合

■ラジャダムナンスーパーフライ級
セーンマニー ソーティアンポー vs チャッチャイノーイ
今年のMVP、16歳の天才テクニシャンセーンマニーとベテランのチャッチャイノーイが対戦。スーパーテクニシャンでありながら攻撃的なセーンマニーは、序盤から前にでる。チャッチャイノーイはさばこうとするが、さばききれない。チャッチャイノーイのトランクスには「ネバーダイ(死なない)」ときざなれているが、セーンマニーに翻弄されてしまう。(T.K.)

■セーンマニー 首相撲トレーニング

■ラジャダムナンスーパーフェザー級
パコーン vs ペンエーク
かえってきた昨年のMVPペンエークの復活度をはかる意味で、トップファイター パコーンとの試合は注目された。組みの展開が多くなるなか、膝の勝負では互角だが、パコーンが何度かペンエークを崩して投げたためパコーンの勝利かと思われたが、判定はペンエーク。同じ膝やミドルでも、攻撃をヒットさせた場所やいかに奇麗にあてたか、などで判定がかわるそうだが、日本人には理解しにくい判定だ。(T.K.)

■ラジャダムナンスーパーフェザー級
シントンノーイ vs スーパーバンク
典型的なムエカオ(体力とパワー勝負)であるシントンノーイと、新鋭テクニシャン スーパーバンクの注目すべき一戦。スーパーバンクはシントンノーイのお株を奪い、接近戦でも鋭くエグい肘をうちこみ、首相撲でシントンノーイは翻弄されている感じだ。スーパーバンクが片足でたつバランスもすばらしい。スーパーバンクはここにきて、一気にトップクラスへくいこむ勢い。注目度大だ。(T.K.)

■ルックバックムエタイ1994
ゲンサック vs ハーンスック
(1994年5月31日ルンピニー<120p>)
ゲーンサックは誰もが認めるスーパーテクニシャンで’89年&90年と年間MVPを獲得、かつてルンピS&ラジャSのフライ級王者でその後はプロモーターに縛られるのを嫌った為にタイトルに拘る事無く、強豪を求め各派のリングを渡り歩く。91年はボクシングでオリンオピックを目指すが、92年にムエタイ復帰を果たす。70年生まれで当時24歳。対してナムカブアン、ナンポン、ターギャット等が所属するブリラム県のノーンギーパフェットジム所属のハーンスックは75年生まれの当時19歳。通称「マー・パヨット(じゃじゃ馬)」!これまでゲーンサックはワンジャンノーイ、ヌンウボンに2連敗、対してハーンスックはナムタオトゥーン、ヌンウボンに2連勝で迎えたこの対戦。序盤は華麗なパンチテクニックで若いハーンスックに脅しをかけるゲーンサックに、ハーンスックは鋭い左ミドルを返していく。3Rヒジでゲーンサックの額を切り裂いたハーンスック。4Rテクニックでは圧倒的に上のゲーンサックではあるが、もはや勢いづくハーンスックの前進は止められず。当時のワンソンチャイは若手の台等が著しく(チャッチャイ、サームコー、ミーチョーク、セーンモラコット、ヨックタイ、そしてこのハーンスックetc)、新鋭がベテランを喰う試合が多かった。この試合もまさにそれである!この試合でワンジャンノーイ(93年記者クラブ選定MVP受賞)の持つルンピ二ーSのJr.フェザー級王座のタイトルマッチ挑戦権を得たハーンスックは、7月29日見事ワンジャンノーイを破りタイトル獲得した。しかしその数ヶ月後、同じ若手のミーチョークに奪われてしまう。。因みにこのゲーンサックvsハーンサック、9月27日に再戦しこちらはゲーンサックがハーンスックを切れのある動きで圧倒!リベンジを果たす。この試合はワンソンチャイvcdのvol.7に収録されています。(K.M)

143--ウッドゥームアンジム トレーニング etc.
パワーファイター ディーゼルレック & 大型ムエカオ ワンチャルーム(60min)

蜂の巣や巨大なフルーツの実など南国ムードあふれるウッドームアン
看板の重量級の二人は今年の注目選手だ。
子供も楽しそうに練習に参加している。
ディーゼルレックのミット打ち
チョークをパワーで吹き飛ばすディーゼルレック
ワンチャルームが、同じく新世代ムエカオトンチャイを豪快KO
タノンチャイがベテラン ペッタウィーを逆転KO

■ウッドームアンジム トレーニング
最近注目の大型ファイター ディーゼルレックとワンチャルームを排出したバンコクのウッドゥームアンジム。子供たちが楽しそうに練習に参加しているのが印象的だ。パワーファイター ディーゼルレックのミット打ちはやはり一発一発を重く蹴っている。特徴的なのはそれぞれの選手のミット持ちが、ラウンドごとにかわる事。これで選手は非常に疲れるのでいい練習になる。同じミット持ちだとなれて、疲れないからだ。子供に教えているシーンもみられるが、ムエタイは構えが大事という事か。じっくり構えを教えている。(T.K)

■ルンピニースーパーライト級
ディーゼルレック ウッドゥームアン vs チョーク エミネンエー
ディーゼルレックの攻撃は思い切りがよく見ていて気持ちがいい。また、サウスポー相手にこれだけ右ミドルをあてるのはすごい事だ。(T.K.)

■ルンピニーライト級
ワンチャルーム ウッドゥームアン vs トンチャイ シットンサック
二人とも、昨年から注目されている大型ムエカオのニューカマーだ。この試合では、首相撲から肘の使い方が、防御hが非常に参考になる。日本選手がなかなかマスターできない領域だ。(T.K.)

■ルンピニー フェザー級
ペッタウィー ソーキティチャイ vs タノンチャイ トーセンティアンノイ
最高におもしろく勉強になる試合。ワンソンチャイのベテラン ペッタウィーとあのセンティアンノーイの弟子、若手のタノンチャイとの一戦だ。序盤前に出る若いタノンチャイをさばき、逆に肘で切るペッタウィー。3Rにはドクターチェックがはいり、タノンチャイはさらに前へではじめる。ペッタウィーは一歩も引かず、すさまじい肘の打ち合いに。4Rタノンチャイはペッタウィーの奥足にローを放ち、もう一度蹴るとみせかけて足払い!うまい!ペッタウィーは立ち上がるが、ローが効いたのか、再度ローからパンチのコンビネーションでダウン。立ち上がる事ができなかった。この試合のタノンチャイのように前に出て試合を作っていく所は日本選手参考になるだろう。日本選手は自分で試合を作るのがなれていない(T.K.)


142--2013ムエタイ最優秀選手 16歳の天才テクニシャン
セーンマニー ソーティアンポー ミット打ち 5R(24min)

テクニシャンのミットはやはり面白い!試合直前のため、気合いの入ったミットだ。
ミット持ちのテクニックも勉強になる。さすがセーンチャイのミット持ちだ。
ムエタイのミットにはめずらしく、ローキックをけりまくる。これは必見。  
現在ヨードヴィチャーと並びムエタイ界最注目を集める16歳の若き天才セーンマニーの5Rミット打ち映像だ!その数々のフェイントを取り入れたミット打ちはやはり天才のを感じさせる。タイミング抜群の前蹴り・伸びるヒザ・縦ヒジ・巧みなステップワークからのミドルキック(涼しい顔しながらの左右連打は絶品!)と全てがスマートに放たれる。そしてラストはローキックのミット打ち。パンチを交えながら鋭いローを放って行く。気合い・根性論とは対極のこの常時笑顔を見せながら行う練習風景、このギャップがよい。その可愛らしいルックスといい女性ファンも増えそうだ!(K.M)

141--スーパーファイト2013 vol.3
常勝天才フィームー センマニー& 両雄激突!ノンオー vs パコーン 他

16歳の天才テクニシャン センマニー。どこまでいくのか楽しみだ。
復活してきたノンオーと、トップファイターのパコーン。両者一歩もひかない。
注目の外国人王者のダミアンだが、トップファイターには無力だった。壮絶なKO負け。
あのチョークプリチャーがKO負け!!

■ルンピニー スーパーフライ級
センマニー vs ワンチャナ
天才児セーンマニーのすごいところはスーパーテクニシャンでありながら攻めまくるところだ。セーンチャイなどは、どちらかというと待ちの選手であり、セーンチャイが面白くないという人がいるのもうなずける。ところがセンマニーは自分から攻撃をしかけ倒しにいく。これはサーマートのようなスーパースターになるのでは。(T.K.)

■ルンピニー フェザー級
サムエー vs ヨークウィタヤー
常に無表情で慌てず、正確無比な攻撃で、図抜けた強さを見せるサムエー。ヨークウィタヤーはそのサムエーをなんとか攻略しようといろいろ試す感じだ。そして組みに活路を見出したいが、サムエーにいなされてしまう。しかし離れていては勝機のみえないヨークウィタヤーは前に出続ける。これは、サムエーの作戦どおりの展開で、肘、ミドルをガンガン合わせ、ヨークウィタヤーの顔がきれる。最後まであきらめないヨークウィタヤーは気持ちの強さがみえるが、サムエーの強さを再確認してしまう試合だ。(K.T.)

■ルンピニー バンタム級
チョークナムチャイ vs ガンワンレック

拳銃でうたれたガンワンレックがかえってきた。しかしながら長いブランクは、若いチョークナムチャイ相手にはきつかったか。ベテランらしいさばきをみせるが、結局体力負け。(T.K.)

■ルンピニー ライト級
ノンオー vs パコーン

絶頂期とはほ遠いが、調子を上げているスーパーテクニシャン ノンオー。トップファイター パコーンとの試合は両雄甲乙つけがたく最高に面白い。誰もが認めるムエタイトップファイター同士の試合を堪能してほしい。(T.K.)

■ルンピニー スーパーライト級
ダミアン vs トンチャイ シットンサック

外国人ルンピニー王者ダミアンが、階級は下の若手だが、ムエタイトップレベルの本物と対戦。すると、ここまで首相撲(接近戦)にさが出るとは!!ダミアンはタイ人のお株を奪う肘でタイトルをとったが、この試合ではトンチャイの肘であっけなくダウンをくりかえす。やはりスーパーフェザー戦線を戦っていたトンチャイは容易でなかった。(T.K.)

■ルンピニー フェザー級
リティデート vs ニューワンジャン


■ルンピニー スーパーバンタム級 タイトルマッチ
チョークプリチャー vs モンダム
二人ともファイターで前にでるので、日本人好みの選手だ。やはり本場タイでもファイターは人気があり、この試合もおおいにもりあがる。組んだときに長身のモンダムが見せる、瞬間の肘や、アゴで相手の顔をグリグリと押し付けるどろくさいテクニックは非常に勉強になる。
派手な打ち合いと細かいテクニックがみれ、最後は豪快なKO。必見だ。(K.T.)

140--頂上決戦2013
最高峰セーンチャイ vs 2013MVP 17歳の怪物ムエカオ ヨードウィチャー
ルックバックムエタイ アヌワット vs ウティデート

いよいよおこなわれた頂上決戦。ヨードウィチャーを崩してなげまくるセーンチャイに鳥肌が立つ。
これほど、疲労感の見えるセーンチャイも見た事がない。額もヨードウィチャーの肘で腫れ上がる。
シンダムはペッブンチューを下し、絶叫する。
いつもどおりの激しさでせめたてるセクサンだが、ペットモラコットのテクニックがセクサンを圧倒していく。
スーパーレックの見事なKO。強い!!
ラムナンムーンのテクニックが炸裂!凄まじいダウンシーンだ。
アヌワットがジャブでダウンをとったあと、ウティデートの凄まじい、組膝での反撃がはじまる。必見だ。

■ルンピニー ライト級
セーンチャイ vs ヨードウィチャー
最高峰のテクニックを誇るセーンチャイと年間MVPを獲得したばかりの、17歳の怪物ムエカオ ヨードウィチャーの決戦。1R、あのセーンチャイとの初対戦ながら十代とは思えない落ち着きをみせるヨードウィチャー。セーンチャイはやりにくそうだ。3R、ヨードウィチャーは得意の首相撲で勝負にでる。しかし、そこはスーパーテクニシャンのセーンチャイ。ヨードウィチャーを投げまくる!!!続く4R、今度はヨードウィチャーの体格をいかした肘、膝がセーンチャイを苦しめる!4R終了のゴングに、ヨードウィチャーはロープにのぼり、自分がとったとアピール。5R、負けているとわかっているのか、セーンチャイが前に出る。これほど疲れた表情のセーンチャイも見た事が無い。一年あまりで、一気にトップにたってしまったヨードウィチャー。すごすぎる。すぐに、リターンマッチがくまれた。(T.K)

■ルンピニー スーパーフェザー級
セクサン vs ペットモラコット


■ルンピニー ライト級
シンダム vs ペッブンチュー
2R以降、ペッブンチューは得意の首相撲にもちこもうとするが、同じく首相撲が得意なシンダムは受けて立ち、離れ際には、得意の右ミドルをぶち込む。さらには、シンダムにこかされてしまうペッブンチュー。シンダムは好調を維持している。(T.K)

■ルンピニー フェザー級
スーパーレック vs ルンペット


■ルンピニー スーパーバンタム級
ラムナンムーン vs ヨードモンコン
3Rお互いの距離が近くなり、両者ともエンジンがかかりだす。1Rからだしていたラムナンムーンのワンツースリーがきまり、倒れるヨードモンコンだが、nすぐに立ち上がったため、ダウンにはならない。ムエタイではよくある事だ。ヨードモンコンはダメージがあるため組みにいくが、再びラムナンムーンのワンツースリーがきまり、今度はダウンだ。さらには顔面への豪快な前蹴りでヨードモンコンは再びダウン。しかしゴングにすくわれる。4R、すでに逃げ切りにはいるラムナンムーン。カットは足が高くあがりきれいだ。さすがにこの展開でテクニシャンのラムナンムーンを捕まえるのは無理がある。(T.K)

■ルックバック ムエタイ
アヌワット vs ウティデート

139--2013ムエタイ最優秀選手、16歳の天才フィームー
センマニー 試合前 スパーリング & スーパーファイト(67min)

プラジャンチャイとの試合前のスパーリング。天才といわれる16歳のムエタイMVPの動きは衝撃的。必見です。
脅威の16歳セーンマニーだが、相手のプラサンチャイもなかなかのテクニシャン。
大注目のパコーン vs ディーゼルレック。予想どおり大興奮の試合。超パワーファイターのディーゼレルック、気持ちの強いパコーン。二人ともフルパワーの攻撃を打ち合う!

■2013MVP ムエタイ最優秀選手 セーンマニー ソーティアンポー
試合前 スパーリング
怪物ムエカオ ヨードウィチャーとともに、16歳にしてMVPを獲得した天才フィームー(テクニシャン) セーンマニー。プラジャンチャイ戦前のスパーリングでは、驚異的な動きを披露。上手いうえに目がいいので、相手の攻撃はもらわず、相手にパンチをあてていく。フェイント、ジャブ、ボディーも上手い。自分から攻撃できるのは当たり前だが、下がりながら攻撃できるところがすごい所。大先輩のセーンチャイと同じだ。(T.K)


■ルンピニー スーパーフライ級
セーンマニー vs プラサンチャイ
序盤、両者ペースを握るために強めの攻撃をしかける。セーンマニーも上手いが、プラサンチャイもなかなかのテクニシャンだ。セーンマニーが仕掛け続けるが、プラサンチャイもそう簡単にペースをわたさない。カットの防御が抜群だ。4Rに、ようやくプラサンチャイも前にでる。日本での判定だとセンマニー有利にみえるが、タイだと防御もポイントになるのでまだイーブン。はたして結果は!?(T.K)


■ルンピニー スーパーライト級
パコーン vs ディーゼルレック
注目の超パワーファイター ディーゼルレックと、打ち合いも大好きなパコーン。激闘必至の試合は予想どおりの激闘に。パコーンが序盤からパンチ、ローを中心に攻めれば、ディーゼルレックも思い切り、重いミドルを打ち込んでいく。3Rになるとパコーンは距離をつめて肘もからめていくが、ディーゼルレックも至近距離に付き合い、パンチ、肘で打ち合いに。4R、組みの展開になると、パコーンがディーゼルレックをこかす。勝負は最終ラウンドへ。(T.K)


■ルンピニー フェザー級
スーパーバンク vs リティデート
テクニシャン スーパーバンクが序盤から攻撃を当てていく。スーパーバンクは組んでも強いし、リティデートは何度もこかされ、突破口が見つからない。最終ラウンド、KOしかないリティデートは前に出て行くが、逃げるフィームーを捕まえるのは不可能だ。(T.K)


■ルンピニー バンタム級
ポンクリット vs インジーカウ

138--2013ムエタイ最優秀選手、怪物ヨードウィチャー
対セーンチャイ直前トレーニング vol.2
ルックバック ムエタイ 2003 クンピニット vs イソラサック

セーンモラコットのペットアスウィンとのマススパー。これは、ペットアスウィンが上手い!
真骨頂の首相撲は通常の背丈の選手では、相手にならず、190cmほどの超大型の選手が練習相手だ!
無骨でテクニックはないが、屈強な肉体と首相撲の強さで頂点に上り詰めたクンピニット。日本にもファンは多い。
■2013ムエタイ最優秀選手 怪物ヨードウィチャー ポーブンシット
セーンチャイ戦直前トレーニングvol.2
トレーニング映像第2弾。名門セーンモラコットジムへ出稽古中のヨードヴィチャーは重量級の雄ペットアスウィンとパンチスパー。パンチではペットアスウィンが一枚も二枚も上手だ!そして首相撲ではヨードヴィチャーより更に頭一つ大きい選手と行う。ペットアスウィンとの首相撲ではテクニックで勝る相手にしつこさ・ねちっこさで喰らい付いて行く。その長い腕の片方を相手の首に絡め全体重をかけ相手のスタミナを奪っていくというスタイルに磨きをかける。ジムの若手選手がヨードウィチャーとの首相撲をいやがって、逃げ回るのが、印象的だ。(K.M)

■ルックバック ムエタイ2003
クンピニット vs イソラサック
クンピニットは79年生まれ当時24歳で元ルンピニーフライ級、Jr.フェザー級王者。’00年10月名古屋興行に現役Jr.フェザー級王者で一度来日
経験あり。その時は当時NJKFライト級王者だった現キングムエ会長の佐藤孝也会長と対戦。1R3度のダウンを奪いTKO勝ち、恐ろしい強さを発揮した。クンピニットには重いライト級契約だったがスピード感が凄かったと佐藤会長は語る。しかしそのクンピニットもこのイソラサック戦前はサガットペット、サガーオトーンに2連敗中、後が無い。現在日本在住のイソラサックはムエマッドが多かったギャットチャーンシンジム(チャイデート、ヌンサヤーム、ボーヴィー、グーピーetc)では珍しいテクニシャン。元ルンピニーフェザー級王者で日本では新日本キックで先日までラジャ王者だった石井宏樹選手から2度のダウンを奪い完勝、日本では負けなしだ。この試合前は連勝中。試合は3R以降クンピニットが相手の腰に手を回す組みで距離を取りたいイソラサックを捕まえる。一見簡単にやっているがこれは相当な全身の力を要する技である。このクンピニットの強靭な肉体に魅了されて頂きたい。(M.K)

137--スーパーファイト2013 vol.2
MVPヨードウィチャー、ペッブンチューを返り討ち
& LOOK BACK MUAYTHAI アヌワットがガータオを一撃KO!

17歳の怪物ヨードウィチャー。得意の強烈な肘でペッブンチューの顔が赤く荒れ上がっていく。次戦は最高峰セーンチャイだ!
復活したノンオーとゴーンサックの試合は見応え十分。スピードとテクニックあふれる必見の試合!
アヌワット恐るべし!一発でガータオを吹き飛ばす

■タイ国プロムエタイ協会ライト級タイトルマッチ
ペッブンチュー vs ヨードウィチャー

怪物ヨードウィチャーが昨年までムエカオのトップだったペッブンチューから二連勝で、トップ戦線から引きずりおろす。あっけない世代交代だ。このくらい動きのある首相撲ならおもしろい。しかしワンパターンのペッブンチューに対し、ヨードウィチャーはパンチや強烈な肘でも差をつける。(T.K.)

■ルンピニー スーパーフェザー級
ゴーンサック vs ノンオー

あまり練習をしなくなったノンオー。しかしながら天才肌のノンオーはテクニックだけでゴーンサックを翻弄する。ノンオーの代名詞、崩しとコンビネーションは見所十分だ。ノーモーションの右ミドルもすごい!!(T.K.)

■ルンピニー スーパーバンタム級
サムエー vs ペットウトン

サムエーが相変わらず、落ち着いた試合はこび。初挑戦のペットウトンだったが、やはりサムエーの牙城を崩すには役不足だ。セーンマニーにはやくあがってきてほしい。

■タイ国プロムエタイ協会ライトフライ級タイトルマッチ
ペッシラー vs バイカーン

ペッシラーはブリーラムの強豪ギャットムー9の新人。シンダムの右の蹴りとペットパノムルンのテクニックを併せ持つ選手だ。まだ107ポンドと小さいが、鋭い攻撃は今後楽しみだ。ペッシラーのリングネームはルンナライ ギャトムー9に変わった。

■ルックバック ムエタイ
アヌワット vs ガータオ

 

136--2013ムエタイ最優秀選手、怪物ヨードウィチャー
対セーンチャイ直前トレーニング 他(30min)

■2013ムエタイ最優秀選手 怪物ヨードウィチャー ポーブンシット
セーンチャイ戦直前トレーニング

2013年のMVPを獲得した17歳の怪物ムエカオ ヨードウィチャーの最高峰セーンチャイとの決戦にむけたトレーニングを収録!1R20分ちかいぶっ続けのミットは驚き。さらに、ムエタイのミットというのにミドルを全く蹴らず、ひたすら、肘、膝を打ち続けるヨードウィチャー。しかしその肘、膝がハンパない。長い手足からはなたれるすさまじい肘、膝をみると、セーンチャイあやうしか。シンダムやペッブンチューなどのタフな選手をもこの膝で体力を奪われたのは記憶にあたらしい。ディーゼルノーイの再来といわれるヨードウィチャーは最高峰セーンチャイを敗り、歴史を作れるか!!

■2013.2.21 ラジャダムナン スーパーバンタム級
カイムックダム vs ペッシィニン
今年2月、日本で自ら保持するラジャのスーパーバンタム級のタイトルに挑戦してきた国崇を2R膝蹴りで壮絶KO、昨年のWBCタイトル戦に続いて見事返り討ちにしたカイムックダム。今回はラジャで新鋭ペットシーニンの挑戦を受ける。テクニシャン同士によるこの対戦、序盤から探り合いが続き3Rにはレフリーから「もっと出るように」注意を受ける。そして一進一退のハイレベルな攻防を繰り広げる両者。その一瞬の気の緩みも許さない緊張感は面白い。5Rヒザの打ち合いからこかしを決めるペットシーニンだ。差は殆ど無い、結果は?ジャッジは3者とも48−49でペットシーニンが新王者に!喜ぶ新王者よりもその美人揃いの応援団に目が行ってしまう。(K.M)

135--スーパーファイト2013 vol.1
天才フィームー センマニー、年間MVPをヨードウィチャーと同時受賞!他(95min)

天才フィームーといわれる16歳になったばかりのセーンマニーは怪物ヨードウィチャーとともに年間MVPを受賞。ヨードウィチャーがディーゼルノーイの再来なら、セーンマニーはサーマートの再来となれるか!?
ワンソンチャイのトップファイター対決はパコーンが勝利。
シンダムはスランプのサゲッダーオを相手にせず。
スーパーレックが一瞬のスキをつかれダウン。これがなければ。。
火の玉小僧ワンチャローンがヨークペットに敗北。このクラスは強い選手いっぱいいます。。

■ラジャダムナン スーパーフライ級タイトルマッチ
センマニー vs インジーカウ

若き天才児セーンマニーと96年のアトランタオリンピックでのアマチュアボクシングのバンタム級銅メダリスト「ヴィチャイ・ラチャノン」氏が会長を務めるラチャノンジムの中堅インシンカーオが空位のラジャSスーパーフライ級王座を懸け激突!会場にはセーンマニーの応援団も見える(学校の友人!?)。身長で劣るインシンカーオは距離を詰めたい、それに対し鋭い左ミドルを連発するセーンマニー。 出鼻を挫かれ躊躇するインシンカーオに下がりながらもやりたい放題に攻めるセーンマニー。3者共に49−47の圧勝で4本目(ラジャ3本目)のメジャータイトルを手中にする。 やはり天才だ!伝説の幕開けを目の辺りにしているのか!?要注目だ!(K.M)

■2013.2.21 ラジャダムナン スーパーフェザー級
パコーン vs ペットエーク

組みたいペットエークに対しパコーンはテクニックで一つ上を行く。カウンター、組みでの体のコントロール、そしてラットエウでペッエークに試合をさせない。焦るペットエークに対し落ち着き風格すら漂うパコーン。(K.M)

■2013.3.8 ルンピニー ライト級タイトルマッチ
シンダム vs サゲッダーオ

シンダムの保持するルンピニーライト級のタイトルマッチ。不調のサッゲダーオ、現在の勢いを考慮してか2ポンドハンディ戦だ。試合はシンダムの右ミドルのみがさえる。ジャッジは49−47、50−48と大差コール。シンダム圧勝だ!(K.M)

■2013.3.8 ルンピニー スーパーフライ級タイトルマッチ
ワンチャローン vs ヨークペット

ヨックペットの持つルンニースーパーフライ級タイトルに挑戦する立場のワンチャローンは序盤から一気にパンチで襲い掛かる。しかしヨークペットもさすが現王者!ガードを固め鋭い攻めを返す。スピードの乗ったミドルキックは見物。一見ワンチャローンに押され気味に見えるが的確なヒット数はヨークペットが上だ。4R逆に前に出るヨークペットがパンチ・蹴り・ヒザと当てていく。押し込んで放つヒザと、体ごと捻じ込むようなミドルキックは高得点だ!この階級ならではのスピードのある攻防を堪能頂きたい。(K.M)

■タイ国 バンタム級タイトルマッチ
チョークナムチャイ vs スーパーレック

似たようなスタイルの両者。3R開始早々、ヒザを出したスーパーレックにチョークナムチャイが狙い済ました右ヒジ打ち一撃。これが見事にヒット!ダウンを屈しスーパーレックは意識が飛びかける。その後はスーパーレックが必死の追い上げ。顔面をヒジで切られ、血だらけになりながらも逃げ切ったチョークナムチャイが勝利。一瞬の隙を突かれたスーパーレックは不運。再戦ありだ。(K.M)

■ルンピニー スーパーフライ級
ポンクリット vs ラムナンポーン

チャッチャイノーイ・シッベンジャマを彷彿させるスタイルのフィームー、ポンクリット。ラムナムポーンは組みで捕まえるべく前進を続ける。組み際のヒジ打ちが良く当たる。これは上手い!しかし4R今度はポンクリットが組みからのヒジを当て、こかしを決めたりとテクニックが冴える。そのまま要所要所でヒザを当てポイントをとる。その茶髪に腕のタトゥーと見かけはイケイケなのにファイトスタイルはスマートなテクニシャンというポンクリット、面白い。(K.M)


134--怪物ヨードウィチャー、シンダム敗り、年間MVPへ!
LOOK BACK ムエタイ アヌワット vs ムアンファーレック(66min)

あっさりとスーパースター シンダムを下した16歳の怪物ムエカオヨードウィチャー。この勝利でMVPを決定づけた。そしていよいよ最強セーンチャイに挑む。ディーゼルノイの再来か!?
 
モンコンチャイは、格上のフィームーのノンオー相手に無気力試合
サムエーの強さにかげりが見えてきた。ポーゲーウとドロー
 
昇り龍のアヌワットが、スーパースター ムアンファーレックをKOした試合。新旧交代の劇的瞬間だ。

■ラジャダムナン ライト級
シンダム ギャットム−9 vs ヨードウィチャー

2013年のスポーツ記者クラブ選定MVPをセーンマニーと同時受賞した17歳になったばかりのヨードヴィチャー、そのMVPを決定付けたと思われる試合がこれだ!相手は帝王セーンチャイに勝利し完全復活の印象を与えるベテラン シンダム!3Rシンダムも組みで対抗するがヨードヴィチャーが片手でシンダムの首をロックする場面が目立つ。観客を味方に付けたヨードヴィチャーのヒザがヒットする度に大きな歓声がおこる。シンダム得意の右ミドルも空しい。シンダムを自分の土俵に引きずり込み見事テクニックを封じ込めた勢いに乗るヨードヴィチャー、もはや敵はセーンチャイのみか。(K.M)

■ラジャダムナン フェザー級
サムエー vs ポーゲーウ

前回同様2ポンドのハンデをポーゲーウに与える形での再戦。前回はサムエーが左ミドルで圧勝したが、今回は逆にポーゲーウが右ミドルを何度もサムエーにヒットさせる!完全にサムエーの先手を奪う。そしてサムエーの左ミドルはがっちりとカットだ。前回は不用意に距離をつめ左ミドルの餌食になったポーゲーウ、その反省からか今回は逆にサムエーを誘い込む作戦。もはやポーゲーウの勝ちは目前だ!しかし5Rサムエーが猛然と巻き返しをはかり薄氷のドローに持ち込む。5R受けに徹し過ぎたポーゲーウは勿体無い。勝ちを自ら手放してしまった感じだ。(K.M)

■ラジャダムナン ライト級
ノンオー vs モンコンチャイ

そのリーチの長さと高いテクニックで本来もっと上に行ける筈のモンコンチャイが今回、前に出れば出る程ノンオーのテクニックにマットに這わされてしまう。バランスの悪さばかりが目に付く。あまりの不甲斐ない戦いに観客の罵声が飛び交う。5Rノーンオーの左ミドルを一方的に浴びるモンコンチャイ見かねたをレフリーが試合ストップ。実力はあるのだがここ一番、大事な試合で勝てない。(K.M)

■ラジャダムナン スーパーバンタム級
トーン vs ペットモラコット

ベテランvs新鋭対決!顔もスタイルもジョムトーンに似ているペットモラコットはサウスポーからの左ミドルで攻める。対してトーンはそれをスウェーでかわしては一気にパンチを叩き込む。後半組みに作戦を変えてきたペットモラコットにトーンは苦戦を強いられると思われたが。またもスウェーでかわしては右ミドル・パンチをヒットさせ、トーンが試合をリードする。5R必死に前に出るペットモラコットがヒザを連打、そしてトーンをマットに投げつける。試合は最後まで分からなくなった。はたして勝者はどっちだ!?(K.M)

■ラジャダムナン スーパーバンタム級
ティントーン vs ノンビア

前回は2−0の僅差でティントーンが勝利しルンピSのタイトルも逃してしまったノンビアは是が非でも雪辱したい所。そのノンビア、テクニシャンでありながら血の気の多さゆえ荒々しいファイトを仕掛けていく。面白いファイターだ!対してそれに乗らない冷静なティントーンだ。3R右ミドルの冴えるティントーンだったが、4R組みに出てきたノンビアがヒザの手数以外(こかし、ヒジ、体のコントロール)でポイントを上げる。そのまま雪辱なるか?しかし5Rスウェーでバランスを崩した所に蹴りを喰らうノンビア、ラストで大失点だ!判定は?(K.M)

■ルックバック ムエタイ
アヌワット vs ムアンファーレック

アヌワット全盛期の貴重なVTR登場!半年前の対戦でアヌワットにタイトルを奪われたムアンファーレックが今度は挑戦者の立場で再戦。ラジャダムナンフェザー級タイトルマッチ。この一週間前にはルンピニーでノッパラットを1RKOして絶好調のアヌワット。ガードの甘いアヌワットにムアンファーレックはストレート・アッパーを狙っていく。しかし2R左アッパーに右ストレートを合わせられ腰が砕けるムアンファーレック。そのままコーナーでメッタ打ちにされる。もはやそのままKO負けか?それでもガードを固め倒れない、凄い根性だ。3R逆に前に出て行くムアンファーレック。果敢に打ち合いに出るがアヌワット渾身の右ストレートを相打ちで喰らい完全にKOされてしまう。ムアンファーレックは担架で運ばれた。プロモーター兼ジム会長のチューチャルーン氏の話では「ムアンファーレックがKO負けしたのは初めての事」だったそうだ。やはり恐ろしい破壊力のアヌワット、怪物の名に相応しい!(K.M)

133--左ミドル世界最高峰ゴーンサック ミット打ちトレーニング 特殊カメラGoPro撮影(15min)他

 

■2011最優秀ムエタイジム シッブンミージムトレーニング vol.2
2011最優秀ムエタイ選手 ゴーンサック ミット打ち GoPro撮影

左ミドル世界最高峰ゴーンサックのミットをうけるのは、最優秀トレーナーに選ばれたペレ氏。ペレ氏の頭部には小型カメラGoProを装着し、ゴーンサックの左ミドルを撮影してみた。また、その後、ミット打ちはパンチミットと続き、サンドバッグ、そして最後ムエタイジムにしてはめずらしい、100mダッシュだ。会長のブンミー氏は小学校の体育教師のためか、体力作りは入念だ。近所の女子学生に撮影を冷やかされ、照れるゴーンサックがなんともいえない

132--13リアンジムトライアル
タイファイト2012 -70kgトーナメント決勝戦(29min)

最高峰セーンチャイのミットはあいかわらず独特だ。
天才といわれる15歳セーンマニーのミット
ラムナンポーンも今年注目の選手
最高峰セーンチャイのミットはあいかわらず独特だ。
天才といわれる15歳セーンマニーのミット
ブアカーオは今やタイのスーパースターだ。
ブアカーオはタイファイトを余裕の連覇だが、相手のレベルには不満が残る。しかし、タイの一般人にムエタイの面白さ、強さを知らしめた功績は大きい。

■13COINS GYM トライアル(30min)
バンコクの13COIN GYM(タイ語ではシップサム リアン ジム)は、ムエタイ最高峰セーンチャイがトレーニングをおこなっている。さらには、現在もっとも注目を集めている天才児セーンマニー、ラジャ軽量級のトップファイター ラムナンポーンがトレーニングを行う。ここに東京 神楽坂のクラミツムエタイジムが遠征。セーンチャイ、セーンマニー、ラムナンポーンのミット、首相撲トレーニングは必見!印象的なのは、セーンチャイがセーンマニーを指導したり、ラムナンポーンを首相撲でボコボコにするシーン。
また元J-NET王者の蔵満氏はレンチュン(マススパー)や首相撲でセーンチャイ、ラムナンポーンに挑むが。。(トレーニングの感想はこちら)
13リアンジムは一回のトレーニングが300バーツ(約1,000円)とお得。タイに練習にいくなら最高峰セーンチャイと天才児セーンマニーと練習をおこなう体験は貴重だろう。

■タイファイト2012 -70kg級トーナメント 決勝戦
ブアカーオ ポープラムック(タイ) vs ヴィタリー グルコフ(ベラルーシ)

タイファイト二連覇を果たし、タ イのスーパースターとなったブアカーオ。現在はK-1時代よりもタイの一般人には知られる存在となった、だがタイファイトでのブアカーオの対戦相手には、 ムエタイファンなら不満が残るところだ。厳しい練習から解放された今、世界のトップファイターと闘っていけるか不安もある。今後の動向にも注目される

131--2013ムエタイ 新時代の潮流 他
タイファイト2012 -67kgトーナメント決勝戦(87min

帝王セーンチャイが連戦で負け越したのは、いつ以来か。セーンチャイ時代の終わりのはじまりになるか。
16歳の怪物ヨードウィチャーはとまらない。
ひざしかできないペッブンチューに対しヨードウィチャーはなんでもできる。おそろしい。
あのサムエーがいきなりダウンを奪われまくる。目を疑う光景だ。時代はかわるのか!?
ペットパノムルンはパノムルンレックの弟でこの選手もシンダムがいるギャットムー9ジムだ。
シンダム二世といえるファイトスタイルの新人スーパーレック。
ワンチャローンの気持ちの強さはすさまじい。
タイファイト67kg級はシンマニーが優勝。
イッキュウサンは秒殺KOだが、相手が弱すぎるのではないか。

■ルンピニー ライト級
セーンチャイ vs シンダム

セーンチャイvsシンダム;最近の対戦では1勝1敗の対で迎えた今戦、それでもシンダムに2ポンドハンディを与えてだ。前回のラジャでの一戦では戦術を変えてシンダムを見事破る辺りセーンチャイの頭の良さに計り知れないものを感じたが、今回もやはりテクニックではシンダムを圧倒するセーンチャイ。しかしセーンチャイが自分から攻めて行くという負けパターンの一つの戦い方に不安がよぎる。こうなれば冷静さを失わない限り体格差でも優位なシンダムに勝利は傾いていく。そして予想通りにシンダムの右ミドルをカウンターでバンバン喰らってしまうセーンチャイ。組みでも容易に倒される。シンダムが勝ち越す形となったが、4度目があるならセーンチャイが作戦を変えて勝利しそうな気もする。(K.M)

■ルンピニー ライト級
ペッブンチュー vs ヨードウィチャー

彗星のごとく出現し、2012年は大活躍のヨードヴィチャーが、同じムエカウのトップファイター、手堅い戦い方のペッブンチューと対戦。若手のムエカウ勢(ワンチャルーム、トンチャイetc)より頭一つ抜き出た存在のヨードヴィチャーはペッブンチュー相手でも首相撲で優位にヒザを当てていく。相手のボディーをえぐるようにヒザを突き刺していくヨードヴィチャー、この男の売りは思い切りのよさだ!4R必死にヒザを返すペッブンチューだが打点の高いダイナミックなヒザのヨードヴィチャーに比べ印象が薄い。現在のムエタイ界に世代交代の波が押し寄せているという事を象徴する新旧ムエカオ対決。(K.M)

■ルンピニー フェザー級
サムエー vs ペットパノムルン

前回、僅差で涙をのんだペットパノムルンはリベンジに気合が入る。序盤から異常な緊張感と迫力でサムエーに向かい合う。1R左ストレートで一瞬動きの止まるサムエーにすかさずパンチ連打。これを下がりながら左ミドルで防御するサムエーだったが、これが不用意だった。蹴り足を掴まれたまま左ストレートであごを打ち抜かれサムエー痛恨のダウン!更にパンチ連打を喰らい足がもつれる、右アッパーでもダウン。あのサムエーがKO寸前まで追い込まれる、信じられない光景だ!2Rサムエーも左縦ヒジでペットパノムルンをぐらつかせるが、以降は1Rのポイントを守りきったペットパノムルンが見事雪辱する。この試合も世代交代の波を感じさせる試合だ!(K.M)

■ルンピニー スーパーフライ級
スーパーレック vs ワンチャローン

ボクサータイプのスーパーレックにファイターのワンチャローンはガンガン攻めて行く。しかしスーパーレックのガードは固い。2R以降スーパーレックの組みに手が出なくなるワンチャローン。このまま判定負けか?しかし4Rパンチから蹴りに作戦を変えたワンチャローンの攻撃が良く当たる!逆に手が出なくなるスーパーレック。意外な展開だ!スーパーレックが不甲斐ない!(K.M)

■タイファイト2012 -67kgトーナメント 決勝
シンマニー(タイ)vs カルビン(ベラルーシ)

隠れムエタイ大国ベラルーシのカルビンがシンマニーの攻撃を受けては、すかさず返していく。レベルは中々高い。しかしあまりにも後手に回り過ぎだ。決め手にかけるカルビンは自分の武器が欲しい所だ。しかし負けはしたがベラルーシの選手はレベルが高い。今後に期待したい。(K.M)

■タイファイト2012 スーパーファイト 67kg
イッキュウサン(タイ)

1Rから豪快に倒しに行くイッキュウサンがいきなりヒザ蹴りでダウンを奪う。そして右ストレートでKOだ、格が違った!こいつ日本に来てほしい!(K.M)

130--ラジャダムナン創立記念2012 他(75min

ムエタイ最高峰の左ミドルを放つゴーンサック。タフさではムエタイトップクラスのムエカオ シントンノーイを血祭りにあげる。この試合はゴーンサックのコンディションがすばらしかったようだ。
シントンノーイ以上にタフなセクサンは、ワンソンチャイのトップファイター ペッタウィーと激闘。
2012年はジムを移籍したパコーン。いまいち目立たなかった。
 
注目のフィームー スーパーバンクは2013年も注目だ。
タイファイト準決勝、ブアカーオに日本のTOMOYUKIが挑む。翻弄されながらも、ブアカーオを足をローで破壊した TOMOYUKIのタフさは凄い。今後に注目だ。
タイファイトに抜擢されたイッキュウサンは、トリッキーな動きで観客にアピール。

■ラジャダムナン創立記念メイン スーパーフェザー級
ゴーンサック vs シントンノーイ

ゴーンサックvsシントンノーイ;体力自慢のシントンノーイが序盤からガンガン攻め立て、ゴーンサックの顔面もカットする。しかし2R以降シントンノーイの攻撃が見えてきたゴーンサックが逆に攻撃を仕掛け返しき、早くも激しい展開へ。そして3Rワンツーからのヒザを喰らい動きが止まったシントンノーイへフルスイングで左ヒジを叩き込むゴーンサック。連打を喰らいそのままKOか?と思われたが息を吹き返し反撃に出るタフなシントンノーイ。4R挽回すべく前に出るシントンノーイをゴーンサックは要所要所で鋭い左ミドルで迎撃。5Rゴーンサックがヒザを食い込ませる。効いてしまったシントンノーイはもう手が出ない。体力をテクニックで封じたゴーンサック、見事だ。ラジャ生誕記念興行のメインに相応しい激戦だ!(K.M)

■ラジャダムナン創立記念スーパーフェザー級
セクサン vs ペッタウィー

両者、一発で倒してやる!と言わんばかりに一撃一撃を渾身の力の為、実にスリリング!怖いもの知らずのセクサンがペッタヴィーをどんどん攻める。その豪快な攻撃は爽快!しかし4R乱打戦には滅法強いペッタヴィーが壮絶な打ち合いからハイキックをヒットさせ波に乗る。そしてパンチ・ヒジが交差する危険な展開へ。ペッタヴィーがねちっこくヒザを出せばセクサンはダイナミックな動きでアピール!甲乙付け難い試合はドロー判定となった。こちらも激戦だ。両者の気持ちの強さに酔える!(K.M)

■ラジャダムナン創立記念スーパーフェザー級
パコーン vs ゴーンペット

またもや若手との対戦、3pハンディを与えてのカード。しかしこのゴーンペット、中々のテクニシャンだ!相手をじっと見据えては鋭い左ミドルを放つ。そして前に出てくるパコーンに立てヒをも合わせていく。直線的な攻めのパコーンを、眼の良いゴーンペットがテクニックでさばく。攻めあぐむパコーンにゴーンペットはもはや3Rで余裕の様子だ。しかし4R組みに作戦を変えたパコーンが徐々に、しかし確実にポイントを上げていき勝利を決定的にする。途中から戦略を変える辺りベテランの上手さが伺えたが、やや実力に陰りが見え始めているのも事実か!?(K.M)

■ラジャダムナン創立記念スーパーバンタム級
リティデート vs スーパーバンク

前回ヒジの相打ちでKO負けしてしまったスーパーバンクだが、臆する事無く今回もヒジをだしていく。身長でははるかに劣りながらも相手の距離に一気にインするその度胸は凄い!そのスーパーバンクが多彩なテクニックを見せる。3R長身のリティデートが一気に組みに出る。しかしスーパーバンクがヒザを打たせない。身長差を物ともせずにテクニックで完全にリティデートをコントロール。やはりこの男も2013年は注目だ!(K.M)

■タイファイト2012 70kgトーナメント 準決勝
ブアカーオ(タイ)vs TOMOYUKI(日本

テクニックでは格段に上を行くブアカーオが前蹴りを何度も命中させ、そこから多彩な攻撃で攻める。足払い・前蹴りでTOMOYUKIがバランスを崩せば観客は大喜びだ!ブアカーオが圧倒して1R終了。2Rパンチ連打で前に出るTOMOYUKIに正統法で攻めるブアカーオはMAXの頃を思い出させる動きだ。しかしTOMOYUKIの左ローにガードが追いつかず何度も手でキャッチする場面も。3R仕留めに掛かるブアカーオに滅多打ちになりながらも心は折れないTOMOYUKI、最後までパンチを振るって行くその姿には拍手を送りたい。(K.M)

■タイファイト2012 スーパーファイト
イッキュウサン(タイ

イッキュウサンがタイファイトに登場。序盤からノーガードで挑発。小刻みなステップから次々と攻撃を放つやりたい放題のイッキュウサン。相手の頭部から出血し、もはやKOは時間の問題か?しかしダイナミックではあるが悲しい事に命中率が低いイッキュウサンの攻撃。終始テクニックで圧倒したが仕留めきれず。この辺はスッサコーンの方が上か!?しかしその派手な動きは面白い!日本でも人気が出るかも。(K.M)

129--ルンピニー創立記念2012vol.2
メインは最高峰シンダムvs大型新人ワンチャルーム/天才児セーンマニーvsシンダム二世スーパーレック 他(63min)

若手の台頭が目立つ中、シンダムはセーンチャイとともにいまだ最高峰を維持する。注目の大型新人ワンチャルームを退ける。
15歳の天才児セーンマニー
同じジムの偉大な先輩シンダムのあとを追うスーパーレック。シンダムよりも器用だ。天才セーンマニーに勝利!
2013年注目の一人、ディーゼルレック。
ペッブンチューの前に敗れはしたが、重くダイナミックな攻撃は、新しい風だ。
サムエーは相変わらず冷静沈着。しかし2012年はペンエークに敗れ、この階級も面白くなった。
タイファイトではスッサコーンが鮮やかな肘でKO勝利

■ルンピニー創立記念 ルンピニーライト級タイトルマッチ
シンダム vs ワンチャルーム

調子を上げている両者が毎年恒例のルンピニー創立記念興行のメインで激突!しかもシンダムの持つライト級タイトルをかけての対戦。大型新人ワンチャルームが若さにまかせ前進をすれば、ベテランのシンダムは左前蹴りと右ミドルの連動技でさばく。その基本中の基本技ではあるが精度は非常に高い!組んでもシンダムが上手さを見せる為、若いワンチャルームは焦りからやみくもに前に出てしまう。そこへ更にシンダムは左前蹴り・フェイントからの右ヒザ・得意の右ミドルと完全に試合を優位に持っていく。このベテランの素晴らしいテクニックは必見だ!(K.M)

■ルンピニー創立記念 タイ国プロムエタイライト級タイトルマッチ
ペッブンチュー vs ディーゼルレック

F16に2連続KO勝ちして波に乗るディーゼルレックが序盤から豪快に攻撃を仕掛ける。オカッパ頭に似合わずその気の強さは一級品だ!「ちょっと飛ばしすぎでは?」と思うくらい攻めていくそのファイトスタイルは日本でも人気が出そうだ!しかし3R組みに徹するペットブンチューに徐々にロープに詰められてしまう。この辺の堅実な攻めはさすがだ!そしてそのまま組みで捕まえてペットブンチューが勝利。序盤の執拗なローとヒザ(相手の太ももに当てる)も功をそうさず敗北のディーゼルレックだが、その豪快な攻めは面白い!(K.M)

■ルンピニー創立記念 スーパーフライ級
スーパーレック vs セーンマニー

注目の天才児セーンマニー、その眼の良さ・反応力(デフェンス・テクニック)・攻撃のタイミングの良さは非凡。距離を取られては不利なスーパーレックは3Rから組みに作戦を変更。このしつこい組みに付き合ってしまったセンマニーは失速。この辺に若さが出てしまった。そのままスーパーレックが判定で勝利を勝ち取った。距離を取った戦いを続けてれば勝てない相手では無かっただけにセンマニーとしては勿体無い。この注目の天才児の更なる進化に期待したい。セーンチャイが組み対策を叩き込むのか!?(K.M)

■ルンピニー創立記念 タイ国プロムエタイ協会フェザー級タイトルマッチ
サムエー vs ポーゲーウ

ポーゲーウに2pハンディを与える形でのこのカード。今のジムに来てから調子を落としたノンオー(練習しなくなったというウワサも)と共に練習しているサムエーだが!?距離を取って左ミドル一本で戦うサムエーと、片手を首に引っ掛け相手にぶら下がる様な首相撲で戦うポーゲーウ、と対照的なスタイルの2人の対戦、勝敗の鍵は距離か?試合は案の定、組みに来るポーゲーウだが抜群のステップワークとタイミングの良い前蹴りで距離を保ちそこに得意の左ミドルを次々に叩き込んでいくサムエー!ポーゲーウ成す術無しだ!もはやいぶし銀の職人技と言えるサムエーの左ミドル、これは必見!(K.M)

■タイファイト2012 67kgトーナメント
スッサコーン

相変わらず天才的な動きを見せるスッサコーンが攻め倦むモハマッドに襲い掛かる。2Rモハマッドの右アッパーに右ひじをドンピシャで合わせたスッサコーン、一発KOだ!こいつも非凡だ!(K.M)

128--ルンピニー創立記念2012vol.1
とまらない16歳ヨードウィチャー、ノンオーに激勝!(86min)

16歳の怪物ムエカオ ヨードウィチャーがノンオーをもあっさり飲み込む。田舎からでてきてまだ15戦くらいというから恐ろしい。
2012年MVPのペンエーク。セーンチャイ戦のショックから立ち直れるか!?この階級でのライバルの一人、ペットパノムイルンに勝利!
2012年は不調のサゲッダーオだが、モンコンチャイでは厳しい。
ノンビアにも注目されたが、ティントーンが退けた。
英雄ソムラックだが、スタミナ切れでヘロヘロに。ジョムホードは5R終了後すぐ腕立てと腹筋まで披露してスタミナをアピール。

■ルンピニー創立記念 ライト級
ノンオー vs ヨードウィチャー

前回長身ムエカウのトンチャイをあっさり退けたノンオーがまたも同タイプのヨードヴィチャーと対戦。しかし相手は16歳脅威の新鋭だ!インサイドワークと前蹴りに長けるノンオーにヨードヴィチャーは無理に距離を詰めずジャブで様子を伺う。この辺り16歳にしては冷静だ。そして2Rヨードヴィチャーの伸びる右ストレートにノンオーがのけぞる場面も。3R組みに行くヨードヴチャーにリアムで対抗するノンオー。しかし4Rには無尽蔵のスタミナのヨードヴィチャーがノンオーを組みで捕らえ始める。こうなっては身長の低いノンオーは苦しい、そのままヨードヴィチャーが判定勝ち。世代交代の波が来ているという事か。(K.M)

■ルンピニー創立記念 ルンピニースーパーフェザー級タイトルマッチ
ペンエーク vs ペットパノムルン

「次のエースは俺だ!」と言わんばかりに気合の入る両者のスピーディーかつテクニカルな攻防は見応え充分。リーチで劣るペットパノムルンの一歩踏み込んで放つ渾身の左ミドルが素晴らしい。ペンエークも負けじとダイナミックな右ミドルを返す。更に組みに来るペンエークを足払いで何度もこかすペットパノムルン。それでも4R終盤組みに行ったペンエークがヒザを当てていく。しかし両者の差は殆ど無い。この試合も2−1のスプリットデジションだったという。また見たいカードだ。進化し続けるペットパノムルンのテクニックに注目だ!(K.M)

■ルンピニー創立記念 ライト級
サゲッダーオ vs モンコンチャイ

若手の台頭にすっかり影の薄くなった感のあるサッゲダーオと試合によって出来の波が大きいモンコンチャイ。パンチで攻めるモンコンチャイに鼻血を出しながらもあえて打ち合いに出るサッゲダーオ、顔に似合わず気が強い。4R徐々に根負けしたモンコンチャイにパンチ・組みヒザで前進を続けるサッゲダーオ、この辺り地力はさすがだ!モンコンチャイはまたも諦め負け。テクニックが有るだけに勿体無い。(K.M)

■ルンピニー創立記念 スーパーバンタム級
ティントーン vs ノンビア

前回スーパーバンクをヒジ1発でKOしたノンビアのテクニックが相変わらず冴え渡る。しかし地味ながらも堅実な攻めを見せるティントーンが後半若干だがヒザで攻め込んでいく。49−48、48−48、49−48の2−0の僅差でティントーンが勝利。ノンビアーはテクニックに溺れた。(K.M)

■ルンピニー創立記念ムエタイレジェンド賞金マッチ
ソムラック vs ジョムホード

レジェンドファイト再び、しかも300万バーツの賞金マッチだ!前回のラジャに続き登場のソムラック、対するジョームホードはラジャ&ルンピの元王者で、その後ヨーロッパに渡り、WKA、ISKA、WPKLなど数々のキックタイトルを獲得。ヒポリットには負けたが、96年タイのKings Cupではデッカーに完勝、ヨーロッパで日本のMA王者だった伊藤 隆選手などにもKO勝ちするなど外国人キラーだった事もありヨーロッパでの知名度は非常に高い。テクニックでは格段に上を行くソムラックが狙い済ました攻撃を当てまくる。しかし3R以降やはりスタミナが切れるソムラックをジョムホードが組みヒザで追い回す。4Rもはやガス欠の両者、双方共に手が出ない。それでも盛り上がる観客?ルンピニー生誕興行、一つの余興として見るべきか。。(K.M)

■タイファイト2012 67kgトーナメント一回戦
シンマニー ゲオサムリット

序盤から意外にも不用意にパンチを喰らうシンマニー。どこかいつものキレ、力強さが無い。判定で勝ちはしたもののいつもの強さが全く感じられないシンマニー、どうした?(K.M)

127--スーパーファイト2012 vol.15
激闘カード 20日後のリターンマッチ セクサンvsシントンノーイ、ペッタウィーvsヨードトンタイ&ブアカーオが本格復帰 etc.(86min)

泥臭いシントンノーイだが、セクサンと闘うと巧く見えてしまう。激闘必至の二人の攻撃的ムエカオの二戦目。
パコーンのすさまじいボディーへの攻撃。
ゴーンサヤームは悶絶してダウン。
ペッタウィーとヨードトンタイの二戦めは壮絶。ヨードトンタイがペッタウィーを切り裂けば、ペッタウィーもお返しのダウンを奪う。
ノンオーが、注目の新鋭トンチャイを退ける。
本格復帰のブアカーオ。格下の相手に圧勝。気合いも入っているようだ。

■ルンピニー スーパーフェザー級
シントンノーイ vs セクサン

前回の接戦から一ヶ月を待たず、再びルンピーで再戦だ!いつも激闘となるこのカード、期待通り序盤から近距離で攻撃を叩き込み合う両者、意地のぶつかり合いだ!セクサンが攻め込めばシントンノーイが攻め返すといった一進一退の攻防が続く。4R組みヒザで圧倒的にポイントを稼いだセクサンがそのまま判定で逃げ切りか?しかし5R必死に挽回を図るシントンノーイ、果たして判定は?(K.M)

■ルンピニー ライト級
パコーン vsゴンサヤーム

パコーンが若手に2pハンディを与えてのカード。1Rから余裕でパンチをヒットさせていくパコーン、実力差は歴然だ!3Rヒジを上からぶつけて来るゴンサヤームにパコーンは組んでいく。首ロック・足払いなど冷静なパコーンのテクニックが光る!そして4R組みからのヒザ蹴りでKO勝ちしてしまうパコーン。恐ろしい強さだ!(K.M)

■ルンピニー フェザー級
ペッタウィー vs ヨードトンタイ

こちらも一ヶ月を待たず再戦。前回はテクニックで圧倒したものの負けにされたヨードトンタイは、雪辱したい所。1Rから気合充分で攻める。2Rヒジでペッタウィーの顔面を切り裂き圧倒的に優位に立ったと思われたが、ヒジの打ち合いでダウンを屈してしまうヨードトンタイ。ゴングに救われる。3R必死に攻めるヨードトンタイだが眼がつぶれてしまい視界が悪い。カットされ顔面血に染まるペッタウィーの傷をヒジで広げストップ勝ちを狙いたい所だが。。(K.M)

■ルンピニーバンタム級
ラムナンムーン vsラムナンポーン

何度目かのこのカード、勝ったり負けたりだ。セーンチャイと練習しているというラムナムポーン、しかしそれらしい動きは逆にラムナムムーンだ。ヒジにヒジで対抗して逆に相手の顔面をカットするラムナムムーン。3R一気に押し込んで行くラムナムポーンにラムナムムーンは下がりながらテクニックでいなしていく。しかし手数は圧倒的にラムナムポーンだ!そしてそのままラムナムポーンが気合で勝利を呼び込んだ。テクニックはあっても闘争心を見せなくてはいけない。ラムナムムーンは株を落としかねない痛い一敗。(K.M)

■ルンピニー ライト級
ノンオーvsトンチャイ sit

調子の良いノーンオーは序盤からトンチャイを翻弄しまくる。前蹴りとインサイドワークの上手さで長身ムエカウのトンチャイを全く寄せ付けない。そして得意の右ミドルを何十発も叩き込む。この男、ツボにはまると恐ろしく強い!(K.M)

■ルンピニー フェザー級
サムエーvsペットパノムルン

序盤から息をもつかせないハイレベルな攻防が続く。この緊張感あふれる攻防に余計な解説は不要、とにかく見て頂きたい一戦だ!!これだからムエタイはやめられない!気合を入れて臨んだペットパノムルンの本領発揮、こいつやはり注目だ!判定は僅差(本当に)でサムエー、再戦必死、楽しみだ!(K.M)

■タイファイト2012 70kgトーナメント一回戦
ブアカーオ ポープラムック

いきなり金的を受け苦笑のブアカーオ。しかしその後はこれといった武器の無いマウロに好き放題攻めるブアカーオはヒジでノーカウントダウンを奪った所で1R終了。もはやいつブアカーオが仕留めるかに試合の照準が当たるが、、、3R前蹴りからの左フックでダウンを奪い、一気に攻め込みラストは右ヒジでマウロが戦意喪失。格下相手に荒さが目立つブアカーオ、悪くは無いが良くも無く。(K.M)

126--スーパーファイト2012 vol.14
今、最大の注目を集める15歳の天才児 セーンマニー&16歳ヨードウィチャーはMVPゴーンサックを粉砕!(97min)

ポストセーンチャイの呼び声高いセーンマニーは15歳の天才フィームー。すでにルンピニータイトルも獲得済みだ。現在、最も人気の高い選手だ。
こちらも新世代の怪物ヨードウィチャー。まだ16歳ながら、強豪ひしめくルンピニーのスーパーフェザー級をあっというまにとってしまった。この試合では2011年MVPのゴーンサックを飲み込んだ。
セクサンとシントンノーイのタフな二人の激闘は最高だ。
ペッタウィーとヨードトンタイもかみ合って面白い!10代で来日したヨードトンタイもたくましくなった。
注目のテクニシャン対決は電光石火の肘でノンビアが1RKO。
TOMOYUKIがタイファイト一回戦を突破!

■ルンピニー フライ級
プラジャンチャイ vs セーンマニー

先日16歳になったばかりだというのに既にルンピS(105p、108p)、ラジャS(112p、115p)と4本のメジャーベルトを手中にし、ルンピS&ラジャSの年間MVPを同時受賞(初の事だという)し、現在ムエタイ界で大注目を浴びるセーンマニー、この試合はまだ15歳の時のもので、上記のルンピSフライ級タイトルマッチ。その注目のセーンマニー、攻撃のタイミング・相手の呼吸の読み・ディフェンス・そしてカウンターの技量、と全てにおいて勘が冴える!1Rで自分の攻めが通じず既にストレスが溜まるプラジャンチャイだ。3R波に乗るセーンマニーは左ミドルを連発。更にフェイント付きの右ヒザ、追い討ちの左右ミドルとやりたい放題。4Rプラジャンチャイの右ミドルをスウェーでかわしては左ミドルを連発、ストンピングの前蹴りも見事!初期アタチャイを彷彿させる勘のいい動きだ!凄い奴が出てきた!これで強いパンチでも身につければ末恐ろしい、大注目だ!(K.M)

■ルンピニー スーパーフェザー級
ゴーンサック vs ヨードウィチャー

こちらは16歳のヨードヴィチャー。前回得意の左ミドルで勝利したゴーンサックだったが再戦は?3R徹底して組みに持っていくヨードヴィチャーにゴーンサックはコカしを決め、左ミドル・前蹴り・パンチで距離を取る。しかしそれでもしつこく追い回すヨードヴィチャーにどんどん距離を詰められる。そして時折その長身から豪快なヒジをぶつけてくる為、カットされ出血するゴーンサック。4R更にしつこく蛇の様にまとわりつくヨードヴィチャーが、顔面を血に染めスタミナ切れのゴーンサックを体力で押し切り撃破。そしてこの試合は空位のルンピSスーパーフェザー級王座決定戦だった為、ベルトをも手にしたヨードヴィチャー。これでヒザ→ヒジと上下のコンビネーションの精度を上げれば、こちらも末恐ろしい。ヨードヴィチャーはそのままの勢いで2012年スポーツ記者選定のMVPを受賞した!(K.M)

■ルンピニー スーパーフェザー級
シントンノーイ vs セクサン

シントーンノーイが左ボディーから右ストレートを放てばセクサンはスイッチ無しのハイスピードな左ミドルをお返し。ブルファイター同士の両者、3Rには近距離でヒジ・ヒザを打ち合う。シントーンノーイが押し込んでいけば逆にセクサンも攻め返すと、気の強い者同士試合は壮絶な打ち合いへ。更に4R打ち合いが続く中、シントーンノーイがミドルでポイントを上げれば、セクサンは組みヒザを当てていく。この辺りパンチだけでは終わらないセクサンの強みか!?試合は僅差だったがセクサンの判定勝ち。4R後半ロープに押し込んでのヒザが決め手か?やはりセクサンの試合にハズレ無しだ。再戦必死!(K.M)

■ルンピニー フェザー級
ペッタウィー vs ヨードトンタイ

来日時に比べ大人な顔付きになったヨードトンタイと、もはやベテランといっていいペッタヴィー。強引に攻めるペッタヴィーを洗練されたテクニックで捌いていくヨードトンタイ、その戦い方は非常にスマートだ!前半はペッタヴィーの前進にやや戸惑っていたヨードトンタイだったが、4R感覚を掴みその高度なテクニックでぺッタヴィーを翻弄し始める。右回りのステップからの左ミドルを軸に波に乗りかかるが。。更に5Rミドルでの駆け引きを制し判定はヨードトーンタイだろう!?と思われたが、レフリーはペッタヴィーの手を上げる。不器用ながらも前進と手数が物を言ったか!?しかし成長著しいヨードトンタイ、注目しても良いだろう!(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級
スーパーバンク vs ノンビア

前回(sp−117収録)は接戦を繰り広げた両者、今回も序盤から高度なテクニック合戦が見られたが。。しかしノンビアが一瞬の隙を突いて左ヒジ一撃、KOしてしまう。スーパーバンクは足払いをしようとして一瞬下に意識が行ってしまっていた様だ。ヒジの破壊力に改めて驚愕!(K.M)

■ルンピニー バンタム級
チョークプリチャー vs トゥアン

前回は両者顔面を血に染めながらも激戦を展開。そのチョークプリーチャーの不器用&体格不利ながらも果敢に攻めて行く姿勢がいつも観客の心を打つ。トゥアンは右ミドルを返していくが、チョークプリーチャーの恐れを知らない前進に手こずっている様だ。3・4Rと好き放題トゥアンの右ミドルを浴びながらも前進を続けるチョークプリーチャーは大声援を受ける。そして気合で勝利を呼び込んだ!面白い存在だ。(K.M)

■タイファイト2012 70kgトーナメント一回戦
TOMOYUKI(日本) vs Chai Woo Yeong(韓国

両者ともパンチ、ロー、時折回転ヒジを繰り出すなど似た様な技で攻め合う。しかし前蹴り・ミドルキックが出ないので距離が不用意に近くやり難さを感じる。最終R、倒しに来たChoiだったが後半疲れた所を逆にTOMOYUKIがパンチで攻めて勝利。Choiは自ら出した回転ヒジの度にバランスを崩すなど印象も悪い。勝利したTOMOYUKI、次の相手はあのブアカーオだ!(K.M)

125--スーパーファイト2012 vol.13
2012最激闘試合か!ワンチャローン、壮絶大流血の末、大逆転KO!
& ムエマラソン決勝(93min)

ワンチャローンは肘で切られ、血だるまになりながらも凄まじい気迫を見せる。そしてミドルの連打で大逆転のKO勝ち!最高にドラマチックな試合だ。
16歳ヨードウィチャーをなんとかしりぞけた2011年MPのゴーンサック
フィームー モンコンチャイが、パコーンに勝利。
パコーンはフィームーが苦手か。。
ジョムトーン
ケムが貫禄の優勝
天才ムエタイ少女 伊藤が勝利を収める。

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
ゴーンサック vs ヨードウィチャー

WMC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ。16歳という脅威の新鋭ヨードウィチャーがその長身を活かして徹底的に組んでくる。そこに左ミドル・右前蹴りで距離を掴むゴーンサックはさすが!5R終盤のヨードヴィチャーの組み膝に最後まで盛り上がった場内だったが、試合はゴーンサックの、首ロックを許さない手捌き・サイドステップの上手さ・絶妙なストンピングの前蹴り・そして黄金の左ミドルで見事勝利!2011年MVPの面目を保ったゴーンサック、やってくれる!!(M.K)

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
パコーン vs モンコンチャイ

パコーンには相性の悪いモンコンチャイ。。2R後半、気合の入ったコンビネーションでパコーンを攻め込んでいくモンコンチャイ。ロングレンジの右もヒットしコーナーへ追い詰めたところでゴング。今回のモンコンチャイは気合充分だ!直線的な攻めのパコーンに絶妙な距離からの左右ミドルを決めていくリーチの長いモンコンチャイ。前進するパコーンに下がるながらミドルを当ててはまた距離を取る。パコーンに追撃を許さない上手い戦い方だ!モンコンチャイ、いつもの気の緩みも無しだ!(M.K)

■ラジャダムナン ライト級
ジョムトーン vs パーンペット

3R右ミドルで前に出るパーンペットにすかさずパンチを打ち込んでいくジョムトーン。その左ボディストレートと、組みでの突き刺す膝蹴りが強烈!ワンパターンの攻めのパーンペットに4Rもはや守りのジョームトーン。そのパンチに重きを置いたスタイル、面白い!(M.K)

■ラジャダムナン スーパーフライ級
ペンタイ vs ワンチャローン

同じ様な体格・スタイルの両者。ペンタイが肘で切り裂けばワンチャローンがハイキックを当てる。そして試合は両者壮絶な打ち合い・蹴り合いへと。近距離での肘の打ち合いは見るものを興奮させる。そして血だるまになりながらも激しく攻めるワンチャローンに場内大盛り上がり!4R逆に肘を豪快にぶつけていくワンチャローン、何というタフネス!そして何と左ミドルの連打でKOしてしまった。 予想を覆す逆転KO勝利のワンチャローンにチャイスーを見た!(M.K)

■ムエマラソン2012 準決勝
武田一也 vs シリモンコン

唯一残った日本人として頑張って欲しいが。。勇敢に攻める武田にシリモンコンは肘・ハイキックを当てていく。そして最後も下を向いた所をハイキックを浴びKOされてしまう、無念!(M.K)

■ムエマラソン2012 準決勝
ケム vs プラガイセーン

流石にレベルの高い攻防を繰り広げる両者。試合は一進一退の攻め合いが続いたが、僅差でケムが決勝へ!(M.K)

■ムエマラソン2012 決勝
ケム vs シリモンコン

レベル的には差がある両者。ケムが全ての技で上回り圧倒。余裕で優勝を果たし優勝賞金300万円を手に入れた。(M.K)

■ワンソンチャイ クイーンズカップ2012
ホンクワ(タイ) vs 伊藤紗弥(日本

天才少女、伊藤は13歳、相手のホンクワは17歳だという!この試合ワンソンチャイ・ミニマム級タイトルマッチだ。試合は伊藤のディフェンステクニックに攻撃が当らないホンクワはストレスが溜まっていく。そして先手を取るのは伊藤の華麗な右ミドルだ!突破口のつかめないホンクワは組みにもって行くが、組みでも負けない強さを持つ伊藤。判定は3者とも49−47の大差で伊藤の勝利。本場タイでタイ人にも勝利し、タイトルまで手に入れた伊藤、凄い選手だ!(M.K)

124--スーパーファイト2012 vol.12
これぞ、立ち技世界最高峰の技術戦、セーンチャイ vs シンダム 第二戦/
ムエタイレジェンドが復活 ソムラック vs ワンパーデット (76min.)

絶好調のシンダムと本気モードのセーンチャイ。キレキレの二人の試合は、スーパーハイレベルな技術戦。こんな試合は、絶好調ノンオーがセーンチャイに挑んだ時以来だ。
二人の攻防の速い事!だれが見ても凄さがわかる試合だ。まさにプロフェッショナル。
80年代のスーパースターで、現在はプロモーターのワンパーデット
90年代のスーパースター。ソムラックは、ボクシングでもオリンピックで金メダルを獲得した国民的ヒーロー。
ムエマラソンでは日本勢が惨敗。奮起してほしい。

■ラジャダムナン ライト級
セーンチャイ vs シンダム

前回のシンダム勝利から一ヶ月、場所をラジャに移しての再戦。同じ相手には2連敗することが殆ど無いセーンチャイ、果たして今回は?相変わらずシンダムのシャープな右ミドルが先手先手を取っていく。このまま前回の様に・・・と思われたが3R後半、セーンチャイが組みからのこかしを何度も決める。4R気合を入れなおしたシンダムがセーンチャイをロープに追い詰め右ミドルを放射。しかし後半またもいなし・かわし・こかし、そして膝を決めるセーンチャイ。やはり2連敗はしないセーンチャイ。セーンチャイは自分で勝敗をコントロールしてるのでは、と疑惑がもたれているが、この試合をみるとそれもうなずける。あらためて、凄い選手だ。(K.M)

■ムエタイレジェンド スーパーファイト
ソムラック vs ワンパーデット

かつてアマチュアボクシングでタイにオリンピック 初の金メダルをもたらした英雄ソムラック(リングネームはピムアランレックだった) 。ムエタイ時代もその勘の良すぎるディフェンステクニックでほぼ無敵を誇ったが、不運ながら7CH系派に属していた為、タイトルとは無縁だった(ソムチャイ氏系やラジャS系だったならば数本のタイトルは手に入れただろう)。それでも昔、午前中にアマチュアボクシングの試合に出場し、夜からの試合でチャモアペットに勝ったという話は有名な逸話だ!対するワンパデットもかつての名選手。両者の技が交差する度に大盛り上がりのラジャダムナンだ!ソムラックにはカオサイ、ワンパデットにはトーパタックがセコンドに付く。試合は3Rソムラックが肘でワンパディットの顔面をカットしレフリーストップ勝ち。試合後、偉大なる両選手に大歓声が巻き起こる。オールド・ファンは涙物の試合!(K.M)

■ラジャダムナン ライト級
シティサック vs トンチャイ シットンサック

ムエカウ(組み膝系)のトンチャイの蹴り足をキャッチしてはパンチを振るっていくシティサック。3R組み一辺倒のトンチャイにまんまと捕まってしまうシティサックだったが、後半足払いから見事なテンカオ(首を掴まない膝蹴り)を決めたシティサック。しかし4R開始直後コーナー際で組みから崩れかけた所、膝を顔面に喰らってしまったシティサックはそのまま失神。そしてタンカで運ばれた。(K.M)

■ルンピニースーパーフライ級
カタペット vs カーン

3Pハンディマッチ。1R様子見状態から左フックでダウンを奪われるカーン。3R気合を入れて前進するカーンにロープに押し込まれるカタペット。しかしカタペットも後半は下がりながら上手く攻撃を当てていく。1Rのダウン、それが響いてしまったカーンは勿体無い。油断禁物だ!(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級
スーパーバンク vs ニューワンジャン

1Rから飛び込んでの左肘を何度も決めるテクニシャンのスーパーバンク。2R「俺も!」とばかりに右ひじを出したニューワンジャンとスーパーバンクの肘が交差。見事にスーパーバンクの肘がヒットしニューワンジャンがダウン。すかさず前蹴りでKOしたスーパーバンク。やはりこの男もラムナムムーンと並んで注目だ!(K.M)

■ムエマラソン2012 70kg 一回戦
武田一也 vs 清水武

日本でも対戦経験のある両者、その時は武田が勝利しているが今回は!?前に出る清水だが手数が追い付かない。逆に下がる武田の蹴りが良く決まる。2Rパンチで攻勢をかけたい清水だがガードの固い武田に逆に攻め込まれる場面も。3R更に武田はミドル・膝で押し込んで勝利。その右ミドル・右膝蹴りは中々!!(K.M)

■ムエマラソン2012 70kg 一回戦
ケム vs テーブスティン

優勝候補ケムと無名(?)テープスティン。組んで膝のみのテープスティンにケムは絶妙なタイミングの左ミドルを決めまくる。やはり実力差は大きい。(K.M)

■ムエマラソン2012 70kg 一回戦
青柳剛 vs シリモンコン

代打出場の青柳は初めてのタイ人相手に勇敢に挑むが。。1R早くもハイキックでダウンを奪われ、最後は左縦肘を喰らいKOされてしまった。(K.M)

■ムエマラソン2012 70kg 一回戦
プラガイセーン vs アーサー雅仁

やや緊張した表情のアーサーをプラガーイセーンは倒しにかかる。
2R組みからの肘・膝を一方的に喰らうアーサーはレフリーにストップをかけられてしまう。何かしら手を出さないとレフリーは「実力があり」と見てすぐにストップをかける。タイに挑む選手はよく心得て欲しい。(K.M)

123--スーパーファイト2012 vol.11
左ミドル最高峰 ゴーンサック vs 最強タフネス セクサン他
OneSonchai クイーンズカップ2012 (93min.)

左ミドル最高峰、MVPのゴーンサックが、最強タフネス セクサンと激突!ゴーンサックの左が炸裂する。
ヨードウィチャーがついにラジャ最高峰のパコーンと激突。
トップファイターのシントンノーイがカイムックカオを圧倒
クイーンカップ2012
日本の怪物、無敗の村上リエが、タイの16歳の怪物ファシトーンと激突!

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
ゴーンサック シッブーンミ vs セクサン オークワンムアン

2pハンディマッチ。ゴーンサックの左ミドルにパンチを返していくセクサン、やはり激しい。更に飛び込んで放つ右ヒザが強烈だ!3Rロープ際のゴ-ンサックにセクサンのパンチがヒット、すかさず攻め込むセクサンに負けじと左ミドルを返すゴーンサック。パンチも打ち返すがやはりセクサンの強烈パンチに引いてしまう。4R更に倒しに出るセクサンに得意の左ミドルを決めるゴーンサック。やはりセクサンの試合はいつも激しくて面白い!試合は攻められながらも左でポイントを稼いだゴーンサックが辛勝!(K.M)

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
パコーン vs ヨードウィチャー

新鋭ヨードヴィチャーが強敵パコーンに挑む。4R身長の低いパコーンが逆に組みでヨードウィチャーをロープに追い詰めるも負けじとヒザの手数を出すヨードウィチャー。そして今度は逆にヨードウィチャーがパコーンをロープまで押して行く。テクニックのパコーンか体格を利したヨードウィチャーか?5R終盤どちらも勝利を確信するが結果はドロー。体格差に苦しんだパコーンだがテクニックは流石だ!(K.M)

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
シントンノーイ vs カイムックカオ

パンチから攻め込んでいくシントンノーイに、カイムックカオは様子見だ。しかし3R左ミドルを放ったままの片足状態でシントンノーイの左肘を喰らいダウンするカイムックカオ。そのまま3度ダウンを奪われレフリーストップ!元気の無いカイムックカオ。ジム移籍の件などが影響しているのだろうか。(K.M)

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
モンコンチャイ vs パーンペット

イケイケのモンコンチャイがパーンペットを追い込んでいく。対してパーンペットは冷静に蹴りを返していくが、どうしても下がってしまい印象は悪い。4R気合を入れて前に出て行くパーンペットだが、今度はモンコンチャイのテクニックにあしらわれてしまい上手く攻め込めない。パーンペットは自己の決め技・スタイルの確立が課題か?中途半端さは否めない。(K.M)

■OneSonchai クイーンズカップ2012
ファシトーン vs 村上リエ

ソンチャイプロモーションNo.1天才少女だというファシートーンは16歳で60戦負けは3つ(強すぎてここ最近の4試合は男子と試合)という強豪。対して
これまでワンソンチャイ、WPMO、J−Girlsなどのベルトを手に入れてきた村上は現在31戦無敗で日本では敵無し状態。試合は落ち着いているファシートーンに対し村上は動きが堅い。手を出さない両者にレフリーが注意する場面も。隙を見ては一気に攻め込みたい村上だがファシートーンは冷静に蹴りを返していく。そしてハイキックもヒットしかける。技を出すタイミングは流石だ!どんどん距離を詰めてくるファーシートーンに村上はやりづららそうだ。更に村上はパンチを受けてノーカウントダウンしてしまう。このファシートーン、技が凄い・きれいとか言うよりも相手の良さを消してしまう戦い方を持っている選手だ。32戦目で初黒星を屈してしまった村上、しかし日本では対戦相手が居ない。やはり敵はタイ人なのか?再戦はあるのか。(K.M)

■OneSonchai クイーンズカップ2012
ノーンギフト vs ジェット イズミ

相手の軸足を刈るようなローキックを出していくジェットだが、ノーンギフトの躍動感溢れる攻撃に一気に押し込まれてしまい印象が悪い。もっと手数・足数が欲しい。(K.M)

■OneSonchai クイーンズカップ2012
ルークナム vs 三堀 SMILE 美弥子
J−Girlsミニフライ級4位の三越がワンソンチャイ・ライトフライ級ワールドムエタイタイトル戦に挑む。初回からガンガン攻める三越にルークナムはガードを固め組んでのヒザだ!アグレッシブに攻める三越だがルークナムの膝蹴りにポイントを奪われてしまう。3者とも50−47とポイントでは大差だったが、しかしその元気の良い三堀の攻めにタイ人解説も大喜び!負けはしたが最後まで攻め続けた三堀の姿勢は素晴らしい。また挑戦して欲しい! (K.M)

122--スーパータフネス セクサン トレーニング vol.2 他(73min.)

彼の試合にハズレはない!ファイターで、ムエタイ界NO.1のタフネスを誇る セクサンのトレーニング第二弾。 試合でみせるタフネスはどこからくるのか。
ファイターのセクサンだが、基本はムエカオ。3人を一人で相手する、スーパーハードなクリンチワーク(首相撲)の練習をみると、そのタフさも納得出来る。
ムエインフォ注目のフィームー ラムナンムーン
ダン ソープルンジット
ポープラムックのセーンゲンは、新鋭ワチャラチャイをハイキックKO。SPDVD119の中でジュードトレーナーが教えていたハイキック。見事だ。

■オークワンムアン×ソーソンマイ ジム トレーニング vol.2
セクサン クリンチワーク 他

セクサンの試合はほぼ間違いなく激闘になり面白い。そのセクサンはどんなトレーニングを行っているのか。サンドバック打ちはフォームの確認などお構いなしに一発一発を気合で打ち込みまくる。確かにフォームは雑だが「相手を粉砕する」と言わんばかりの気合のサンドバック打ちは見物!かつてのムエタイ選手等にあった殺気すら感じる。そしてリング上で首相撲へと続き、セクサンは相手を変えながら永遠とおこなう。その中の一人にはベテラントップファイターのルンラットの姿も。パンチがクローズアップされるがセクンだが組みでも上手さを見せる。また、その躍動感溢れる膝蹴りは面白い。このようなとんでもなく無骨なファイターがでてくるのがムエタイの非常に面白いところだ。(K.M)

■ラジャダムナン バンタム級
ラムナンムーン vs ヨードモンコン

2R両者の華麗なミドルキック合戦が続く。そこに唐突にパンチをぶち込んでいくラムナムムーン、頭にも冴えを見せる。3Rも一進一退の攻防に盛り上がる場内。そして4Rパンチで前に出るラムナムムーンにテクニックを駆使してミドル・膝を当てていくヨードモンコン。前に出るラムナムムーンか?下がりながら的確に当てていくヨードモンコンか!?(K.M)

■ラジャダムナン スーパーフライ級
ダン ソープルンジット vs デンサイアム

1Rからゴリ押しで攻めるダンにデンサヤームは圧倒され手が出ない。2R前に出たデンサヤームにタウンターの左フックを当てるダン。意識が飛びかけるデンサヤームに更に襲い掛かり左フックでダウンを奪う(ノーカウントだが)。3R攻め疲れたのかやや休むダンに組みに来るデンサヤーム。4Rも最初は豪快に攻めまくるダンだったが。。後半もはやスタミナの残っていないダンにデンサヤームは前へ前へと攻めてい。ダンはスタミナ配分ミスか。大逆転を果たしたデンサヤーム!(K.M)

■CH3 ISUZU 142P
ワチャラチャイ ラチャノン vs セーンゲン

アマチュアボクシングでオリンピック銅メダリストが会長のラチャノンジムとブアカーオ無き新生ポープラムックジム、両ジム期待の新鋭同士によるカード。3R早々パンチをヒットさせ攻勢に出るセーンゲン、それに対しワチャラチャイは体格を生かして組みで圧力をかける。ワチャラチャイの前進に後退し始めてしまうセーンゲン。しかし4Rワチャラチャイが組みから膝を打った直後の僅かな隙を逃さず右ハイキックを筋にヒットさせKOしてしまうセーンゲン、見事だ!3Rバーツを貰いご満悦のセーンゲン等ジム一同。頑張って欲しい!(K.M)

121--スーパーファイト2012 vol.10
待望の最高峰決戦!シンダムがセーンチャイを撃破
& アヌワット伝説初期の大逆転KO。ヨードブアガム戦(83min.)

シンダムとセーンチャイの最高峰二人の一騎打ち。シンダムの勢いがセーンチャイを圧倒!二人のテクニックは立ち技やってるなら見なきゃいけません。
KOマシーン アヌワットの醍醐味は大逆転KO。4Rまでフィームー ヨードブアガムに翻弄されるアヌワットだが、最終ラウンド、ついにその豪腕が炸裂。鳥肌たちます。

■ルンピニー ライト級タイトルマッチ
シンダム ギャットム−9 vs セーンチャイ

ルンピSライト級タイトルマッチ。調子を上げてきたシンダムがセーンチャイと対戦した注目の一戦。序盤からシンダムの得意の右ミドルが唸りを上げる。相手の呼吸の読み、放つタイミングは絶品だ!3Rリーチで劣るセーンチャイは「攻めよう、攻めよう!」という気持ちが裏目となりカウンターの餌食に。焦るセーンチャイは4R更なる追撃を浴びることになる。セーンチャイの負けパターンの一つ「自分から攻めカウンターを喰らってしまう」、そんな試合だ。(K.M)

■ルンピニー ライト級
ディーゼルレック vs F16 ラチャノン

前回、不用意にハイキックを喰らいKO負けしたF16は何としてでも雪辱したい所。両者気合全開で攻め合う、その緊張感がスリリングだ!ディーゼルレックが放つ強烈な右ミドルからの不意の右ローをまともに喰らい足が効いてしまうF16。距離を詰め組みにもって行きたいが足の踏ん張りが効かない。4Rもはや組みにしか来ないF16にディーゼルレックはやりたい放題だ!5Rパンチで逆転KOを狙うF16を左ドル連打でぶっ飛ばしまたしてもKOしてしまうディーゼルレック、こいつは面白い!注目していきたい。(K.M)

■ルンピニー スーパーライト級
ダミアン vs アランチャイ

ルンピニー外国人王者のダミアンが登場!タイ人の誇りと意地で負けられないアランチャイだが、体格にまさるダミアンの圧力にやや戸惑っている印象。1Rダミアンが飛び込み際に放った左フックでダウンを奪う、見事だ!ゴングに救われたアランチャイは2R必死に攻め返すが、余裕を見せるダミアンは冷静に肘・で迎撃。この男やはりムエタイをやらせたらレベルは高い。組みでのバランスの悪さ(投げられ過ぎだ!)と5Rの詰めの甘さ(ローを喰らい危ない場面も)を克服して更なる上を目指して欲しい。そろそろビッグネームとの対戦が見たい。ダミアンはタイトル防衛だ!(K.M)

■ルンピニースーパーフライ級
ムアンタイ vs スーパーレック ウォーサンプラパイ

「小型シンダム」スーパーレックは前に出てくるムアンタイを右ミドル、膝、肘で迎撃、さすがに同じジムの先輩シンダムに似ている。必死に前に出るムアンタイだが、いかんせん単調さは否めない。戦い方にも一工夫欲しい。しかし4Rムアンタイは組みから投げを連発、印象の悪いスーパーレックが今度は前に出る、もはや両者消耗戦。気力勝負となったこの試合、勝つのはどっちだ!?(K.M)

■ルンピニースーパーフライ級
ワンチャローン vs チョークプリチャー

体格もスタイルも似ている両者。テクニックで撹乱するワンチャローンに
チョークプリーチャーは左パンチを豪快に振るっていく、当ったら危険だ!そして3R左を速射していくチョークプリチャーに試合はヒートアップ!4R蹴り足を掴んだまま放った右ストレートがヒット。勢いのまらないチョークプチャー、テクニックを気合で粉砕するその心意気。5R守りのワンチャローンに気合で一撃一撃を当てていくチョークプリチャーに大歓声が上がる。やはり現代版「ランボー(ポンシリ)」だ!(K.M)

■ルックバック ムエタイ2002
ヨードブアガム vs アヌワット ゲオサムリット
2002年12月3日ルンピS<122p>「ルンピS生誕46年記念興行(メイン第6試合はsp−116収録のセーンヒランvsセーンチャイ戦)。 軽量級時代にもアヌワットがパンチで一発KO勝ちの過去のある両者。序盤からアヌワットがヨードブアガムの細い足・細いボディーを狙っていく。ヨードブアガームは前蹴りとインサイドワークの上手さを見せ隙有らばミドルを当てていく。しかしアヌワットの重いパンチが振られる度に緊張が走る。3Rアヌワットが出始めるがヨードブアガムは下がりながらいなし・かわし、ミドル・肘・膝とテクニックを見せる。4R波に乗るヨードブアガムがジャブからのミドル・膝で試合を一気に引き離す。5R勝利は目前のヨードブアガームにパンチで襲い掛かるアヌワット、その豪快に振り回した右がロープ際でヒット!そのまま連打を喰らいダウンするヨードブアガムに場内大興奮。2度目のダウンでロープにもたれ掛かるヨードブアガムをレフリーがストップ、見事な逆転KO勝利だ! (K.M)

120--スーパーファイト2012 vol.9 KO続出!
ジョムトーン、注目の新鋭ムエカオにKOの洗礼! (79min.)

注目のムエカオ トンチャイだったが、ジョムトーンはさすが!貫禄をみせるKOだ!
 
重量級の新鋭ディーゼルレックはF16をハイキックでKO。見事の一言。
 
何度となく対戦しているライバルのノンオー、シンダム。今年の調子は圧倒的にシンダムが上。ノンオーはなす術ない。
 
ムエタイインフォ注目のテクニシャン、ラムナンムーン。

■ルンピニー スーパーフェザー級
ジョムトーン vs トンチャイ シットンサック

2pハンディ戦だ。テクニシャン・パンチファイターに変しつつあるジョムトーンに新鋭ムエカウのトンチャイが挑む。2R開始早々ジョムトーンの左ストレートがヒット!危ないと見たトンチャイは強引に組みに行くが、、逆にジョムトーンは下がりながら上手く距離を取りパンチ・ミドルを当てていく。ボディーで下に意識を向けて上手く左ストレートをヒットさせる。そして3R半身で不用意に距離を詰めてきたトンチャイに左ストレート一撃でKOしてしまうジョムトーン、見事だ!左フック・ボディー・ミドルで揺さぶりかけて置いて渾身のストレートでKO、この戦略の上手さと高いパンチ技術でどんどんKOを築いていって欲しい!(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級
サムエー vs トーン

過去サムエーには勝てないトーンは2pを貰っての対戦、なんとしてでも勝ちたいが。しかし今回もサームエーの電光石火の左ミドルがさえわたる!トーンも前蹴り・右ミドルを上手く当てていくのだが。。サムエーはキャッチされた蹴り足を相手の上に飛び乗る様にして外す高等テクニックも見せる、この辺流石だ!ムエーがパンチのフェイントからミドル・ロー・ミドルと使い分ける。防御が間に合わず焦るトーンはドンドン前に出てしまい、そこにサムエーの狙い済ました左ミドルをバシバシ浴びてしまう。このサムエーの術中にはまってしまった試合だ。レベルが高い攻防。(K.M)

■ルンピニー スーパーフライ級
ソンコム vs ヌンテープ

相変わらずテクニックが冴えるヌンテープは1Rソンコムのガードの隙間からパンチを当てる上手さを見せる。2R逆にソンコムがパンチで前に出始める。3R開始早々、一気にパンチを振るっていったヌンテープだが逆にソンコムが豪快に放った左フック一発で寝てしまう。恐ろしい破壊力だ!(K.M)

■ルンピニースーパーフェザー級
F16 vs ディーゼルレック

褐色で野性的なF16と、色白でおかっぱ頭のディーゼルレックという対照的な両者。しかしお互いオーソドックスで同じ様な身長・スタイル、組まずにバチバチに打ち合う。2Rディーゼルレックのパンチを喰らい、やや後退してしまうF16、弱気を悟られてはマズイぞ!3R流石に組みでは優位に立つF16に、臆すること無く前に出るディーゼルレック。そしてF16の右ミドルをキャッチしたディーゼルレックはそまま払いのけ右ハイキック2連打。その2発目が横を向いた状態のF16に見事にヒット、そのまま崩れ落ちるF16。ディーゼルレックの今後に期待だ!(K.M)

■ルンピニー ライト級
シンダム vs ノンオー

またもや組まれたこのカード、しかしミドルキックが得意な両者はいつも試合が噛み合い、高レベルの蹴り合いが展開される。しかし今回シンダムの精度の高い右ミドルに先手を取られ、後手に回ってしまうノンオー。そして膝蹴りも冴えるシンダム、そのテクニカルな膝蹴りは美しい。4Rシンダムの膝蹴りに完全に失速してしまうノンオー。5R鼻血を出しながらパンチで前に出たが今のノンオーには厳しい。この試合ルンピSライト級タイトルマッチだ。(K.M)

■ルンピニー ライト級
ペッブンチュー vs ワンチャルーム Aod

前回得意の組みで負けてしまい後がないペッブンチュー。2連敗は許されない。ワンチャルームは若さ溢れる粋の良い攻撃をガンガン当てていく。3R組みに持っていこうとするペッブンチューにワンチャルームは強引に肘・膝・前蹴りを放っていく。やや雑ではあるがその思い切りの良さは買いだ!振りの大きい・相手を突き破らんばかりの膝蹴りに4Rまでは圧倒的にワンチャルームの試合だと思われる。5R必死に前に出るペッブンチューに勝利を確信して下がるワンチャルーム。ペッブンチューが意地を見せるか?果たして判定はどちらへ?(K.M)

■ラジャダムナン スーパーフライ級
ラムナンポーン vs ラムナムムーン

1R早くも組んでは膝を放っていくラムナムポーンにラムナムムーンは冷静に前蹴りとパンチで距離を取る。真っ直ぐにしか組んでこないラムナムポーンに右肘・左縦肘を豪快に当てまくるラムナムムーン、この辺の臨機応変は流石だ!3R頭にべったりワセリンを塗ったラムナムポーンは一気に前に出てきてハイキックもヒットさせ、波に乗りかけるが。しかしこれには冷静に下がりながらミドルでポイントをとるラムナムムーン。4R今度はパンチで逆に前に出るラムナムムーン。必死に反撃するラムナムポーンに場内盛り上がる。前回の雪辱を果たすと共にラジャSのスーパーフライ級のベルトも手にしたラムナムムーン。その多彩な攻撃パターンは見事。進化しているこの男に注目、プラートーン・ジョッキージムを彷彿させる!(K.M)


119--再始動ポープラムック2012トレーニング & ムエタイ新世代2012/
ヨードウィチャー、ラムナンムーン、トンチャイsit 他(63min.)

名トレーナーのジュード氏がジムに復帰し、4人だけで再スタートをきったポープラムック。若い選手を痛めつけておしえるシーンは、カメラの前ではなかなか見せないので、印象的だ。
セーンゲンに真剣にテクニックを教えるジュードトレーナー。なかなか見れないシーンで面白い。
ヨードウィチャーは、ポープラムックのセーンゲンに完勝。
注目のテクニシャン、ラムナンムーンが、見事なKOをみせる。

■ポープラムックジム トレーニング2012
ジュード×セーンゲン チョーノッパラット
ブアカーオ、ポンサワン(ボクシングWBA世界王者)、コンパヤック(ボクシングWBC世界王者)らがジムを去り、彼らをはじめナムサックノーイなども育てた名トレーナーのジュード氏がジムに復帰した。新人戦にでる十代の若い選手や新しい看板選手のセーンゲンを、真剣に教えるジュードトレーナー。まだ子供の選手をミットうちで痛めつけて教えるシーンが印象的。若い選手はそれでも果敢に食い下がる。また、新しくジムに加入したセーンゲンを、ヨードウィチャー戦にむけ、真剣にテクニックを教えるシーンもおもしろい。このようなシーンはなかなか見られないので貴重だ。また、スター選手をつくりあげてほしいところだ。

■ルンピニー スーパーフェザー級
ヨードウィチャー vs セーンゲン チョーノッパラット
現在ムエタイ界をせっけんする若手の一人、ヨードウィチャー。まだ学生という若さと、長身を生かした、首相撲からのひざ、肘は脅威だ。拳をいためパンチのだせないセーンゲンは後半、ヨードウィチャーの首相撲につかまり失速。

■ルンピニー バンタム級
ロムタレー vs ラムナンムーン
新鋭のフィームー ラムナンムーンがロムタレーを翻弄し、最後はパンチでKO。ラムナンムーンは今後注目の選手だ。

■ルンピニー スーパーフェザー級
ヨードトゥアントーン vs トンチャイ シットンサック
ラジャの若手ムエカオではヨードウィチャーが注目されるが、ルンピニーでは、同じタイプでトンチャイ シットンサックが躍進中。ペッブンチューのように体格を生かしたワンパターンのムエカオではなく、パンチやミドルも使う器用さがあるので面白い存在になりそうだ。ペッティンディーのヨードトゥアントーンに完勝。

118--最狂の暴れ馬セクサン、
オークワンムアン ジム & ソーソンマイ ジム トレーニング vol1 他(59min.)

決してうまくないセクサンだが、独特のフォームで思い切りミットに打ち込んでいく。ハートの強さとタフネスは超一流だ。こういう選手がでてくるのもムエタイならでは。
危険な新鋭ムエカオ ヨードウィチャーも激しいファイトでしりぞける。

■オークワンジム×ソーソンマイジム
セクサン オークワンムアン トレーニング
現在ムエタイ界を面白くしている選手の代表がセクサンだろう。セクサンといえば信じられないタフさが売りの攻撃的選手で、2011年のラジャダムナンでのカイムックカオとの激闘は記憶に新しい。(SPDVD98)。ムエタイでは膝のカウンターをもらうのでタブーとされている左ボディーフックをガンガンだすという常識外の選手だ。セクサンが所属するオークワンムアンはラジャダムナンのプロモーションでもあるソーソンマイジムと同じ場所でトレーニングを行う。決して奇麗なフォームではないセクサンだが、このような選手がでてくるのが面白い。

■ラジャダムナン フェザー級
セクサン オークワンムアン vs ヨードウィチャー
2012年注目の若手二人の激突。若く勢いのあるヨードウィチャー、と激闘メーカー セクサンの試合は予想通り、激しい試合に。長身から繰り出す膝と肘が強烈なヨードウィチャー。セクサンはローキックとパンチを強引に打ち込んでいく。すさまじい激闘だが、後半はセクサンのタフさにあらためておどらおかされる。セクサンの試合は必ず面白くなる。

■ラジャダムナン フェザー級
シントンノーイ ポーテラクン vs ヨードウィチャー
若く体格で勝るヨードウィチャーと経験豊富なムエカオのトップファイター シントンノーイの、注目の新旧ムエカオ対決。シントンノーイは31歳、ヨードウィチャーはまだ十代の学生ナックムエだ。

■ラジャダムナン スーパーバンタム級
ヨードトンタイ ポーテラクン vs スーパーバンク
ヨードトンタイは十代でムエロークで来日して以来、ラジャの軽量級で活躍し続けているが、たくましくなってきた。スーパーバンクは注目のサウスポーのフィームーだ。

■ルンピニー バンタム級
ペットモラコット vs マナサック ナルパイ

117--2011ムエタイ最優秀選手 ゴーンサック &
シッブンミージム トレーニング vol1 他(78min.)

2011年んお最優秀ムエタイジム、シッブンミー。ムエタイが伝統的に強い、イサン地方ブリーラム圏の名門で、チャンプアックやサムゴーなどスター選手を排出してきた。
現在のスターはもちろん2011年最優秀選手のゴーンサック。その左ミドルはサムエーと双璧。世界最高峰の左の持ち主だ。
シッブンミーの体力作りは徹底的。じっくりご覧ください。首相撲もハードだ!!

■2011最優秀ムエタイジム シッブンミージムトレーニング vol.1
2011最優秀ムエタイ選手 ゴーンサック シッブンミー

現在No.1左ミドルの使い手の一人で2011年ムエタイ最優勝選手のゴーンサック在籍シットブンミージムのトレーニング映像。ランニングからロープ(2重飛びも取り入れている、珍しい?)へと時間はゆっくりと過ぎていく。そしてシャドーから首相撲へと続く。この首相撲ゴーンサックは相手を変えて、ため息が出てしまうほど永遠と続く。しかしムエタイはこれが出来ないと話にならない。こうやって技術+基礎体力が養われていくのだ!(K.M)

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
ペットエーク vs ゴーンサック シッブンミー

2Rペッエークの右ストレートがヒットし一瞬腰が砕けてしまうゴーンサック、一気に倒しにかかるがKOチャンスを逃してしまう。ゴーンサックやや余裕を見せてしまったか?3R盛り返しを図るゴーンサックが狙いすました左ミドルを当てまくる、2連打も決める。組んでもペッエークに膝を打たせない上手さを見せ、離れては左ミドル・左ストレート・左膝を駆使してポイントを上げていく。この辺りゴーンサックの左スタイルの個性が発揮されて行く!(K.M)

■ラジャダムナン スーパーバンタム級
ノンビア vs スーパーバンク

テクニシャン同士の対決は両者一発を狙うかの様な緊張感が面白い。攻めるスーパーバンクに受けるノンビアという図式だが「両者テクニックなら俺の方が上だ!」と言わんばかりのテクニック合戦が見られる。4R攻め疲れながらも手数を出し続けたスーパーバンクに試合は傾いたかと思われたが、5R今度はノンビアが徹底して組み膝に転じる。果たして判定は?賭け師達も盛り上がる。(K.M)

■ルンピニーSフライ級
ダン vs メーテー

軽量級時代から活躍してきた名門ソー・プルンジットジムのダン、その一発一発気合を入れてガンガン攻めまくるスタイルが頼もしい。ボディーも織り交ぜ初回から倒しに行く。そして3R組みからの右縦肘一発でメーティーは前のめりに崩れ落ちる、戦慄の一発だ!この男やってくれる。ダメージの大きいメーティーは担架で運ばれた。(K.M)

■ルンピニー Sフライ級
ラムナンムーン vs ラムナンポーン

両者の名前がややこしい(笑)1Rから多彩なパンチコンビで攻めるラムナムムーン、特に右アッパーなど中々。3Rラムナムポーンが組みに来る。ラムナムーンは突き放してはパンチを打ち込んでいくが、やはりラムナムポーンのしつこい組みに徐々に根負けして行ってしまう。。やはりラムナムムーンの弱点は組みなのか。(K.M)

116--頂上決戦2012 最高峰セーンチャイにMVPペンエークが挑む!(97min.)

蝶のように舞い、ハチのように刺す、最高峰セーンチャイに、なすすべなく翻弄されるMVPのペンエーク。ここまでの差は衝撃的だった。
 
シンダムが次代のホープ、ワンチャルームに、ひとまず決着をつける。
ノンオーは、カモにしているペッブンチューに勝利するも、動きはいまいちだ。
火の玉ボーイ、ワンチャローンは、このクラスでは、しっかりと地位を固めている。
新鋭スーパーレックと2年前には相手がいないほど強かったパランポンの対戦。
2002年のルンピニー創立記念工業。全盛期のセーンヒランだが、セーンチャイになかなか触れない。貴重な映像だ。

■ルンピニーSフェザー級
セーンチャイ vs ペンエーク

前回サームエーに勝利し一気にトップに躍り出た感のあるペンエークが帝王セーンチャイに挑む。しかし全く歯が立たない、、2Rショートレンジの左ストレートを受け、面くらうペンエークは以降攻撃が荒くなり 完全にセーンチャイに手玉に取られる。3R、もはやあまりの実力差に試合は成り立たず。ペンエークは攻めが散漫・決め技が無い・無策振り、、再戦はあるのか?(K.M)

■ルンピニー ライト級
シンダム vs ワンチャルーム Aod

前回ドローだったカードの再戦だ。1Rから若さ溢れる力強い攻撃を仕掛けるワンチャルームにそれを受けて立つシンダム。序盤から中々激しい攻防が続く。3R更にプレス強めるワンチャルームだが組みになるとパワーのワンチャルームより、リズミカルに放たれるテクニカルなシンダムの膝の方がよく当たる。4R焦るワンチャルームの前進を下がりながら放つミドル・膝で迎撃するシンダム、もはや勝負ありだ。既にベテランの域にあるシンダムが若手の進撃を阻んだ。(K.M

■ルンピニー ライト級
ノンオーvs ペッブンチュー

過去1RKO勝ちするなどノンオーはペッブンチューに対し苦手意識は無いと思われ、序盤から軽やかな動きでペッブンチューに揺さ振りをかける。3R組みになってもコントロールの上手さで上を行くノンオー。ガチガチのペッブンチューに足払い・リアム・下がりながらのミドルetcとテクニックで格段に上を行くノンオーが勝利。そろそろペットブンチューのメッキが剥がれ始めてきたか。(K.M)

■ルンピニーフライ級
ワンチャローン vs チョークナムチャイ

パンチ・ローで倒しにかかるサウスポーのワンチャローンに、時折鋭い右ミドルを返してやるチョークナムチャイ。3Rワンチャローンは一気に倒しにかかる
がそれを組みで阻止するチョークナムチャイ、組みの展開では一枚上手だ。しかし4Rワンチャローンの左ミドルを不用意に喰らい、効いてしまったチョークナムチャイはズルズルと下がってしまう。。「だからヨックバン(足ガード)しろって!」(K.M)

■ルンピニー フライ級
スーパーレック vs パランポン

再戦だ!前回勝利しているスーパーレックは余裕を見せ、脳天に刺す様な縦肘も見せる。対してリベンジに燃えるパランポンは静かなる闘志を灯し鼻息が荒い。テクニックでは劣らないパランポンだがリーチの差・前に出る押しの強さに下がらざるを得ない。特にスーパーレックの突き上げる膝は驚異だ!(K.M)

■ラジャダムナン ライト級
F16 vs ヨードトゥアントーン

こちらも再戦。一時期の勢いは失われてしまった感のF16は同じ相手に2連敗はしたくない所。前に出る圧力が売りのF16だが今回は頭を使い始めた。蹴り合いでも上を行き、フォローの前蹴りも上手い。そして組めばガッチリとロックして膝を叩き込んでいく、この辺は真骨頂だ!サムエーやノンオーが応援するが、ヨードトゥワントーン一歩及ばず。F16は、もっとテクニックを身に付け上を狙ってほしい!(K.M)

■ルックバック ムエタイ
セーンヒラン vs セーンチャイ

02年12月3日ルンピS(123p)「ルンピS生誕46年記念興行」でのメイン。両者共に当時22歳。セーンヒランは過去にノンタチャイ、ワチャラチャイ、ダーオウドンなどの強豪をKOするなどパンチ力が有り、アヌワットに逆転で勝利するなど地力がある。片やセーンチャイはこの年のラジャSのMVPを獲得(まだこの頃はラジャ系ワンソンチャイの選手だった筈)年間戦績9戦8勝1敗とある。夢のカードと言えたがテクニックでは格段にセーンチャイが上を行く。しかし1発の威力を誇るセーンヒランが隙あらば一気に倒してやると襲いかかるので、今のセーンチャイには見られない様な集中力・緊張感・そして本気な姿が見られる。セーンヒランのパンチ・肘がかすめればセーンチャイもお返しとばかりに前蹴りで吹っ飛ばし、パンチを当てていく。そして左ミドルをバシバシ決めていく。この一瞬たりとも目の離せない攻防、是非じっくり集中して見て頂きたい。セーンチャイの一番の武器はテクニックというより駆け引きの上手さか?(K.M)

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